・自然環境が破綻してしまった地球から脱出し、宇宙生活を送る。
・艦長室にあるホログラム式記念写真によれば2775年から就任しており、30年目。
・日々の仕事といえば、オート(アクシオムのコンピュータ)が報告するアクシオムに異常の無いことの確認と、1日1回の朝の艦内放送くらい。
・操作マニュアルの本を「マヌエル」と呼ぶなど艦長としては知識不足が目立つ。
・EVEが持ち帰った植物から地球に興味を持つようになり、地球帰還を決意。
・作中では他の登場人物に名前を呼ばれることも無かったが、劇中でホログラム式の記念写真には『B. McCrea』と言う名前が記されていた。
・日本語吹替版を務めたのは草刈正雄。
WALL・E(ウォーリー)
(ウォーリー)
主人公
本名 | Waste Allocation Load Lifter : Earth-Class” (ゴミ配置積載運搬機地球型) |
誕生日 | 2008/6/27 |
職業 | ゴミを集めて積み上げるという仕事を700年間続けている地球最後のゴミ処理ロボット |
・集めたゴミを体内に入れ、キューブ状に圧縮する機能を搭載。
・壊れても他のパーツと交換する事で容易く修理可能な設計。
・両目の間には鉄をも切れる高熱レーザーを備える。
・太陽エネルギーで充電するソーラーパネル、音声録音・画像録画機能、異常気象感知、そして自身をキューブ状に変形(収縮)するという機能を搭載。
・彼以外にも無数のWALL・Eがいたが全て機能を停止しており、共食い整備の対象となっている。
・性格は好奇心旺盛でちょっと寂しがり屋。
・長い年月の間に、感情を持つというシステムエラーが生じた。
・仕事の傍ら、趣味でゴミの山の中から自身の感性に合った宝物を集めている。
・宝物の1つ、ミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』のビデオに憧れ、いつか誰かと手をつなぐことを夢みている。
・劇場パンフレットでは、性別は「男の子」と記されている。
・ウォーリーは太陽電池で動いているが、充電完了時もしくは再起動した時の起動音はMacintoshの起動音である。
EVE(イヴ)
(ウォーリー)
本名 | Extraterrestrial Vegetation Evaluator(宇宙からやって来た植物探査機) |
誕生日 | 2008/6/27 |
職業 | 地球に派遣された植物探査ロボット |
・ちょっとクールで感情豊かな性格の、白く輝く最新型ロボット。
・信じられないくらい美しい。
・物質を分析するスキャナーを搭載。
・武力行使が許可されているため右手には光線銃(ブラスター砲)を装備している。
・巨大な岩や船を吹き飛ばすなど、威力もなかなかのもの。
・WALL・E同様に彼女以外にも複数のEVEが存在する。
・待機中や機能停止中は卵のような姿に変形する。
・真面目な性格でいつも任務の事ばかり考えている。
・「植物を艦長の元へ届ける」という任務を忠実に守ろうとする。
・やや乱暴な所もあり、何かある度に光線銃を発射している。
・劇場パンフレットでは、性別は「女の子」と記されている。
・初回限定版DVD2Disc版の特典内で、EVEの趣味は「海辺を散歩すること」とされている。
・iPodのデザインチームのトップデザイナーがイヴのプロトタイプを見てアドバイスをしている。
・操舵輪のような姿をしており、実際に回すとアクシオムが傾く。
・人工知能を搭載し、艦長に代わってアクシオムの操縦から艦内のシステム管理まで、実質的にそのほとんどをコントロールしている。
・実はアクシオムを決して地球に帰還させないという極秘任務を700年前から与えられていた。
・武器としては、致命的なダメージを与える強力なスタンガンを武装している。
・赤い目のデザインはHAL 9000に敬意を表した物である。
・英語版の声は、Macintoshの音声合成ソフトであるMacinTalkで作成されている。
・除染ロボット。
・手に電動ブラシを搭載。
・汚れの計測機能を持ち、あまりにも汚い物を発見すると頭部からパトライトが出てくる。
・エアロックに挟まれても潰れないどころか傷1つつかないなど、かなり頑丈。
・元々EVEの清掃が任務だった。
・泥だらけのWALL・Eに出会い、彼をキレイにするために後を執拗に追い掛け回す。
・かなりの潔癖症で、顔を汚されると悲鳴を上げる。
・WALL・Eと握手する際も、一度キレイに掃除したにもかかわらず、わざわざ手を磨いてから改めて握手をする。
・WALL・Eにうっかり踏み潰されたりEVEに光線銃で撃たれたりしても生きている。
・頑丈な甲殻を持っている。
・名前の由来はアメリカの映画製作者のハル・ローチ及びHAL 9000から。
・WALL・Eが宇宙に旅立ち、地球に取り残されてしまうが、いつ帰るかも分からない主人を待つ描写は「忠犬ハチ公」がモデルとなっている。
・鳴き声は、アライグマの鳴き声の早回しを加工している。
・他の一般市民と同じく、全てをロボット任せにして、ただ生きているだけ。
・そのことに疑問すら抱かなかった。
・WALL・Eと出会ったことがきっかけで二人は出会い、恋をする。
・当時の世界政府の大統領でもある。
・700年前の新聞と映像ファイルにのみ登場。
・地球の清掃プロジェクトを実行させた張本人。
・楽観視が災いしてプロジェクトは失敗。
・作中では、CGによるアニメーションではなく実写として登場している。
・中の一体だけあちらこちらをペンキで汚すというエラーがあり、後にWALL・Eと行動。
・名前の由来は画家のフィンセント・ファン・ゴッホ。
・中の一体だけ吸引する度にくしゃみをするというアレルギー的なエラーがあり、後にWALL・Eと行動。
SUPPLY・R(サプライヤー)
(ウォーリー)
本名 | Spare Ultra Plottic Pandron Yorth-Rangerの略 |
誕生日 | 2008/6/27 |
職業 | アクシオムの艦外に設置されたライトの部品を供給するロボット |
・スピンオフ短編『バーニー』にも登場。
WALL・A(ウォーラー)
(ウォーリー)
本名 | Waste Allocation Load Lifter - Axiom Classの略 |
誕生日 | 2008/6/27 |
職業 | ゴミ配置積載運搬機アクシオム配備型ロボット |
・アクシオム下層のゴミ処理所で2体稼働しているロボット。
・アクシオムから出たゴミを圧縮して、廃棄用エアロックで艦外へ廃棄。
・WALL・Eの派生種だと思われる。
・構造はWALL・Eと似ている。
・WALL・Eに比べて体が非常に大きく、録音装置や高熱レーザーなどの機能は省略されている。
・目は4つのライトになっている。
・多少は感情があるよう。
・DVD・Blu-rayの映像特典として収録された未公開シーンでは、WALL・Eの頭を撫でるシーンが確認できる。
・「離れて」と音声を発する(原語版では「Clear」)
・中の一体だけ電力をコントロールできず火災を起こすというエラーがあり、後にWALL・Eと行動。
・AUTOの指示により、機能停止中のEVEの体内から密かに植物を盗み、脱出用ポッドに載せて宇宙へ処分しようとした。
・頭にパトランプと腹部に捕獲レーザー、細いアームを搭載している。
・黄色のランプとディスプレイを搭載。
・音声は男声。
・艦内で発生したトラブルに即座に対処する。
・武器は捕獲・フリーズレーザー。
・艦内の反乱対策として、指名手配ロボットの写真を撮影し、それを艦内中に公開して報告する機能を搭載している。
・DVD特典のBNL社内ビデオでもSTEWARD(スチュワード)として紹介されている。
・中の一体だけサーブが止まらないというエラーがあった。
・
DVD特典のBNL社内ビデオでもTEN・S(テニス)として紹介されている。
・子供を見守ったり、世話をしたりする。
・様々な褒め言葉を話す機能もある。
・
基本はピンク色だが、特典映像によれば水色のものも存在するようである。
・
中の一体だけ周囲にいる者を無差別に化粧してしまうというエラーがあり、後にWALL・Eと行動する。
・食べ物を切るためのナイフを備えている。
・汚れたEVEを水飛沫で綺麗にした。
・
360度の噴霧を目的として設計されたスプレーロボット。
・中の一体だけ打球が止まらないというエラーがあった。
・DVD特典のBNL社内ビデオでもTANK・R(タンカー)として紹介されている。
・GOPHERが前に乗れるようになっている。
・
荷台にEVEを載せて輸送した。
・
目が付いているが話さない。
・中の一体だけ傘を閉じられず、さかさまに開くというエラーがあり、後にWALL・Eと行動。
・傘は捕獲レーザーを反射するほど強い弾力性を持っている。
・中の一体だけWALL・EとEVEの活躍が原因で、修理中に誤って艦外に閉め出されてしまう。
・彼の物語はDVDの特典映像になっている。
・中の一体だけ腕を高速に振り回しながら暴走し、ボクサーのように相手に殴りかかるというエラーがあり、後にWALL・Eと行動。
・中の一体だけ暗所で遊ぶのが好きというエラーがあり、後にWALL・Eと行動。
・ゴミ収集エリアなどのアクシオムの下部エリアに生息している。
・存在理由は不明。
・機能停止中のEVEを再起動させるなど、少しだけ活躍。
・由来はピクサーの前作映画『レミーのおいしいレストラン』に登場した主人公の名前から。