マイ・エレメント
2023/5/27 公開
ピクサー
①ピクサーが製作する27作目の長編映画。
②本作は、1970年代のニューヨークで移民の息子として育ったソーン監督の少年時代からシンスピレーションを得ており、街の文化や多様性を強調する一方、『招かれざる客』(1967年)、『月の輝く夜に』(1987年)、『アメリ』(2001年)といったロマンティック・コメディからもインスピレーションを得ている。
③長編映画『アーロと少年』の監督を務めたソーン監督が、ピクサーにコンセプトを売り込み、火と水の繋がりという発想に基づいて本作を企画。
④本作の7年間の製作期間は、2015年に公開された『アーロと少年』の公開後の家族との関係と密接に結びついていると語った。
⑤ソーン監督が最初にストーリーを提案し、製作を始めた時、彼は「火とは何か」と自問し、「人は、短期と捉えることができ、情熱と見ることができる。現実的に、火は燃え、火花を散らす。私たちがすでに火として認識しているものには、こうしたあらゆる要素があり、それがエンバーの個性を形成し始めた。ウェイドも同じ。水が透明とはどういうことか。彼は自分の感情を袖にして、流れに身を任せる。おかげで、すでに正反対だった個性が形成され、それらが重なり合うベン図を見つけなければならなかった。それが希望に満ちたマジックなんだ。私は、人々が関係を形成する可能性のある火花、化学反応を理解してくれることを願っている」と語った。
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⑦2022年9月9日、D23 Expoで、本作のファーストルックを発表した。
⑧本作の製作は、最終フレームが承認された後の2023年3月24日に完了し、スタジオと製作者の自宅の両方で7年間を費やした。
⑨ストーリー・アーティストのジェイソン・カッツによれば、チームは自宅からリモートで作業しながらストーリーを完成させたという。
⑩ソーン監督は完成時には目に涙を浮かべていたという。
⑪火のエレメントの言語については、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『DUNE/デューン砂の惑星』(2021年)の言語を構築してきたディヴィッド・J・ピーターソンが、エンバー家族の一員である火の音をベースに「ファーリッシュ」を共同制作した。
⑫2023年5月30日、MotoGPドライバーのフランチェスコ・バニャイアが、彼のニックネームにちなんでペッコというキャラクターの声を担当することが発表された。ピクサー作品でモータースポーツ関係者がキャラクターの声を担当するのは5作目となった。
⑬スタジオのセットデザイナーたちは、ヴェネツィアやアムステルダムといった都市にシンスピレーションを求め、水路や都市を囲む建物には、計り知れないほどのディテールと工夫が凝らされている。
⑭新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため、製作チームはリサーチのためにこれらの都市に行くことができず、エレメント・シティのインスピレーションを得るためにYouTubeでポイント・オブ・ビューの都市ツアーを何時間もかけて見た。
⑮現実世界の都市をエイリアンのように感じさせないために、プロダクション・デザイナーのドン・シャンクと彼のチームは、元素の進化と彼らの文明についてブレインストーミングを行った。
⑯本作では、ピクサー・キャンパス内の3つ大部屋で15万1000コア以上が使用され、過去のピクサーの長編作品と比較すると膨大なコンピューティング・パワーとなった。過去の作品では『トイ・ストーリー』(1995年)は294コア、『モンスターズ・インク』(2001年)は672コア、『ファインディング・ニモ』(2003年)は923コアが使用された。
ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界
2022/11/23 公開
ディズニー
①ウォルト・ディズニーピクチャーズ初となるウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作品。
②長編アニメーション第61作品目。
③『ベイマックス』のドン・ホール監督が務める。
④アクション・アドベンチャー超大作で、ユーモアがあり、環境についての強いメッセージも込めている。
⑤大の日本好きとしても知られる監督は、”ディズニー史上最も不思議な世界”という、誰も観たことのないファンタジー空間を生み出す上で、日本のアニメーションにも影響と受けたと説明。
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⑦日本とアメリカ共に2022年11月23日に公開。
⑧Disney+では同年12月23日に配信を開始。
⑨フランスでは当初劇場での公開を予定していたが、劇場公開から17ヵ月の間はストリーミング配信することが法令によって禁止されているため、ディズニーは同国内での劇場公開を断念し、Disney+での独占配信に変更。
バズ・ライトイヤー
2022/6/17 公開
ピクサー
①ピクサーの映画『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフ作品。
②シリーズ1作目の世界で人気だったおもちゃのバズ・ライトイヤーの世界観で自身の原点を描いた作品。
③監督は、『ファインディング・ドリー』でアンドリュー・スタントンと共に共同監督を務めたアンガス・マクレーン。
④開発は、『ファインディング・ドリー』(2016年)の仕事を終えた後に始まった。
⑤アンディ・デイビスが初代『トイ・ストーリー』(1995年)でどんな映画を見てバズ・ライトイヤーのアクションフィギュアに興味を持ったのかをずっと気になっていたことから、バズ・ライトイヤーの映画化のアイデアを提案。
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⑦CG面では、人間味あふれる”バズらしさ”をより身近に感じられるような試みも採用し、監督は「これまでのバズのビジュアルを守りつつ、進化した映像技術を採用した。より”映画”らしく感じられるようにしたかったから。コントラストを際立たせるグラフィックを駆使したり、レンズや照明テクニック、影や雰囲気にもこだわって、過去の映画とはまた一味違う、シネマティックな雰囲気を生み出した。CGは冷たい印象になってしまう可能性も秘めているけど、そうならないようにした」と解説。
⑧プロダクション・デザイナーのティム・エヴァットは、「デザインの中に、あの”おもちゃ”の構成要素をしっかり組み込むように注力した。それと同時に、バズのスーツには”スペース・レンジャー”らしく、宇宙的なリアリティも持たせるようにした。」と”バズらしさ”と、本作らしい要素を同居させたことも明かした。
⑨映画の公開を迎えると、SNSではバズの新たな相棒ソックスに「アンディはなんでソックスを持ってなかったんだろう?」と『トイ・ストーリー』シリーズへの疑問の声が挙がり、これにマクレーン監督は、「アンディのお母さんはソックスを買えなかったんだ。どこにでもあるわけじゃなかったし、値段がすごく高かった。ちょっと高級なおもちゃだったんだ。」と明かす。
⑩マクレーン監督は、「ソックスをデザインする時、あえて”洗練されてない動き”を表現した。まるで、『トイ・ストーリー3』のケンや、『ウォーリー』のウォーリーみたいに。これらのキャラクターはあまりスムーズに動かないが、シンプルゆえに面白さが生まれる。これは80年代に作られた映画だから、ぎこちない動きをする動物が人気だった」と、過去ピクサー作品に登場したキャラクターを例に挙げ、”ロボットらしい動き”について解説した。
私ときどきレッサーパンダ
2022/3/11 公開
ピクサー
①キャッチコピー『マジメで頑張り屋な私はある日、レッサーパンダになりました…』『マジメで頑張り屋のメイはある日、突然レッサーパンダになってしまった。悩んで、泣いて、ぶつかって…それでも―きっと明日は自分を好きになる。』
②ピクサーの長編映画としては25作目。
③監督のドミー・シーはピクサーの長編映画における2番目の女性監督。
④2018年5月8日にドミー・シーが監督する長編映画の製作を発表し、2020年12月10日に映画のタイトルが発表された。
⑤本作の舞台がカナダなのは、監督のドミー・シーがカナダ出身だから。
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⑦最初の予告編は、2021年7月31日にピクサーの公式YouTubeチャンネルにて公開された。
⑧新型コロナウイルスのオミクロン株による感染が世界的に拡大していることを受け、Disney+サービス展開地域では、映画館での上映は行わず、代わりに同サービスでの配信作品として公開することを発表。
⑨ピクサー長編映画では、前々作に並び前作も新型コロナウイルスの影響により、Disney+での配信公開を余儀なくされており、ピクサー制作長編映画としては3作品連続で同サービスでの配信公開となった。
⑩ロシアでは2022年3月10日に劇場公開される予定だったが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、同国での劇場上映を取りやめることを発表した。
⑪日本版では「4★TOWN」の声優を、日本レコード大賞を受賞したボーイズグループ「Da-iCE」のメンバー5人が担当。
⑫本作はスタジオジブリのアニメや日本漫画から影響を受けており、アニメの要素やたまごっちの登場など日本文化へのリスペクトとオマージュが満載であることを、ドミー・シー監督が明かしている。
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①パンダ姿になったメイが、フォータウンのコンサートに行くためにトロントの町を突進していくとき、ピザ・プラネットのトラックの横を通り過ぎる。
②タイラーの誕生日パーティーで、家の中に散乱するピザの箱はピザ・プラネットのもの。
③フォータウンのコンサートが行われたスタジアムにも、ピザ・プラネットの広告が表示される。
④タイラーの誕生日パーティーでプールに浮かんでいるボールは、ルクソーボール。
⑤メイのお父さんがコンサート会場で使っているラインカーに書かれた文字に、「A113」が書かれている。
⑥エンドロールの間に出てくるフォータウンのコンサートチケットにも「A113」が書かれている。
⑦メイの学校でメイが見とれてしまった男の子が着ているTシャツには「エスカプラ」と書かれており、エスカプラは映画『リメンバー・ミー』に登場したヘビメタバンド、エスカプラからきている。
⑧メイの親友のミリアムのスケボーには、ピクサー映画次回作の『バズ・ライトイヤー』の猫の相棒であるソックスのステッカーが貼られている。
⑨メイがクラスメイトたちと女子トイレで話している時の、トイレのドアには『ファインディング・ニモ』のステッカーが貼られている。
⑩監督のドミー・シーは短編映画『バオ』でアカデミー賞を受賞した経歴を持ち、本作では中華まんがよく登場する。
⑪中華街の看板にも「bao」と書かれた看板がある。
⑫メイのお母さんが、朝食でご飯の上に目玉焼きを置いた食事が映るが、これは映画『ムーラン』でムーシューがムーランに作ってあげる食べ物と同じ。
⑬食事のときにいた老人のミスター・ギャオは、ムーランに登場する老人チー・フーを演じた俳優が声を担当している。
⑭舞台がカナダなので、トロントの町ではCNタワーが何度も映り、スタジアムの横で青い鳥が出てきたのは、地元の野球チーム「トロント・ブルージェイズ」にちなんだもの。
⑮メイが着ていたTシャツやニット帽、自動車のロゴにまでカナダを象徴する「メイプルリーフ」が使われている。
⑯会話の中でメイのお母さんが「セリーヌ・ディオンのつもりなの?」と言うセリフがあるが、セリーヌ・ディオンがカナダ人だから。
ミラベルと魔法だらけの家
2021/11/24 公開
ディズニー
①ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとしては60作目となる長編映画。
②監督のバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュは、『ズートピア』が公開された後、次のプロジェクトはミュージカルにしたいと思っていた。
③大家族という共通点を持つ2人は、十数人の主人公で大家族を描いたミュージカル映画を作ることにした。
④メイキング・ドキュメント『Imagining Zootopia』を一緒に作ったホアン・レンドンとナタリー・オスマと「ラテンアメリカ文化」についてじっくりと語り合い、偶然にも2人はコロンビア出身で、コロンビア文化に関する個人的な経験を何度も引き合いに出し議論し、ハワード、ブッシュはコロンビアに焦点を当てた研究をすることになった。
レンドンとオスマは、ディズニー・アニメーションがこの映画のコンサルタントとして雇った文化専門家の最初の2人となり、「コロンビア文化トラスト」と呼ぶ集団を形成した。
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⑦ミラベルのスカートのデザインは、ヴェレスで織られている伝統的なスカートから着想を得ている。
⑧本作は、20世紀初頭のコロンビアからインスピレーションを得て、時代設定を意図的に曖昧にしている。
⑨ハワードとブッシュは、映画が着実に複雑化していくにつれ、2人目の脚本家が必要であることに気づき、「現実世界の家族の力学」を扱った経験があるシャリーズ・カストロ・スミスを選んだ。
⑩スカートには、家族への愛情を表すために、アルマはろうそく、アントニオは動物、イサベラは花、ペパは太陽、カミーロはカメレオンといった、それぞれの家族を象徴するシンボルがデザインされた。
⑪アソシエイトプロダクションデザイナーのロレー・ボヴェによると、ミラベルのスカートは「15歳の少女のスクラップブック」に似ているという。
⑫ミラベルのシャツには、マドリガル一族にちなんだ蝶の模様が描かれており、蝶のデザインはカシータの随所に見られ、キャンドルにも蝶が描かれており、これは、映画全体のテーマである「大きな変身」に沿ったものである。
⑬映画のアニメーション部門責任者であるレナート・ドス・アンジョスは、イサベラは「常に舞台の上にいる」ことを』意識し、彼女が主役じゃなくても、どの角度から見ても優雅に見えるようにと常に考えていたと述べている。
⑭コロンビアのメデジンの花祭りは、イサベラの衣装と空間インスピレーションの源となった。
⑮ハワード監督によると、イサベラは愉快で、魅力的で、理想的なマドリガル家の一員でありながら、ミラベルにとっては家族内における大敵でなければならないため、声をあてるのが難しい役だという。
⑯イサベラが「本当のわたし」を歌った後、ドレスが変化するが、デザインは何種類か検討されており、最終的には曲中に出てくる花々を大胆に描いたものになった。
⑰イサベラはアルマによく似ており、顔もほぼ同じであり、この身体的類似性がアルマのトラウマを誘発し、イサベラに完璧であるようプレッシャーをかけたのではないかと推測されている。
⑱ブルールの名前の候補にアーロ、アンドレ、アンコ、マルコ、エモなどいくつか候補があったが、ソングライターのリン=マニュエル・ミランダが劇中歌「秘密のブルーノ(英語版)」で「ブルーノ、ノー、ノー」というキャッチーなセリフの音はまりを良くするためにブルーノを選んだという。
⑲カシータは、コロンビアの伝統的な家屋だけでなく、『ビートルジュース』(ホラー映画)など、家が生き生きと動く映画からもインスピレーションを受けている。
⑳制作チームは調査の結果、音楽、ダンス、リズムがコロンビアの日常生活の中心的要素であることを知り、その結果、ディズニー・アニメーション作品としては初めて、振付師が最初から最後まで携わった。
㉑ダンサーチームと一緒に各シーンの振り付け参考映像を用意し、アニメーターにシーンをフィードバックしながらアニメーションを制作していった。
㉒ルイーサはレゲトン、ミラベルはカリ・サルサと、キャラクターごとに異なるダンススタイルを確立している。
㉓イサベラが育てる草花の選定とアニメーション制作については、コロンビアの植物学者フェリペ・サパタに相談した。
㉔ディズニー・アニメーションは、映画の開発から制作への移行に備え、2020年3月15日から多くのアニメーターをコロンビアへ派遣する予定だったが、新型コロナウイスル感染症の世界的流行で中止せざるを得なくなった。
㉕スタジオのアニメーターはコロンビア文化トラストとテレワークをしなければならなくなった。
㉖2021年11月19日に発売されたサウンドトラックは、全米Billboard 200で1位を獲得し、ディズニーのサウンドトラックとしては『アナと雪の女王2』以来の首位となった。
㉗「秘密のブルーノ」は、様々な記録を塗り替え、ディズニーで最も成功した曲のひとつになった。
㉘ディズニーにとってサウンドトラックは21世紀初、「秘密のブルーノ」は史上初のナンバーワンソングとなった。
㉙オープニング曲「ふしぎなマドリガル家」は、『美女と野獣』のオープニング曲「朝の風景」をイメージしている。
㉚米国では新型コロナウイスル感染症の世界的流行に対応し、2021年11月24日にRealIDとドルビーシネマで30日間の独占劇場公開を経て、2021年12月24日にDisney+で公開された。
・本作はディズニー初のキャスト全員がラテンアメリカ人による長編映画である。
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①劇中歌「All Of You」(奇跡はここに)には、『アナと雪の女王』の楽曲「レット・イット・ゴー」の」イントロのメロディと「Let it go」という歌詞が引用されており、エンドクレジットにも記載されている。
あの夏のルカ
2021/6/18 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『シー・モンスター出没注意!』『秘密を抱えたあの夏、僕たちは少し大人になった・・・』
②ピクサーの長編映画として24作目。
③舞台となっている架空の町ポルト・ロッソは、イタリア北西部の地中海に面するシタリアン・リヴィエラがモデル。
④本作はピクサー史上初の「夏」を題材とした作品。
⑤新型コロナウイルス感染拡大の影響で、エメリービルにあるピクサーの本社が閉鎖されたため、スタッフの多くは自宅で本作の製作にあたった。
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⑦イタリアで生まれ育ったエンリコが幼い頃に実際に体験した思い出が本作では数多く描かれている。
⑧ピクサー社内で「漫画の水しぶき」と呼ばれる「完全なリアリティを追求しない水」が描かれており、過去のピクサー作品で描かれてきた水とは少し異なっている。
⑨参考となったのが、スタジオジブリ製作の『紅の豚』や『千と千尋の神隠し』、『崖の上のポニョ』などで描かれた美しい海であり、エンリコが愛してやまないスタジオジブリと宮崎駿である。
⑩エンリコは映画のビジュアルにエレガンスさを求め、ピクサーに期待されるリッチさも失いたくないと思っていた。
⑪ビジュアルにリアリティを持たせるための自然現象を担当するジョン・ライシュは、宮崎駿とスタジオジブリ、日本の木版画を参考にしたと明かしている。
⑫日本語吹き替え版において、ルカ役に阿部カノン、アルベルト役に池田優斗が抜擢され、阿部はディズニー映画の声優は初となるが、池田は2017年公開の『美女と野獣』のチップ役で出演した経験がある。
⑬当初、エンニオ・モリコーネが音楽を担当する予定であったが、2020年7月6日に彼が死去したことに伴い、ダン・ローマーに変更された。
⑭日本版エンドソングには、井上陽水の『少年時代』が起用された。
⑮2021年3月23日、ウォルト・ディズニー・カンパニーは本作について、劇場公開を断念し同社傘下のDisney+での独占公開に切り替えると発表。
⑯前作の『ソウルフル・ワールド』に続き、ピクサーは2作連続でDisney+での公開を余儀なくされる形となった。
ソウルフル・ワールド
2020/12/25 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『もしも「どんな自分になるか」を決める場所があったとしたら・・・?』『ソウルの世界へ、ようこそ!そこは「どんな自分になるのか」を決める場所・・・の、はずだった—』
②ピクサーの長編映画としては23作目。
③本作は、第73回カンヌ国際映画祭の公式セレクションとして他55作品と共に公式選出されたため、予告編の冒頭ではカンヌ国際映画祭のロゴが表示されている。
④「ピクサーの幸運のお守り」と称され、長編作品全てに出演していたジョン・ラッツェンバーガーは本作で初めて声の出演をしていない。
⑤「(ラッツェンバーガーをアニメーション化して)背景キャラクターとしてセリフなしで登場させた」と共同作家のケンプ・パワーズが明かしている。
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⑦日本においても当初の公開日は2020年夏と発表されていたが、アメリカ合衆国の公開延期にともない、日本での公開も同年12月11日に後ろ倒しとなった。
⑧2020年10月8日、ウォルト・ディズニー・カンパニーはアメリカ合衆国での劇場公開を断念し、同年12月25日に同社傘下のDisney+での公開に切り替えると発表。
⑨本作と同様の理由でDisney+での配信に切り替えた実写リメイク作品『ムーラン』は、Disney+の月額利用料金とは別にプレミアアクセス追加料金を支払った上で作品を視聴する形態であったが、本作品については追加料金を支払わずに視聴できる形態となる。
⑩監督ピート・ドクターによると、特定の楽器を担当するアニメーターは、その楽器を演奏した経験があったり、その楽器の良さを知っていたりすることが多い。
⑪ジョーの家族が経営する仕立て屋は、カリフォルニア州バークレーに実在する「Advanced European Tailoring」という店をベースにしており、ピクサーのアニメーターたちは、何時間もかけてこの店に通い、店の外観から従業員の動きまで、メモやイラストで表現した。
⑫共同作家のケンプ・パワーズによると、作中の最後のセリフは「わからないけど、一瞬一瞬を楽しむよ。」となる予定だったが、アニメーターが「人生は辛い瞬間で溢れており、その中を生き抜いていかなければならない」ということを指摘したため、「わかないけど、一瞬一瞬を生きるよ。」に変更された。
⑬科学実験の際に、後ろの黒板に書かれている化学式はチョコレートの化学式。
⑭ムーンウィンドがゾーンの世界で乗船している船のイカリはCNDのピースマークであり、ニューヨークにいるムーンウィンド本人もピースマークのピンを上着に付けている。
⑮ジョーがマンホールに落ちるシーンで道に止まっているバンの車体には「Retlaw Enterprises(レトロウ・エンタープライズ)」と書かれており、これは、ウォルト・ディズニーが作ったミニチュア蒸気機関車の会社。
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①ジョーと22番が訪れた何でもある世界にピザプラネットトラックが隠されている。
②何でもある世界に道路標識として「A113」が登場している。
③壁の落書きとして「A113」が描かれているシーンもある。
④夢中になれるものを探しに行った世界にピクサーランプが登場する。
⑤ゾーンの世界でムーンウィンドによって情熱を取り戻した証券会社で働いていた男性の机の上に、ピクサー作品の隠しキャラとしてお馴染みの「中華料理のお持ち帰り用箱」が置かれている。
⑥ジョーと22番がニューヨークに戻った後、入れ替わっている体を元に戻すためにムーンスターに助けを求めた後のシーンで、ジョーがゴミ箱に突っ込んで転んでしまった際に、ジョーが手を突っ込んでしまったのが、「中華料理のお持ち帰り用箱」である。
⑦ジョーとミスターミトンズが乗ろうとしている電車は、『モンスターズ・インク』に出てくる、人間の靴下がモンスターの世界に入り込んでしまったことを示すコードの「2319番」であり、ピーター・ドクターの監督作である。
⑧次回作「ルカ」に登場する「Portorosso」という地名が、旅行代理店の窓にポスターとして貼られている。
⑨『カーズ』でマックイーンとハドソンがレース勝負をしたダートコースにそびえる変わった形の岩か、何でもある世界にもある。
⑩何でもある世界に写るジャンボジェットは、『カーズ2』で登場するジャンボジェット機のエバレット。
⑪『カーズ2』で写るビックベンとエッフェル塔が、何でもある世界にも写る。
⑫『ウォーリー』のアクシオムが何でもある世界に写る。
⑬何でもある世界で空に浮かんでいるのは、『カールじいさんの空飛ぶ家』のチャールズ・マンツの飛行船「スピリッツ・オブ・アドベンチャー」号。
⑭夢中になれるものを探すことができる世界で、3つの的に向けて弓を放とうとしているシーンは、『メリダと恐ろしの森』でメリダが花婿を決める儀式のシーンにあった、メリダが3つの的の真ん中めがけて弓を射るシーンのパロディ。
⑮『インサイド・ヘッド』でライリーの記憶の中で、記憶から消えつつあるということで解体作業がなされたシンデレラ城が何でもある世界に写る。
⑯『インサイド・ヘッド』のライリーの成長に合わせて、「記憶のゴミ捨て場」に捨てるために使われたブルドーザーが、何でもある世界に写る。
⑰『インサイド・ヘッド』でライリーの幼いころの記憶で両親と遊んだトランポリンが、何でもある世界に写る。
⑱『インサイド・ヘッド』のタイトルでも表示されたシーンで写る、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジが、何でもある世界に写る。
⑲ニューヨークに22番と戻ったジョーが地下鉄に乗って移動しているシーンで、地下鉄の車内にたくさんある広告の1つでIT企業の「Brang」は、『インサイド・ヘッド』のライリーの父親が就職した会社。
⑳何でもある世界の空に浮かぶクジラは、『ファインディング・ドリー』の海洋生物研究所の水族館エリアで、天井からつるされているクジラの展示物と同じ。
㉑夢中になれるものを探すことのできる世界で、ソウルが乗って遊んでいるオレンジ色のゴムボートは、『ファインディング・ドリー』で、ドリーが研究所の職員に捕まった際に、職員たちが乗っていたゴムボートと同じ。
㉒何でもある世界にあるメキシコ式ピラミッドは、『リメンバーミー』でミゲルが迷い込んだ死者の国の建物。
㉓ゾーンの世界で入れ墨師のスタジオの壁にかかっているのは『リメンバーミー』で登場する使者たちをイメージしたイラスト。
㉔『インクレディブル・ファミリー』の冒頭でアンダーマイナーによって破壊された街のモノレールが、何でもある世界でも走っている。
㉕22番についたメンターには有名な人物がたくさんおり、コペルニクス、モハメド・アリ、カール・ユング、マリー・アントワネット、ジャンヌ・ダルク、孔子、アルバート・アインシュタイン、アレサ・フランクリン(女性ソウル歌手)、ジャック・カービー(マーベルコミック作画家)、ジョー・ランフト(ピクサーやディズニーで活躍したアニメーション脚本家)など。
2分の1の魔法
2020/3/6 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『少しの魔法があれば、世界は変えられる。』『「一度でいいから、父さんに会いたい。」』『僕に魔法が使えたら、願いはきっと叶うはず・・・』
②ピクサーの長編映画としては22作目。
③2017年7月、ピクサーがD23 Expo 2017のイベントにてダン・スキャンロン(英語版)監督がオリジナル長編映画を製作中と公表。
④1歳の頃に父親を亡くした自身の経験が元になっている。
⑤主人公のイアン・ライトフット役にはトム・ホランドが、イアンの兄バーリー・ライトフット役にはクリス・プラットが起用され、2人は『アベンジャーズ』シリーズで共演経験があるため、プライベートでも仲が良く、声の収録を一緒に行った際はまるで本当の兄弟のように息が合っていた。
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⑦『アーロと少年』で音楽を担当したマイケル・ダナとジェフ・ダナ兄弟が本作でも音楽を担当している。
⑧日本版エンドソングにはスキマスイッチの『全力少年』が起用された。
⑨2020年3月2日、新型コロナウイスル流行の影響で日本公開日を3月13日から延期することが発表された。
⑩2020年5月25日に、当初の計画からおよそ5か月後の8月21日に公開することが発表された。
⑪2020年1月27日、サンフランシスコ在住のアーティスト”スウィート・セシリー・ダニアー”が、自身のユニコーンが描かれた車が本作で無断で使われたとし、著作権侵害による損害賠償と公開差し止めを行う裁判を起こした。
⑫本作の同性愛を示唆する1シーンをめぐり、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアの中東4カ国では相次いで上映禁止になるという事態が起こった。
⑬検閲が厳しいことで知られるロシアでも上映禁止は免れたものの、「彼女」というフレーズが「パートナー」に差し替えられたほか、ロシア語吹き替え版ではスペクターの性別をあえて曖昧にしている。
⑭日本の字幕/吹き替え版でもロシア版と同じく「パートナー」という表現が使われており、同性愛者であるとはわからないように修正されている。
⑮本作の主題歌を担当したブランディ・カーライルもレズビアンである。
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①イアンとバーリーが魔法の石を探している時に開く地図には、「The Brave Wilderness ザ・ブレイヴ・ウィルダネス」(『メリダとおそろしの森』の英語タイト)と書かれている。
②ピクシー・ダスターズと呼ばれるオートバイギャングの妖精が手に持っているガムは、『インサイドヘッド』で登場した架空のガム商品「トリプルデント」である。
③「トリプルデント」のガムは、イアンの部屋のカセットプレイヤーの下にもある。
④『トイ・ストーリー4』で登場した、ボニーの家族が旅行中に立ち寄ったレストラン「ポルトリーパレス」のコップを、ガソリンスタンドの店員が使っている。
⑤本作ではピザ・プラネットがピザ・レルムという名前で登場。
⑥イアンとバーリーが魔法の石のありかを示す地図を求めてやってきた山奥のレストランでは、1940年にアメリカで公開された映画『ファンタジア』でミッキーマウスがつけるハットを店員たちがかぶっている。
⑦映画『The Sword in the Stone(王様の剣)』のパロディとして「The Sword in the Scone」という名前のお店が、イアンとバーリーの住む町にある。
⑧イアンの部屋の棚の上には、『アーロと少年』で登場するペットコレクターのフィギュアが飾られている。
⑨ゲームセンター内のシーンでケンタウロスのキャラクターが遊んでいるのは、「Prance Prance Revolution」というゲーム機で、これは1998年にコナミから出された「Dance Dance Revolution」のパロディ。
⑩本作でイアンとバーリーの声を担当したのは、マーベル作品のスパイダーマン役で知られるトム・ホランドと、スターロードとして知られるクリスパットなので、マーベルのトリビアも隠されている。
⑪バーリーが着ているジャケットにはアベンジャーズエンドゲームでサノスが使ったインフィニティガントレットのワッペンが付いている。
⑫右肩に書かれたヒドラのパッチは、マーベル映画に登場する悪の組織ヒドラ。
⑬ガーディアンズオブギャラクシーシリーズでスターロードは物語の中でたびたび音楽を聴くシーンがあったが、バーリーもミックステープを車の中で聞くという、音楽好きの一面がある。
⑭イアンは、髪の毛が青に対し、服は赤を着ており、スパイダーマンカラーである。
⑮イアンは、アベンジャーズエンドゲームの名セリフ「whatever it takes(なにがなんでも)」というセリフを使う。
⑯イアンとバーリーの住む家に、ピクサー次回作の『ソウルフル・ワールド』に登場するサックスプレイヤーのドロシア・ウィリアムズのLPレコードがある。
アナと雪の女王2
2019/11/22 公開
ディズニー
①キャッチコピー『なぜ、エルサに力は与えられたのか―。』
②2013年公開の『アナと雪の女王』の続編。
③本作は、前作から3年が経っているという設定である。
④2019年11月22日に日米同時公開。
⑤ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の作品が日米同時公開されるのは、2000年公開の『ファンタジア2000』以来19年ぶりの2回目となる。
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⑦映画公開から10日間での40億円突破はディズニーとピクサー作品の中で最速となった。
⑧クリス・バック監督は「われわれはクイーンをはじめ、80年代のロックバラードにオマージュをささげたよ。当時のミュージックビデオ全部にインスピレーションを受けているんだ」と語っている。
⑨アナのベルトは日本の着物の帯がモチーフ。
⑩監督を務めたクリス・バック&ジェニファー・リーとプロデューサーたちが物語の舞台となる美しい風景のヒントを得るために、ノルウェー、フィンランド、アイスランドの3ヵ国。
⑪アナのキャラクターデザインにはノルウェーの文化が、エルサにはアイスランドの文化が色濃く反映されている。
⑫前作に比べてアレンデール王国で過ごすシーンが増加したため、制作陣は、アレンデールの街をいちからデザインしなおした。
⑬雪と氷を象徴する白やブルーといった色合いが多く使われた前作に対し、続編ではキャラクターたちの成長や変化、季節の移り変わりを表現するという意味で、秋の紅葉をイメージさせる赤や黄色、オレンジといった色合いが多く採用された。
⑭舞台が秋に設定されたことで、草木や花、落ち葉といった植物がたくさん描かれることとなったため、アーティストたちは、これらの植物を北欧に実際に生息しているものそっくりに描くため、植物学者に相談して出来栄えをチェックしてもらった。
⑮ビジュアル・デベロップメント・アーティストたちは、もともとは、エルサのためにデザインされた衣装のうちの122点目をアナの衣装として採用。色合いはアナのカラーパレットに合わせて変更された。
⑯前作ではロングドレスを着用していたこともあり、足元がほとんど見えなかったエルサだったが、裸足で駆けるシーンが登場するのに合わせ、アニメーターたちはエルサの“足”を新たにデザインする必要があった。
⑰アナのファッションには、『眠れる森の美女』に登場した衣装の数々から得たヒントが活かされている。
⑱キュッとしまったウエストからふんわりと広がるAラインのスカートなど、女性らしさを強調したデザインのアナの衣装の参考とされたのは、フランス発の老舗ブランド、ディオール(Christian Dior)が1970年代に発表し、一大ブームを巻き起こした「ニュー・ルック」と呼ばれるコレクション。
⑲強さや荘厳さを表現したシンプルかつ優雅なエルサのファッションのインスピレーションとなったブランドは、イギリス王室のキャサリン妃のお気に入りブランドとしても有名な英国発のブランド、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)やレバノン発のブランド、エリー・サーブ(Elie Saab)。
⑳エルサが魔法を使って氷や雪を創り出す際に決める力強いポーズは、モダンダンサーのマーサ・グラハムのダンススタイルを参考に考案されたもの。
㉑本作でもエルサの恋の相手が登場しないのは、リー監督は、「この映画の制作にあたり、私たちは、それぞれのキャラクターたちの思考や感情について書き出すのに膨大な時間を費やし、さらに綿密な性格診断も行いました。その結果、エルサという女性は恋愛ができるような状況にはまったく無い人物だということがわかりました。彼女は、たくさんのプレッシャーにさらされ、王国の重みを背負い、自らの特別な力を求める声にも戸惑いを感じています。そんな状況に置かれたエルサが誰かと恋愛をするという展開は、私たちが考えるストーリーの方向性にはフィットしなかったのです」と語っている。
㉒キャラクターたちの歌唱シーンをよりリアルに表現するため、アニメーターたちは自ら歌のレッスンを受けて呼吸法などを学んだ。
㉓本作に登場する精霊の1つである馬の姿をした水の精ノックを描くうえでの参考にするため、アニメーターたちは馬術センターを訪れて馬の動きを熱心に観察。調教師に話を聞き、作画に活かした。
㉔本作で少女のエルサ役の声を演じた子役女優マッテア・コンフォルティは、ブロードウェイのアナと雪の女王の演劇にも出演しており、その時はアン役を演じた。
㉕クリストフが「恋の迷い子(Lost in the Woods)」を歌うシーンでは、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を彷彿させる場面がある。
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①幼いエルサとアナが雪の人形で遊んでいるシーンに、ベイマックス、ダンボが登場。
②前作でサウナ付きの山小屋で登場したオーケンが、本作にもアレンデール王国の国民が丘の上に避難し、丘からアレンデール王国を心配そうに見つめる人々の中にカメオ出演。
③アナ、エルサ、クリストフ、オラフがファミリーゲームをやっているときの場面で、オラフの番になったとき、彼は次から次へと姿を替えるが、その中の一つがミッキーマウス。
④前作でエルサが身を潜めていた氷の城が、本作で、エルサ、アナ、フリストフ、オラフがとなかいのスヴェンの引く馬車に乗って魔法の森へと向かっている場面で、おしゃべりのオラフが雑学をひけらかしているとき右側に見える。
⑤エルサたちが魔法の森の入り口に入ろうとしたとき、そこにそびえたつ4つの大きな岩は、メリダとおそろしの森に登場するリング・オブ・ストーンズをモチーフにしたもの。
トイ・ストーリー4
2019/6/20 公開
ピクサー
①キャッチコピー『あなたはまだ―本当の「トイ・ストーリー」を知らない。』
②シリーズ初となるドルビーアトモスに対応した作品。
③ウッディの声を演じるトム・ハンクスは「今作のエンディングは歴史的瞬間でインパクト大、エモーショナルだ。最後はスタッフの方に顔を向けられなかった」とコメントしている。
④ミスター・ポテトヘッド役のドン・リックルズが2017年に亡くなったため、本作では過去3作品やテーマパーク、アイスショー、ゲーム用に収録されたリックルズの未使用の音声で登場。
⑤本作で初めて登場したキャラクターの声はフォーキーを竜星涼、ギャビー・ギャビーを新木優子がそれぞれ演じ、2人の参加はオーディションを経て決まったとのことで、唐沢も20年以上前に自身がウッディ役に選ばれた経緯が実はオーディションである事を後に語っている。
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⑦2016年には、さらに1年後の2019年6月21日へ延期する事が発表され、これにより、当初の計画から2年遅れての公開となった。
⑧日本語吹き替え版において、YouTuberのHIKAKINが声の出演をしているが、役名は発表されていない。
⑨エンドロールの最後に、原語版のミスター・ポテトヘッドの声優ドン・リックルズと、アニメーターのアダム・バークの追悼シーンが存在する。
⑩アンティークショップの番地が1200番になっているのは、ピクサーの本社がある場所がカリフォルニア州エメリービルのPark Avenue 1200番だからだ。
⑪アンティークショップのウィンドウにはEST 1986と表示されているが、これは「ESTABLISHED IN 1986」の略で1986年に設立されたことを意味し、ピクサーが設立された年が1986年だからだ。
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①本作のポスター内の壁に、『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場するチャールズ・F・マンツとその右腕の犬達が描かれた絵画が飾ってある。
②ピクサー長編映画全てに見ることが出来る「A113」は、本作ではキャンピングカーのナンバープレートに書かれている。
③ボニーが幼稚園でフォーキーを工作するシーンで、『モンスターズ・インク』に登場するブーらしき人物が画面右側に写っている。
④『カーズ』や『ウォーリー』などに登場する石油会社「ダイナコ」のガソリンスタンドが登場している。
⑤移動遊園地のトイレは、『カーズ/クロスロード』に出てくるサンダーホロウ・スピードウェイのトイレと同じ。
⑥大抵のピクサー長編映画に登場するピザ・プラネットの配達トラックは、本作ではアクセルの足に入れ墨として登場している。
⑦「スター・アドベンチャー」の景品の1つに、『リメンバー・ミー』に登場するギターがある。
⑧ウッディがボーと再会した直後、ビリー&ゴート&グラフが『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場するグレープソーダの瓶の蓋を咥えている。
⑨ピクサーの短編映画『ティン・トイ』に登場するおもちゃティニーが本作でも登場している。
⑩アンティークショップに映画『ファインディング・ニモ』で歯医者の男が使っていたゴーグルが置いてある。
⑪映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のカールじいさんが使っていた杖も置いてある。
⑫アンティークショップの店の中でウッディが猫と格闘するシーンでは、画面左下に一瞬だけ映画『アーロと少年』のアーロのフィギュアが映る。
⑬アンティークショップに、映画『メリダとおそろしの森』のダンブロッホ王国の紋章の入ったお皿がある。
⑭アンティークショップに、『バグズ・ライフ』に登場したクッキーの箱がある。
⑮ゴミ収集の仕事をする大人としてシドが登場。
⑯トイ・ストーリーのショート・アニメーション「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」のキャラクターであるレプティラス・マキシマスが描かれているランチバッグが映る。
シュガー・ラッシュ:オンライン
2018/11/21 公開
ディズニー
①キャッチコピー『こんな世界、見たことない…』
②前作ではウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役であるポール・キャンドランドが製作に関わっていたが、2018年1月24日にキャンドランドが同社の代表取締役を退任したため、本作では関わっていない。
③キャラクターのアートディレクターを担当しているのは大阪出身のクリエイターアミ・トンプソン。
④ソニック・ザ・ヘッジホッグの声を担当した、アメリカ人声優のロジャー・クレイグ・スミスはこれまでも、ナルト、BLEACH、機動警察パトレイバー、バイオハザードシリーズ、ファイナルファンタジーシリーズなど日本のアニメやゲームの仕事を多くこなしている声優。
⑤スラウター・レースの世界を牛耳る女ボスの名前「shank」は、刑務所で囚人たちが武器として使う「手作りナイフ」という意味があり、彼女の尖った性格を上手く表している。
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⑦実在する多くのユーチューバーもカメオ出演。
⑧セガの代表的なキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグや、カプコンから春麗、ザンギエフ、ベガ、パックマン、任天堂からMii、キノコなどもカメオ出演。
⑨ケイティ・ペリーのライブで一躍有名になった少年ダンサーのバックパックキッドことラッセル・ホーニングの踊りはロスダンスと呼ばれ、ネットで瞬く間に拡散され、マネをする人が続出し、その踊りを本作ではラルフも真似して踊っている。
⑩インターネットの世界にあるディズニーランドのような空間オーマイディズニーは、ディズニーの世界そのものを再現した空間で、ヴァネロペが多くのプリンセスと遭遇する。
⑪オーマイディズニーとは、ディズニーが運営するニュースチャンネルの名前から来ている。
⑫オーマイディズニーでプリンセスたちはドレスに身を包んだ姿だけでなく、カジュアルな服を着てリラックスしている姿まで披露している。
⑬Mr.リトワクが使っているパソコンが旧式のimacである。
⑭ピクサーの創立者がアップルの生みの親のスティーブ・ジョブズであるため、ピクサー映画にはたびたびアップルの製品が登場する。
⑮劇中、Amazon、eBay、Googleなどの国際企業のロゴが次々とスクリーンに映る中、日本の楽天のロゴも紹介される。
⑯ディズニープリンセスが集合する場面で、メイダが唯一ピクサー作品のキャラクタであることから、他のプリンセスたちに「よくわからない」「違うスタジオの子なの」と言われる。
⑰ディズニープリンセス部屋にあるそれぞれの化粧台にはトリビアアイテムがたくさんある。
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①白雪姫はドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには「POISON」という文字と、毒りんごがプリントされている。
②シンデレラはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには「G2G ( Got to go 行かなきゃ)」という文字と、かぼちゃの馬車がプリントされている。
③オーロラはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには「Nap Queen(うたた寝の女王)」のロゴが入っている。
④ベルはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツにはBFFという文字がプリントされている。「Beast Friend Foever(ずっと野獣友達 Best Friend Foreverが元ネタ)」の略。
⑤ポカホンタスは青色のシャツとドレスと同じ色のパンツを着ており、シャツには映画『ポカホンタス』の劇中歌「カラー・オブ・ザ・ウィンド」の歌詞のフレーズがプリントされている。
⑥ムーランは赤のスカジャンには映画『ムーラン』に登場するムーシューの刺繍が入っており、黒のスキニーパンツを履いている。
⑦ティアナはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには映画『プリンセスと魔法のキス』の作品の舞台・ニューオリンズを示す「NORA」の字がプリントされている。
⑧ラプンツェルはドレスと同じ色のシャツとパーカー、パンツを着ており、パンツには太陽の花のマークがプリントされている。
⑨アナはドレスと同じ色のチェック柄のシャツとデニムショートパンツを着ている。
⑩エルサはドレスと同じ色の厚手のニットと黒のスキニーパンツをはいている。シャツには「Just Let It Go」とプリントされている。
⑪モアナはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、映画「モアナと伝説の海」の悪役であるタマトアと、彼の大好きな言葉「シャイニー」がプリントされている。
⑫メリダのシャツにはクマの絵があり、「Mum(お母さん)」と描かれている。
⑬オーマイディズニーでストームトルーパーから逃げようとするヴァネロペが迷い込んだ先がセクター「A113」。
⑭ラルフとヴァネロペがシュガーラッシュの壊れたハンドルを買おうと向かった先のeBayで、オークションに出品されている商品をよく見ると、『塔の上のラプンツェル』に出てくるフライパンとユニコーン、『アラジン』に出てくる魔法のランプがある。
⑮『モアナと伝説の海』のモアナも登場するが、大人になったモアナではなく、まだ赤ん坊の頃のモアナ。
⑯オーマイディズニーのアニメーションパビリオンではたくさんのディズニー映画のポスターやスクリーン映像が映し出された。
インクレディブル・ファミリー
2018/6/15 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『家事!育児!世界の危機!』
②冒頭に登場するディズニー及びピクサーのオープニングのロゴが、他作品と比べて赤いデザインになっている。
③本作には光が点滅するシーンが複数含まれているが、日本公開版においては該当箇所の点滅頻度や輝度の調節が施されている。
④海外版においても、DVDやBlu-ray版は日本公開版と同じく調節が施されている。
⑤本作の公開日は、2015年8月に行われた「D23 EXPO 2015」で初めて公表された。
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⑦「Mr.インクレディブル」の続編で、ブラッド・バード監督が前作同様にメガホンをとる「Mr.インクレディブル2(仮題)」の製作が予定よりも早く進んでいるためだという。
⑧2017年11月18日にYouTubeのピクサー公式アカウントで公開された本作のティザー予告編は、公開24時間で再生回数1億1300万回を記録し、アニメーション映画の予告編としては過去最高の記録となった。
⑨アンダーマイナーの声を担当する俳優のジョン・ラッツェンバーガーはこれまで全てのピクサー映画に参加している唯一の人物。
⑩ジャック=ジャックのスパーパワーのひとつで壁をすり抜けていく能力は、映画「ポルターガイスト」がモチーフになっている。
⑪「ポルターガイスト」のフリーリング一家の父親を演じているのは俳優のクレイグ・T・ネルソンで、インクレディブル・ファミリーのパー一家の父親ボブを演じているのもまたクレイグ・T・ネルソン。
⑫ボブ、ヘレン、ルシアスの三人がウィンストン・ディヴァーの屋敷に招待されたシーンで、米人気R&Bアッシャーが本作に友情出演している。
⑬ボブがスーパーヒーローを呼ぶときに使う赤い電話は、昔のバットマンシリーズでバットマンが使っていたものと同じ電話。
⑭パー一家が一時期滞在するモーテルのサファリ・コートは、実在するモーテル「サファリ・イン」がモデルになっている。
⑮『ゴーストバスターズ』へのオマージュも散りばめてあり、イヴリンが“Einstein was a patent clerk(アインシュタインは特許庁の職員だった)”と言うシーンがあるが、『ゴースト・バスターズ』でも同じセリフを喋っている。
⑯1959年6月14日に、カリフォルニアディズニーランドリゾートに開業したディズニーランド・モノレールの当時のポスターが、劇中で発見できる。
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①ピクサー映画に必ず出てくる暗号「A113」が、本作では一度ではなく、何度も登場する。
②『インサイド・ヘッド』で登場した架空のガムのブランド「トゥリプルデント・ガム」の広告が、イラスティガールがバイクに乗って悪党を追いながら駆け回るシーンで一瞬だけ登場。
③ピクサー映画にほぼ毎回登場しているピザプラネットのデリバリー車が、本作では車種が従来の自動車とは違って1950年代のクラシックカーになっている。
④アンダーマイナーとの戦いの後、モーテルの中で食べているテイクアウトの中華料理は『バグズ・ライフ』に出てきた中華料理。
⑤スクリーンスレイヴァーとイラスティガールが戦うシーンでルクソーJr.が発見できる。
⑥360度を洗脳の光が放たれるシーンでスクリーンスレイヴァーとイラスティガールが戦っている背後に、ルクソー・ジュニアがいる。
リメンバー・ミー
2017/10/27 公開
ピクサー
①キャッチコピー『それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌。』
②本作の舞台となっているメキシコでは公開19日目の11月15日には国内全映画史上1位の記録を上げる。
③同時上映にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の短編アニメーション『アナと雪の女王/家族の思い出』が期間限定で上映されたが、ピクサー映画にディズニーの作品が併映されるのは本作が初。
④作品を作るため、監督や制作チームは約6年間もの間メキシコを行ったり来たりして、現地調査を重ねてきた。
⑤現地ではピクサーが普段は絶対に公開しないシナリオやアイデアを現地の人達と共有して、キャラクターを修正したりしてきた。
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⑦フリーダ・カーロやエル・サント、マリア・フェリックスなど、本作ではメキシコの著名人が多数登場している。
⑧死の国では入国管理局が当時の古いマッキントッシュを使っている。
⑨映画の一番最初に出てくるシンデレラ城が映るシーンでは、メキシコ音楽を演奏する伝統的な小楽団のマリアッチ風にアレンジされている。
⑩本作の中での全ての音楽が、メキシコ人音楽家たちによって、メキシコ産の楽器を使って、メキシコシティでレコーディングされている。
⑪メキシコで最も愛されているガイコツの「カタリーナ」が一瞬だけ壁画として描かれているのが映し出される。
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①ミゲルの自宅の祭壇に、『ファインディング・ニモ』のニモの置物が置いてある。
②ミゲルが窓から外を眺めているシーンでピクサー恒例のピザ・プラネットの配達トラックが窓の外を通過する。
③ミゲルが靴磨きに行く際に通過する建物の柱に、『トイ・ストーリー』のウッディとバズや『モンスターズ・インク』のマイクの人形が掛かっている。
④ミゲルが靴磨きに行く際に通過するアレブリヘ売り場の中に、『ファインディング・ニモ』のニモとドリーのアレブリヘ(木彫りの工芸品)がある。
⑤家族再会の案内所のドアに「A113」という文字が書かれている。
⑥ミゲルがフリーダ・カーロと出会うシーン直前、『ルクソーJr.』のゴムボールが一瞬だけ登場する。
⑦死者の国でのコンサートシーン、壁にピクサー次回作の『インクレディブル・ファミリー』のポスターが貼られているが、キャラクターは本来の人間の姿ではなく骸骨の姿となっている。
⑧コンサートでドラムを披露する骸骨が来ているTシャツは、『トイ・ストーリー』のシドが来ているTシャツと同じもの。
⑨死者の一人の男性の生前写真の背景が、『ファインディング・ニモ』で登場したフィリップ・シャーマン先生の診療所で、その男性の名前は「Juan Ortodoncia」で、この「Ortodoncia」はスペイン語で、これを英語にすると、「Orthedontics」となり、日本語訳すると歯科矯正学となる。
⑩トウモロコシを食べている村の少年が履いている靴がスポーツカーのデザインになっており、「95」と描かれており、『カーズ』に関連している。
カーズ/クロスロード
2017/6/16 公開
ピクサー
①キャッチコピー『この挫折は終わりか、始まりか?』
②2017年6月16日公開予定だった『トイ・ストーリー4』の公開が1年後倒しされることが決定し、本作の公開日に差し替わった。
③前2作とは打って変わり大人向けの内容となっている。
④観客が応援したくなる主人公を描くため、シンデレラをマックィーンのモデルにしたという。
⑤1作目でドック・ハドソンの声優を務めたポール・ニューマンが2008年に他界したため、2作目ではドックも他界したという設定で写真のみの登場となっていたが、本作では回想シーンなどでドックが再登場するため、1作目の音声収録時に録音されていたニューマンの未公開音声が使用されている。
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⑦映画スタッフは、オートミールを参考に試行錯誤を繰り返すことで、泥をCGでリアルに表現することに成功した。
⑧サンダーホロウ・スピードウェイにてマックの変装姿であるパーティグッズ屋「ジョッコ・フロッコ」はNASCARドライバーのティム・フロックのペットである猿の名前が元ネタ。
⑨砂浜でクルーズがランニングマシーンを起動した際の起動音はMacintoshの起動音と同じ。
⑩チック・ヒックスの声は1作目で担当したマイケル・キートンではなく、脚本のボブ・ピーターソンが担当。
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①スターリングとライトニング・マックィーンによる会話シーンで、壁にシンデレラの馬車の置物が飾ってある。
②クルーズ・ラミレスがトレーニングセンターのシミュレーションを使ってドライビングを指導するシーンで、スクリーンに流すレーサーの故郷の映像が、次回作『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの故郷であるサンタ・セシリア。
③ライトニング・マックィーンがサンダー・ホローの街でお忍びで参加するデモリション・ダービーで、クルーズ・ラミレスに猛突進してくる車がピザプラネットのデリバリー。
④サンダー・ホローのデモリション・ダービー中、複数の車がぶつかり合い、入り乱れるシーンで一台の車のフロントにルクソーボールのペイントが登場。
⑤『ウォーリー』で登場する架空の企業「Buy N Large」のロゴが、レースのスポンサーとしてトラックの地面に掲載されている。
⑥『インサイドヘッド』で登場した架空のガム商品「トリプルデント」のロゴがレーサーの車に貼ってある。
⑦スターリングのオフィスの番号が「A113」。
⑧マックが睡眠をした橋付近に『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』に登場するモーテル「Sleep Well」の看板が登場している。
⑨マックが睡眠中にマックィーンが見ていたテレビ番組に『カーズ2』のパリでキスをしていたカップルが映っている。
⑩トーマスビル・スピードウェイの酒場コッター・ピン・バーの壁にピクサー次回作の『リメンバー・ミー』に登場するエルネスト・デ・ラ・クルスのギターが掛かっている。
モアナと伝説の海
2016/11/23 公開
ディズニー
①キャッチコピー『海に選ばれた16才の少女――彼女の名は、モアナ。』
②ロン・クレメンツとジョン・マスカーはテリー・プラチェットの小説『ディスクワールド』シリーズの第4作『死神の館』の翻案に取り組み始めたが、権利関係に問題が生じ計画の進行は停止することになった。問題を回避するため、3つの新しい案を売り込み、2011年から独自の構想による映画の制作が開始され、2012年ロン・クレメンツとジョン・マスカーはフィジー、サモア、タヒチへの取材旅行に赴き、南太平洋の人々と会いその文化を学ぶ。
③二人にとってコンピュータアニメーションを主軸とした初めての映画。
④コンピュータアニメーションを使用する理由の一つとして、海洋を含む環境の表現に従来の2D映画の技法を用いるよりもより有効であった。
⑤南太平洋の人種の彫りの深い顔を表現するにあたっても、有用であった。
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⑦ヨーロッパのいくつかの国では「モアナ」は既に商標として使用されており、スペインではバイアナに変更。
⑧さらにイタリアではオセアニアに変更され、モアナの代わりに主役の名はヴァイアナとなった。
⑨モアナが住む島の布に描かれた絵の中に、本作で監督を務めたロン・クレメンツとジョン・マスカーが登場。
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①『アナと雪の女王』でエルサの魔法で作られた真っ白で巨大な氷の怪物マシュマロウが、トゲトゲの見た目で布に描かれた絵の中に登場。
②ベビー・モアナがテ・フィティの心を見つけるシーンで、海の泡がミッキーマウスの形をしている。
③モアナが航海に出るために荷物をまとめるシーンで、人参と2本の木の枝が登場するが、これは『アナと雪の女王』に登場する雪だるまのオラフ。
④マウイが「俺のおかげさ」を歌うシーンで、『リトル・マーメイド』に登場する魚のフランダーが登場する。
⑤モアナが旅の途中で出会うココナッツの海賊カカモラと戦うシーンで、冷酷なカカモラたちに紛れ、一人だけ優しい顔をしているベイマックスがいる。
⑥タマトアが住む魔物の国・ラロタイでモアナに襲いかかる紫のお面をかぶった魔物は、『ズートピア』に登場するナマケモノのフラッシュ。
⑦タマトアの背中に、『アラジン』の魔法のランプが乗っている。
⑧タマトアのシーンでマウイが一瞬だけ変身するトナカイは、『アナと雪の女王』に登場するスヴェンである。
ファインディング・ドリー
2016/6/17 公開
ピクサー
①キャッチコピー『ドリーの秘密は、≪人間の世界≫に隠されていた。』
②海洋生物研究所でアナウンス役は、劇中でアフレコする本人の名前をそれぞれ名乗っており、各国の著名人が同役を務める。
③ドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』の中で、「知的な巨大生物を水槽に監禁しておくことが問題」とシーワールドに対して批判がなされていたことを踏まえ、ピクサーの重役は、本作の設定を変更することと決定した。
④本作では、シーワールドに似た海洋レジャー・センターは、当初の設定より自由度の高い施設へと変更。
⑤前作に登場したタンク・ギャングは本作でも活躍させる予定だったが、ドリーとの話がそれるという理由でカットされた。
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⑦ドリー探しのお手伝いをしてくれるアビのベッキーの名前は、プロダクションマネージャーのベッキー・ネイマンコブからとった。
⑧海洋生物研究所でドリーが出会ったミズダコのハンクは、本来なら8本あるはずの脚が7本しかなく、ハンクが脚をなくした理由は劇中で説明されるが、実はその理由は後付けだった。
⑨ハンクの脚が7本の本当の理由は、制作上ハンクの体に7本しか収まらなかったため。
⑩カリフォルニア海洋生物学水族館に、「SEAWATER SUPPLY TL59」と書かれたパイプがあるが、これは実は米カリフォルニアのディズニーランドのアトラクション「Finding Nemo Submarine Voyage」にあるパイプを再現したもの。
⑪劇中ドリーが暗いパイプの中をさまようシーンがあるが、あれは映画『ダイハード』で主人公がバイプの中をさまようシーンのモチーフ。
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①海洋生物研究所でドリーの水槽の後ろに『ファインディング・ニモ』に登場したダーラの写真が見える。
②『トイ・ストーリー3』に登場したサニーサイド保育園の園児たちや、『インサイド・ヘッド』に登場するキャラクター達が海洋生物研究所に訪れている。
③新キャラクターのアシカのコンビの尻尾には、水族館のタグがついているが、一方に「A1」、もう一方に「13」とプリントされており、二つあわせて「A113」となる。
④『ウォーリー』のカレンダーが小さく映る。
⑤ドリーが海底をさまよっている時、ピザ・プラネットのトラックが映る。
⑥ドリーを乗せたハンクがトラックを運転して暴走するシーンで、ハンドルの中央にルクソーボールのマークが描かれている。
ズートピア
2016/3/4 公開
ディズニー
①キャッチコピー『そこは、動物たちの≪楽園≫…のはずだった。』
②構想は監督のバイロン・ハワードが『ロビン・フッド』のような、擬人化され、服を着た動物が活躍する作品を作りたいと考えたことに始まった。
③当時並行して製作が進んでいた『シュガー・ラッシュ』や『ベイマックス』のような新しい世界観のものに対し、『ピノキオ』などのような"クラシカルな"ディズニー映画を現代の観客向けに作ることを監督は考えていた。
④登場する動物は哺乳類に限られているが、これは制作チームが各分野の動物学者から情報を収集する中で決められた。
⑤アニメーターらによる動物の調査はサンディエゴ動物園サファリパークやウォルト・ディズニー・ワールドの「ディズニー・アニマル・キングダム」で行われ、さらにはケニアへも赴いた。
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⑦映画に登場する動物たちは80万通りもの動きを見せる。
⑧登場人物の毛並みをよりリアルに見せるため、取材はロサンゼルス自然史博物館でも行われ、アニメーターらは様々な光の当たり方を確認しながらマイクロスコープを用いて間近で毛並みを確認した。
⑨各キャラクターには膨大な本数の毛が用いられ、ジュディとニックにはおよそ250万本前後に及ぶ。
⑩他のキャラクターではキリンが900万本、アレチネズミは48万本で、その他の小さな齧歯類でも40万本が使われた。
⑪助監督のジャレド・ブッシュは後に、「毛との戦いだった」と語っている。
⑫当初はニックを中心にズートピアの街を描くストーリーであったが、公開予定までおよそ1年半を切った2014年11月、ジュディとニックの立ち位置を逆転させた。
⑬ジュディを主役に置くという発想について、制作陣は「観客はズートピアという都市をジュディの視点、即ち『都会への憧れ』という目で見られる作品になった」と評した。
⑭サハラ・スクエアは、砂漠の動物たちが暮らすエリアで、地域の中心部はモンテカルロとドバイを元にデザインされている。
⑮ツンドラ・タウンは、寒冷地域の動物たちが暮らすエリアで、ロシア建築を模したタマネギ状のドームを持つ建物や、ホッキョクグマの住処である氷の洞窟をモデルにした氷雪マンションなで、雪と氷で構築されている。
⑯レインフォレスト地区は、熱帯雨林をモデルとしたエリア。
⑰リトル・ローデンシアは齧歯類など小動物が暮らす地域で、街並みはブルックリンを参考にして考案。
⑱サバンナ・セントラルはズートピアの中心都市エリアで、様々な種類の動物が暮らすサバンナがモデルとなっている。
⑲映画監督のバイロン・ハワードとジャリッド・ブッシュが廊下を荷物を持って歩くキャラクターとして登場。
⑳ビルの上の看板には、「preyda 」=「prada」、「just zoo it.」=NIKEの広告「just do it.」、「lululemmings」=「lululemon」といったファッションブランドが並ぶ。
㉑ネズミのマフィアのミスタービッグは、大人気マフィア映画のゴッドファーザーを真似たパロディになっている。
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①ズートピアの警察署に勤めるベンジャミン・クロウハウザーのほっぺに隠れミッキー。
②ズートピアの街並みに映画『ベイマックス』の主人公ヒロのおばさんのキャスが経営する喫茶店が登場。
③ズートピアで詐欺師のウィーゼルトンが売っていた海賊版DVDの一部に『ベイマックス』『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』『アナと雪の女王』などがある。
④ゾウさん親子の子供二人が『アナと雪の女王』のアナとエルサの格好をしている。
⑤ベビーカーの中にミッキーのぬいぐるみがいる。
⑥警察署長のボゴが『アナと雪の女王』の主題歌「let it go」を口にする。
アーロと少年
2015/11/10 公開
ピクサー
①キャッチコピー『初めて、誰かを守りたかった―。』
②『インサイド・ヘッド』と並び、同年にピクサー映画が2本公開されるのは史上初である。
③アーロと少年を監督したのはのピーター・ソンだが、本当は『カールじいさんの空飛ぶ家』で監督と脚本を担当したボブ・ピーターソンがメガホンを執る予定だったが、同時期に『カーズ2』、『モンスターズ・ユニバーシティ』、そして『アーロと少年』などの作品を製作していたため、ボブ・ピーターソンは別の作品を担当することなり、代わりにピーター・ソンが指揮を執ることになった。
④アーロとスポットが他の恐竜に襲われて危機一髪のとき、Tレックスに救われるシーンはジュラシックパークがモデルになっている。
インサイド・ヘッド
2015/6/19 公開
ピクサー
①キャッチコピー『これは、あなたの物語―」
②「ピクサー長編アニメーション20周年記念作品」とされている。
③原題の"Inside Out"は「裏返し」という意味。
④スタッフは製作始動時の2010年はたった8人だったが、最終的に2014年には207人まで増えた。
⑤製作期間は約5年で、8~9本の長編映画ができるくらいの脚本を作り、試行錯誤を重ねながら脚本を練り上げた。
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⑦映画を作るために8~10人の神経科学者たちと意見を交わした。
⑧ライリーの嫌いな食べ物は、字幕版は「ブロッコリー」だが、日本語吹替版では「ピーマン」になっている。
⑨子供が嫌いな食べ物がアメリカではブロッコリーが上位だが、日本はピーマンやニンジンが上位のためで、製作のディズニーによると、「日本の観客に本作を自分の物語として楽しんでもらいたい」という意図から変更されている。
⑩感情たちの役名も日本語版をはじめ世界42言語版で、それぞれの「感情」を表す言葉が役名に付けられている。
⑪5つの感情をつかさどるキャラクターのうち、キャラクターが完成した順番は、1番がヨロコビ、2番がビビリ、3番がカナシミ、4番がイカリ、最後がムカムカ。
⑫ビビリが2番目の理由はビビリとヨロコビを主人公に予定していた時があったため。
⑬ヨロコビのデザインは、妖精や体操選手、オードリー・ヘプバーンを参考に作られた。
⑭ライリーのお父さんのイカリは、ピート・ドクター監督が声優としてカメオ出演している。
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①ヨロコビがライリーの記憶をたどるシーンで、『トイ・ストーリー3』の舞台となったサニーサイド保育園が登場。
②ライリーの思い出の中に『カールじいさんの空飛ぶ家』のカールとエリーが登場するのは、『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター監督は、『カールじいさんの空飛ぶ家』の監督でもあるから。
③『トイ・ストーリー』シリーズの暴れん坊シドのトレードマークともいえるTシャツをライリーのクラスメイトが着ている。
④ライリーが想像上の友達であるビンボンと部屋で遊んでいるシーンで部屋の隅にピクサーボールが転がっている。
⑤ピクサー映画に毎回必ず出てくるのが秘密の暗号「A113」が、ライリーが家出をするシーンで、壁の落書きとして登場。
アナと雪の女王 エルサのサプライズ
2015/3/13 公開
ディズニー
①2013年公開のアニメーション長編映画『アナと雪の女王』のスピンオフ作品。
②短編アニメーション映画で、実写映画 『シンデレラ』 と同時上映された。
ベイマックス
2014/10/23 公開
ディズニー
①キャッチコピー『”優しさ”で世界を救えるか?』
②原案は日本人主人公を含むヒーロー6人を描いたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』。
③ディズニーのアニメ映画としてはマーベル・コミックの登場人物を主人公とする初めての作品。
④映画化に際し、設定は原作から大きく変更。
⑤ディズニーがマーベル社を買収したあと、マーベルコミックの中で映画化できそうな作品を探しているときに、監督のドン・ホールがデータベースの中から同作を発見。
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⑦原作では初期チームメンバーとして登場していたサンファイアとシルバー・サムライについては当時、マーベルコミックの『X-メン』シリーズを映画化している20世紀フォックス社(現在はディズニー傘下)が権利を持っていたため、登場させられなかった。
⑧映画化に際し、作品の舞台が東京から、東京とサンフランシスコを混ぜ合わせた未来の架空の都市「サンフランソウキョウ」へと変更。
⑨日本的要素が多く散りばめられ、スタッフによって撮影された東京の風景が数多く取り入れられている。
⑩フレッド家の壁に無造作にかけられた家族のポートレートの男性は、アメリカのマーベル・コミックの重鎮であり、スパイダーマンやXメンなどの原作を手がけたスタン・リー。
⑪警察署のボードには二人の男性の写真が掲示してあり、この二人の男性の正体は、『塔の上のラプンツェル』で監督を務めたバイロン・ハワードとネイサン・グレノの二人。
⑫フレッドのヒーロースーツの恐竜の着ぐるみのモデルは、ディズニー映画ではなくアニメ『ヒックとドラゴン』のドラゴン。
⑬「ヒックとドラゴン」を監督したのは「リロ・アンド・スティッチ」を監督したディズニーアニメでお馴染みのクリス・サンダース監督。
⑭フレッドの声優を担当したのは「ヒックとドラゴン」でも声優として出演しているT・J・ミラー。
⑮ヒロの部屋の壁にかけられた時計の中心にいるキャラクターは、マジンガーシリーズのグレートマジンガー。
⑯ヒロの部屋の天井にぶら下がっているのはマジンガーZの人形。
⑰ヒロの部屋の窓側においてあるのはウルトラマンのおもちゃ。
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①ヒロの部屋のパソコンのモニターの上には『シュガー・ラッシュ』の主人公レック・イット・ラルフの人形が。
②庭にある白い彫刻の人物は『アナと雪の女王』のハンス王子。
③ヒロの家の壁に記念写真が飾られているが、その中にスティッチの着ぐるみを着た飼い猫のモチがいる。
④パネルに写った無数の暗号の中に「A113」がある。
⑤サンフランソウキョウに『チキン・リトル』の広告看板がある。
アナと雪の女王
2013/11/27 公開
ディズニー
①キャッチコピー『凍った世界を救うのは――真実の愛。』
②ディズニー史上初のダブルヒロイン。
③共同監督で脚本を担当したジェニファー・リーは「『恐れ』対『愛』」が本作の大きなテーマであると述べている。
④ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで『雪の女王』を映画化しようという試みは1930年代から存在した。
⑤1990年代後半にも雪の女王を映画化する企画が再び立ち上がったが、2002年に廃案となった・2008年、長年在籍していたディズニーアニメーションを離れてソニー・ピクチャーズアニメーションへ移籍したクリス・バックを、カリフォルニア芸術大学時代の旧友であるジョン・ラセターはディズニーアニメーションに戻ってくるように呼びかけた。
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⑦ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『雪の女王』からインスピレーションを得た。
⑧リサーチの場所にノルウェーを選び、同国のベルゲンがモデルになっている。
⑨フィヨルドの地形や建築物、とくにスターヴ教会などは城のデザインなどに生かされている。
⑩キャラクターの服装には民族衣装を着せたりローズマリングを入れるなど、ノルウェーを意識したデザインがされている。
⑪アナ達とラプンツェルの母親同士は姉妹でアナ、エルサとラプンツェルは従姉妹という設定を、クリエーターが暴露している。
⑫エルサ当初、真っ青な肌をした悪の女王の設定だった。
⑬10歳で難病である1型糖尿病と診断されたラセターの息子から、エルサのキャラクター作りにインスピレーションを得たと語っている。
⑭ラセターの息子が毎日インスリン注射をしながら、「なぜ僕なの?」と言っており、その時、「氷の魔法を持って生まれたエルサがなぜ悪者なのか?そんなはずはない。」と考え、映画の内容そのものが変更された。
⑮スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫は、宮崎駿が1957年のロシア版アニメ映画『雪の女王』を見て強い関心を持っていたエピソードを明かしつつ、本作について、原作を大幅に変えながらもその精神である自己犠牲のテーマを変えておらず、なおかつ原作どおりに2人のヒロインを「男の子」の手を借りずに描き、「感心したのと同時に、今の時代を表している作品になっている」と述べた。
⑯アナ、エルサの三つ編みのおさげや衣装はノルウェーの民族衣装(ブーナッド)を参考にして作られた。
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①エルサの冠婚式のシーンにて、『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルとフリンライダーの後ろ姿が出てくる。
②冠婚式の前に歌われる「生まれてはじめて」のシーンの途中でアナが頬張るお菓子が『シュガーラッシュ』に登場する山盛りのお菓子。
③オラフの歌のシーンでたんぽぽの綿毛が一瞬だけミッキーの形になる。
④ハンス王子とアナが結婚することをエルサに伝えるシーンで、ティアナとシンデレラが写りこんでいる。
⑤オラフがカモメと踊るシーンは、『メリーポピンズ』に出てくる、ペンギンとダンスするシーンのオマージュ。
プレーンズ
2013/8/2 公開
ディズニー
①『カーズ』の姉妹作品。
②ピクサー・アニメーション・スタジオは関与しておらず、ディズニートゥーン・スタジオが手掛けている。
③『カーズ』の監督であるジョン・ラセターが製作総指揮を務めている。
④当初はビデオ映画になる予定であったが、劇場公開されることとなった。
⑤アニメーション制作は『ディンカー・ベル』のアニメーションを手がけたCG制作会社Prana Studiosが担当。
モンスターズ・ユニバーシティ
2013/6/21 公開
ピクサー
①キャッチコピー『モンスターよ、大志を抱け。』
②略称は「MU」。
③怖がらせ学部に入る時、学生が次々と銅像の前足にタッチしているが、これはハーバード大学の有名な伝統で、学生たちは初授業を受ける前に、ジョン・ハーバードの銅像の左足に触れる。
④若いマイクをデザインするにあたり、ピクサーのスタッフは、大人のカエルと子供のカエルの見た目の違いを調査した。
⑤企画段階では、ディーン・ハードスクラブル学長は男性だったが『モンスターズ・インク』で怖がらせ屋の女性モンスターが登場しなかったことから、ハードスクラブル学長は女性に変更された。
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⑦ドン・カールトンの名刺には、「1200 Dark Avenue」と書かれているが、これはピクサー・アニメーション・スタジオのある「1200 Park Avenue」に似せている。
⑧ランドールが作るカップーケーキの絵柄がアメリカ版の「BE MY PAL(友達になって)」と他国版で違う絵柄になっており、日本版では「笑顔」のイラストになっている。
⑨ワンフレームの描き込みにかかった時間は平均29時間。
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①前作『モンスターズ・インク』に出ていたロズは人間の子供による脅威を排除する保健局CDAの職員、イエティは郵便局職員、ジョージはジョーズ・シータ・カイというグループのメンバーとして、カメオ出演している。
②前作『モンスターズ・インク』でのランドールの名言は「It's the Winds of Change」(聞こえる?風向きの変わる音)だが、今作では、マイクとランドール寮の部屋、ランドールのベッドの側の壁に「Winds of Change」と書かれたポスターが張ってある。
③サリーの初登場ジーンで怖がらせ学部の教室番号が「A113」。
④マイクがサリーの盗んだ豚に乗っているシーンにピザプラネットのトラックが登場。
⑤怖がらせ大会一回戦のルール説明の際にルクソーボールが登場。
ちいさなプリンセス ソフィア
2012/11/18 公開
ディズニー
①ディズニー製作の3Dアニメ番組。
②主人公は視聴者と同じくらいの8~10歳で、王子様との結婚ではなく親の再婚でプリンセスになった「等身大のプリンセス」であることが全米で話題となった。
シュガー・ラッシュ
2012/11/2 公開
ディズニー
①キャッチコピー『誰だって、ヒーローになりたいんだ…』
②製作中の仮題は「Joe Jump」や「Reboot Ralph」であった。
③監督のリッチ・ムーアは「レインボーロードでコースアウトして落下するなどの体験を再現したかった。『マリオカート』の世界を3D映画にしたかった。」と語っている。
④日本語吹き替えされた予告編では、劇中に登場する看板などの英文や英字名称は、その部分の映像を差し替えて日本語のものにしていた。
⑤劇場公開時には、ヴァネロペとラルフが造ったレースカーへのサイン、ヴァネロペの手作りメダルを除き、本編の映像は差し替えられず、オリジナルの映像のまま上映。
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⑦マリオの名前もセリフの中に登場するが、出演がなかったのは、脚本家も監督もたった20秒のコミカルなシーンにマリオはもったいないと判断し、出演は見送られた。
⑧ストリートファイター2の声優は全部オリジナルの声優が出演。
⑨ヒーローズ・デューティのソルジャーたちはアメフト選手をモデルに製作。
⑩ヒーローズ・デューティ内のバトルフィールドはカリフォルニアの空軍の基地がモデル。
⑪スタッフロール直前のクレジット音は『マッピー』のクレジット音。
⑫普段は別撮りで行われるのが当たり前のアニメのレコーディングだが、シュガーラッシュの場合、即興のセリフが成り立つようにと、主要キャラクターを演じた声優たちは合同でやった。
⑬シュガー・ラッシュの世界に、サグラダファミリアで知られるガウッディの作品の数々を投影。
⑭映画制作中、ディズニーはスタッフにコントローラーやジョイスティックを実際に使ってゲームをすることを推奨し、ゲーム製作会社も訪問し、製作風景を見学。
⑮パン屋、キャンディ工場なども訪問し、さらなる勉強のためにドイツのケルンで開かれた世界洋菓子フェアにも参加した。
⑯ヴァネロペのレーシングカーを作る過程をリアルに再現するためにデトロイトのトラック工場にまで足を運んだ。
⑰実在するコンピュータゲームキャラクターが端役として多数カメオ出演している。
⑱『Tapper』の廊下に飾られているゲームキャラクターの似顔絵の中に、リッチ・ムーア監督が混ざっている。
⑲ラストシーンの「シュガー・ラッシュ」のゲーム機近くの壁に『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』が描かれている。
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①屋外のシーンの遠くにある看板にはミッキーマウスがいる。
②ゲーム内のロビーにはシンデレラと美女と野獣のベルが歩いている。
③ゲーム内のロビーに『ルイスと未来泥棒』のT-REXがいる。
④ゲーム内のロビーに『塔の上のラプンツェル』の白馬のマキシマスとウラジミールがいる。
⑤シュガーラッシュの背景の飴のサボテンがミッキーの形になっている。
メリダとおそろしの森
2012/6/22 公開
ピクサー
①キャッチコピー『”森の魔法”にかけられた母を救うため、王女メリダの冒険が始まる。』
②ピクサー映画初のフェアリーテールであり、また初の女性が主人公且つ初のディズニープリンセスがヒロインの作品でもある。
③これまでのピクサー作品よりも暗く大人向けの作品。
④本作のエンディングでは、2011年に死去したスティーブ・ジョブスへの追悼文が登場する。
⑤監督のブレンダ・チャップマンは本作をハンス・クリスチャン・アンデルセンやグリム兄弟のような童話と考えている。
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⑦ドルビーラボラトリーズが2012年4月に新たに発表した「ドルビーアトモス」を初めて導入した作品。
⑧本作のアニメーターたちは、映画のバトルシーンをリアルに描くため個人的に戦闘の殺陣を習わなければならなかった。
⑨本作でマクガフィンがつぶやいていていた意味不明の言葉はスコットランドの”ドリック”という方言。
⑩メリダと熊の身長差があったため、2人を同じショットに収めるために、時に熊を地面にめり込ませていた。
⑪製作初期段階の時、本作は魔女の呪いによって全編を通してダンブロッホが雪に覆われている設定になっていたそうだが、スコットランドの美しい風景を描くためこのアイデアは採用されなかった。
⑫鬼火のサウンドをキュートかつミステリアスに仕上げるために、子供たちの囁き声が録音されていた。
⑬『メリダとおそろしの森』のオリジナルタイトルは『Brave(ブレイブ)』だが、一番初めのタイトルは『The Bear and the Bow(ザ・ベアー・アンド・ボウ)』だった。
⑭本作のために導入された特別なソフトウェアによってメリダの動作と111700本の髪の毛を同時に動かすことが可能になった。
⑮本作が公開された日、ダンブロッホ国のためにディズニーがデザインしたタータン柄がスコットランドのタータン協会に登録された。
⑯『カーズ』製作中に亡くなった、脚本家であり声優のジョー・ランフトの顔が、森の魔女の家にある木箱に彫り込まれており、長年ディズニーに貢献したことをピクサーが敬意を示し登場。
⑰メリダの部屋にあったチェスセットはかなり貴重なもので、12世紀の”ルイス島のチェス駒”というもので、1831年スコットランドで発掘された。
⑱監督であるブレンダ・チャップマンは、自身の娘との関係を、メリダと彼女の母親のエノリアに投影した。
⑲ほとんどのディズニープリンセスがしゃべる英語は、アメリカのアクセントで演出されているが、古代スコットランドが舞台のメリダにおいては、スコットランド訛りの英語をしゃべっている。
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①『トイ・ストーリー』に登場するピザ・プラネットのトラックは、木彫りの置き物になっている。
②『モンスターズ・インク』および、ピクサー次回作『モンスターズ・ユニバーシティ』のサリーが、別の木彫りの置き物の中に絵として刻み込まれている。
③森の魔女の店の扉の上には、赤いローマ数字で「ACXIII」、すなわち「A113」と刻まれている。(アラビア数字以外の表記法でA113が登場したのは本作が初)
カーズ2
2011/6/24 公開
ピクサー
①キャッチコピー『彼らの”友情”が”世界”を救う!』
②ピクサー映画として初の『トイ・ストーリー』シリーズ以外の続編長編作。
③当初、2012年公開予定だったが1年前倒しされ、2011年6月24日に公開されることになった。
④2011年公開予定だった『Newt』が製作中止となった。
⑤第一作目の『カーズ』とは違い実質の主人公はメーター。
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⑦その上で広告やネオンの看板を増やし、実際の風景以上にインパクトの強い映像を生み出した。
⑧ドック・ハドソンは声優のポール・ニューマンが死去したため故車となり、今作では展示館での過去の写真のみでの登場。
⑨前作で共同監督を務め、レッドとピータービルトの声優も務めたジョー・ランフトが死去したため、共同監督としての後任をブラッド・ルイスが受け継ぎ、レッドは台詞無しで出演、ピータービルトの登場は無かった。
⑩公開国によって東京のパーティーシーンで、ジェフ・ゴルベットが別のキャラクターに置き換わっている。
⑪作中、映画と同名のバンド「カーズ」の1984年のヒット曲「ユー・マイト・シンク」 (You Might Think) が、ウィーザー(アメリカ出身のロックバンド)によるカバーで使用されている。
⑫今作の映画のカメオ出演のキャラクターがある程度本人役として声を担当しており、NASCARドライバーのジェフ・ゴードン、F1ドライバーのルイス・ハミルトン、前作の監督・脚本をしたジョン・ラセターが出演する。
⑬本作の日本のシーンには、現実の日本で実在する車や、それに少し似た車のキャラクターが多く登場する。
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①『トイ・ストーリー3』のロッツォが、車となって東京に登場し、名前が「Lots-o'-Huggin' Bear-Car(ロッツォ・ハグベア・カー)」となっていて看板として出演する。
②『レミーのおいしいレストラン』のグストーが車となってパリに登場。
③本作では自分の名前とレストランの名前が「Castow(ガストー)」になっているおり、レストランも本物と同じで、ロッツォと同じく看板の設定なため、セリフはない。
④マックィーンとメーターが遊び終わった時に、行った映画館で上映されているタイトルとして『Mr.インクレディブル』に登場する「Mr.インクレディモービル」が登場。
⑤ピクサー次回作『メリダとおそろしの森』の主人公であるメリダが車になっており、グレムとエーサーが入ったロンドントラックバーに先行出演として登場。
⑥タペストリーとして壁に貼ってあり、メリダの他にエリノア王妃とファーガス王、三つ子も描かれてある。
⑦前作にも登場した『バグズ・ライフ』のフリックが今回はフランスのマーケットに貼ってあるフランス語版「1001 pattes(バグズ・ライフ)」のポスターとして登場。
⑧『トイ・ストーリー』から全ピクサー映画ではお馴染みのピザ・プラネットのトラックが、ラジエーター・スプリングス・グランプリでの観衆の中に登場。
⑨最初のラジエーター・スプリングスのパーティーシーンでTV画面のトークショーにもピザプラネットのトラックが登場している。
⑩クライマックスでメーターがアクセルロッド卿を攻めるシーンは『トイ・ストーリー』のウッディがバズを外に落としたシーンのパロディである。
⑪アクセルロッド卿が遭難したジャングルは『カールじいさんの空飛ぶ家』と同じ場所である。
⑫前作同様メーターのナンバープレートが「A113」。
塔の上のラプンツェル
2010/11/24 公開
ディズニー
①キャッチコピー『私は知りたい――新しい世界を。』
②ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。
③原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』。
④本作のヴィジュアル・スタイルは、フランスロココの芸術家であるジャン・オノレ・フラゴナールによる絵画『ぶらんこ』をベースとしている。
⑤塔の上のラプンツェルの原案は、映画が公開される14年前からグレン・キーン(ディズニーアニメーター)が1人で温めていたアイディアであった。
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⑦公開時期は2007年を予定していることが明かされたが、キーンの「物語をつくるための時間がもっと欲しい」という要望により、公開時期が2009年へ延びることになった。
⑧マイケル・アイズナー(ウォルト・ディズニー・カンパニー最高経営責任者)からだされた「現代のサンフランシスコに住むヒロインが童話の世界に入り込む」という提案に対して、キーンが上手く対応できなかったり、トラブルもあり、塔の上のラプンツェルの企画は頓挫してそのまま放置されていた。
⑨2006年にウォルトディズニーアニメーションスタジオに配属されたキャットムルとジョン・ラセターによって企画が再び動き出した。
⑩彼らの最初の仕事はキーンをこの企画に引き留めておくことだった。
⑪2007年4月、監督がグレン・キーンとディーン・ウェリンズであると発表されたが、2008年10月には監督が交代したことが発表。
⑫キーンは製作総指揮、スーパーバイジング・アニメーター、キャラクター・デザイナーを担当することになった。
⑬監督を辞退して製作総指揮に回ったのは、2008年に心臓発作に見舞われており体調が優れなかったからだと述べている。
⑭グレン・キーンは当初、塔の上のラプンツェルを2Dアニメーションで作成したいと考えていたが、スタジオ側は3DCGで作成することを要求した。
⑮作品の方針について討論した結果、3DCGアニメーションで作成することが決まったが、ディズニーの伝統的な2Dアニメーションの美的センスを3DCGで再現するというテーマが掲げられた。
⑯キーンは「3DCGによる手描き絵」「鉛筆で描いたような質感」を目指したと語っている。
⑰キーンは「我々が求めていたのは“写実的な髪の毛”ではなく“温かみのある髪の毛”であり、それを実現するための方法を開発した。私は温かく直感的な手描き絵の質感を3DCGで表現したかったのだ」と語っている。
⑱髪の毛の表現を満足なものにするのは困難であり、2010年1月の時点でも製作チームはこの問題について悩んでいたが、同年3月に彼らがDynamic Wiresと呼んでいる技術が完成し、この問題は解決された。
⑲前作の『プリンセスと魔法のキス』(2009年)は、高い評価を得たが、ディズニー社が予想していたよりも低い収益であり、原因は「プリンセス」を強調しすぎていたために男子層からあまり支持を得られなかったことにあると考えた。
⑳ディズニーは男女両方へ映画を売り出すために、男性キャラクターのフリン・ライダーを強調し、また、タイトルを『ラプンツェル』(Rapunzel)から『タングルド』(Tangled)に変更した。
㉑グレン・キーンによると、フリンのデザインを決めるために、多数のフリンのデザイン案を壁に貼って女性たちの意見を聴くという会議が行われたとのこと。
㉒キーンはフリンのデザインについて「筋肉質過ぎても美形過ぎてもいけない。温かみをたたえた目にしたかった」と語っている。
㉓ゴーテルの服のデザインは物語の時代設定よりさらに400年前の服を参考にしている。
㉔映画に登場する灯りだが、インドネシアなどでは実際に空に灯りを飛ばす風習があり、監督のバイロン・ハワードはその光景をインターネットで見て感動し、この灯りを映画の名シーンに採用したと語っている。
㉕今までのディズニーのアニメーション映画の中で最も多くの群集が登場し、村のシーンには3000人の群衆が描かれている。
㉖ラプンツェルの髪の毛のアニメーションの作成には、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのソフトウェアエンジニアであり、大学で髪の毛の研究をしていたケリー・ウォードが協力している。
㉗ウォードは髪の毛の動きや光の当て方に詳しく、ウォードが開発に協力したソフトウェアによって手描きのアニメーションとシミュレーションを調和させることができるようになった。
㉘秘密の谷はフランスのロカマ・ドゥール、王国はモン・サン・ミッシェルから影響を受けていた。
㉙制作初期の段階ではカメレオンのキャラクター”パスカル”の通常の色は紫と青だったが、後にアーティストたちがラプンツェルの髪や洋服にはグリーンのパスカルの方が映えると判断。
㉚監督の一人であるネイサン・グレノが酒場にいるキャラクターとしてカメオ出演し、左手のタトゥーはそのまま採用。
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①ラプンツェルとフリン・ライダーが迷い込んだ酒場の柱にピノキオが座っている。
②酒場の男たちの間に一人ぽつんといるイノシシはライオンキングのプンバァが基になっている。
③王国の祭が始まる前にラプンツェルとフリン・ライダーが本を読み漁っているシーンの窓際には「眠れる森の美女」の本が開いてある。
④ラプンツェルの育ての親マザー・ゴーテルは「白雪姫」の魔女がモチーフ。
⑤ラプンツェルの実の母の胸元のネックレスがミッキーの形。
トイ・ストーリー3
2010/6/18 公開
ピクサー
①キャッチコピー『さよならなんて、言えないよ…』
②公開当時はこの作品がシリーズ最終作の予定だったが、シリーズ存続を望む声は止まなかったことから、本作の後日談となる短編のスピンオフ作品が次々と製作されている。
③『トイ・ストーリー2』公開から3年後となる2002年、まだ本作の製作すら決定していない段階で、ウッディ役のトム・ハンクスは出演を意欲的に考え、「スタッフがこの映画に必要とすることなら、何でもやろう」と語った。
④本作の3Dは、観客がおもちゃの世界に入りこめるように人間目線ではなく「おもちゃの目線」を意識して作られた。
⑤総製作期間は4年であり、そのうち約3分の2は脚本・ストーリー作りといったプリプロダクションに充てられ、そのときに出てきた「もしも玩具が刑務所に入ったら」というアイデアが発展させられた。
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⑦前2作でレニー役、ウィージー役、ハイムリック役を担当したジョー・ランフトも2005年に死去したため、レニー、ハイムリックの登場は無く、冒頭のホームビデオでのウィージーの台詞も無かった。
⑧ヨーデル・ジェシー役のメアリー・ケイ・バーグマンも1999年に死去したため、ジェシーの声はジョーン・キューザックに統一された。
⑨日本語吹き替え版ではグリーン・アーミー・メンの部下と新キャラ、お豆3兄妹役の声優を一般公募で選出するキャンペーンを実施した。
⑩劇中に自社商品を登場させる事でセールスに好影響をもたらす事を経験したマテル社のスポンサードの影響で、本作品にはマテルに実在するおもちゃが多く登場する事となる。
⑪スタジオジブリ映画『となりのトトロ』から大トトロが出演する。
⑫ジブリとピクサーが長年の付き合いで、宮崎駿監督がおもちゃでなら出演を許諾したため。
⑬オープニングにてポテトヘッド夫婦の手下と化したエイリアンたちがシボレーコルベット C5を運転しているが、ピクサー作品にてオリジナルデザインの車が多い中、実在の車両が登場するのは異例である。
⑭クライマックスのゴミ埋立地で巨大な焼却炉へ向かうベルトコンベアーから脱出する際、バズがつかまったランチボックスはTVシリーズ『600万ドルの男』の絵柄のもので、リー・アンクリッチ監督は小さい頃、このランチボックスを実際に持っていたという。
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①映画冒頭でティアナが通勤に使用している路面電車の車両に、「A113」という番号が書かれている。
②オープニングとエンディングの空に浮かぶ雲は、1作目のアンディーの旧宅の部屋の壁紙と同じ形をしている。
③『カーズ』のライトニング・マックィーンなどのミニカーがサニーサイドにある。
④サニーサイドに通っている、メガネをかけた幼稚園児はライトニング・マックィーンのゼッケンがプリントされている服を着ている。
⑤アンディーの部屋にピクサー次回作『カーズ2』に登場する新キャラクター「フィン・マックミサイル」がいる。
⑥冒頭の空想シーンに登場する機関車についてある「95」の数字は、マックイーンの番号と同じ(=トイ・ストーリー誕生年)である。
⑦チョウチョ組の玩具たちが自販機の中で談義をしているとき、ゼッケン84のレーシングカーのスポンサー「リボルティング」の電池がある。
⑧サニーサイドでウッディーが天井裏からイモムシ組へ忍び込む際、『バグズライフ』に登場するアッタ姫のスペリングである「ATTA」が写る。
⑨チョウチョ組のおもちゃとしてエイ先生がある。
⑩ボニーのひざに貼ってあったバンソウコウにはドリーが描かれている。
⑪ウッディが木から落ちて、地上すれすれになるシーンの背景に壁の模様に小さくマーリンとドリーが描かれている。
⑫アンディーの部屋の掲示板に、『カールじいさんの空飛ぶ家』のカールとエリーの手紙が貼ってある。
⑬イモムシ組に子供たちが入ってくる際、棚の下に隠れているのはピクサー初期の短編アニメ『ティン・トイ』のおもちゃ(リメイクされている)である。
⑭バズに内蔵された電池に、『ウォーリー』のBNL社のロゴが入っている。
⑮ボニーのバッグの柄は、ルーカスフィルム(ジョージ・ルーカスが設立した映像制作会社)時代に制作された短編『アンドレとウォーリーB.の冒険』のウォーリーB.である。
⑯アンディの家のオモチャ箱に「ウッディのラウンドアップ」に出てきたビーバーのステッカーが貼ってある。
⑰ウッディが木から落ちて、地上すれすれになるシーンの背景の壁の模様にとても小さく、短編『ルクソーJr.』のボールが描かれている。
⑱ロッツォ、ビッグ・ベビー、チャックルズが雨の中サニーサイドまで移動する際に乗っていたのが、ピクサーでお馴染みのピザ・プラネットの車である。
⑲アンディの部屋にはピザプラネットのカレンダーと2$Offのチケットが貼ってある。
⑳アンディの母のミニバンナンバープレートは、『1』から変わっておらず、新車になった今作でも「A113」である。
㉑今作では、多くのおもちゃがいなくなっているが、冒頭のホームビデオでは、トロール、バレルオブモンキー、RC、ロボット、エッチ・ア・スケッチ、スネーク、ウィージー、ボー・ビープが見られる。
プリンセスと魔法のキス
2009/11/25 公開
ディズニー
①2002年に発表されたメリーランド州の作家E.D.ベイカーのジュブナイル小説『カエルになったお姫様』を基にしている。
②グリム童話『かえるの王さま』を劇中話に引用したりパロディとして使用している。
③監督は『リトル・マーメイド』や『アラジン』で知られるジョン・マスカーとロン・クレメンツ。
④ラセターはワシントン・ポストの取材に対し、これまでのディズニー作品でのヒロイン像との違いの一つとして、「彼女の夢が王子様と結婚することでないこと」を強調している。
⑤完成するまでに3年半かかった。
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⑦企画時におけるヒロインの名は「Maddy」だったが、これは「Mammy」(お母ちゃん)に聞こえるということ以上に、「Addy」(典型的なアメリカ黒人奴隷の名前)に聞こえるという問題があり、「ティアナ」に変えられた。
⑧初のアフリカ系アメリカンのディズニープリンセス作品としての賞賛がある一方、「仲間のホタルが歯抜けとして描かれている」「当時あった人種差別などを描いていない」等のアメリカ黒人社会からの批判がある。
⑨ワニのルイスはストーリー構想段階では人間の設定で、楽器を演奏したいのにそれができず、ドクター・ファシリエに願いを叶えてもらった代わりにワニにされてしまったというサブストーリーも考えられていたが、複雑すぎるということで不採用になった。
⑩映画の初期タイトルは“カエルのお姫様”だったが、主人公の女の子が黒人ということもあり、このタイトルは差別を連想させるという事でタイトルが変更になった。
⑪ティアナ役として最初に検討されていたのは歌姫ビヨンセだったが、彼女がオーディションを拒否した為、このキャスティングは実現しなかった。
⑫ナヴィーン王子の取り巻きの女性たちは、実際にディズニーのアニメスタジオで働いている人たちの似顔絵をもとにデザインされた。
⑬鳥が飛び交うシーンで使われている鳥のアニメーションは、『ライオン・キング』の為に制作されたものを再利用している。
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①ティアナが街に出かけるシーンで、『アラジン』の魔法のじゅうたんが干してある。
②映画冒頭でティアナが通勤に使用している路面電車の車両に、「A113」という番号が書かれている。
カールじいさんの空飛ぶ家
2009/5/29 公開
ピクサー
①キャッチコピー『愛する妻が死にました―― だから私は旅に出ます。』
②ピクサー初の3D上映での長編作品。
③オープニング及びエンディングのピクサーのロゴも3D上映では3D用のアングルで上映された。
④犬語翻訳機の元ネタはタカラトミーの玩具バウリンガルである。
⑤カールの家が雲の中で雷雨に襲われるシーンは『天空の城ラピュタ』を参考にしている。
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⑦カールとエリーの家の番地「18」はピート・ドクター監督の祖父母の家の番地。
⑧カールが握る、裁判所からの出頭命令状に書かれている94070の番号は、カリフォルニア州サンカルロスの郵便番号で、ピクサーのプロデューサーであるブラッド・ルイスが過去に市長を務めたこともある市。
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①カールの家が旅立つ際、『トイ・ストーリー』に出てきたピザプラネットのデリバリートラックが通常より角ばったデザインで登場する。
②カールが出廷した法廷の番号が「A113」。
③カールが南米行きの航空チケットを求めた受付にあるパンフレットに、ピクサーの短編『ニックナック』に登場するキャラクター「サニー・マイアミ」が載っている。
④カールが町を旅立つ際、窓の外を通る子供部屋に、ピクサー次回作『トイ・ストーリー3』の「ロッツォ・ハグベア」がカメオ出演している。
⑤カールに立ち退きを求めていた建設会社のロゴは、『ウォーリー』にでてくるBNL社。
⑥カールが胸につけているフタは、「グレープソーダ」のフタで、『トイ・ストーリー』でも登場するメーカー。
ボルト
2008/11/21 公開
ディズニー
①キャッチコピー『ずっと家族だって、信じてる』『この夏、ディズニーが贈る≪奇跡≫の物語。』
②2006年、ピクサーがディズニーの完全子会社となったため、本作はピクサー最高責任者であるジョン・ラセターが立ち上がりから完成まで携わった最初の作品。
③この映画のサウンドトラック「I Thought I Lost You」は、ペニー役のマイリー・サイラスとボルト役のジョン・トラボルタが一緒に歌っている。
④日本語吹替にはウド鈴木が鳩の役で出演しているが、パンフレットでは役名が「?」と表記されるなど、劇場公開時は役名は意図的に伏せられていた。
⑤マネージャーのトムが使用している携帯電話はiPhoneであるが、次の場面では機種が変わっている。
ウォーリー
2008/6/27 公開
ピクサー
①キャッチコピー『それは、700年の孤独が生んだ≪奇跡≫――』『いちばんの願いは、誰かと手をつなぐこと――』
②全編CG映画。
③ウォーリーとモーの英語版の声を担当したベン・バートは、『スター・ウォーズシリーズ』の音響エンジニアを勤めており、R2-D2やチューバッカの声も作成している。
④風の音は、ナイアガラの滝の音から作られた。
⑤『2001年宇宙の旅』からのオマージュが多く、例えば艦長が2本足で立ち上がる際のBGMとしてリヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』が鳴り響く。
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⑦エンドロールにて「ジャスティン・ライト」の追悼シーンが存在する。
⑧ライトは1981年3月8日カリフォルニア州サクラメントの出身で、2008年3月18日にピクサーの本社所在地であるカリフォルニア州エメリービルで27歳という若さで亡くなった。
⑨カーズのジョー・ランフト追悼シーンから3作品連続でスタッフ追悼シーンが存在する。
⑩本作より、最初のオープニングが眠れる森の美女の城verからシンデレラ城verに変更となった。
⑪ウォーリーがiPodを使って動画を再生しているシーンがある。
⑫ウォーリーが停止中のイヴとテレビゲームで遊んでいるシーンがあるが、ここで遊んでいるゲームはポン (PONG) という世界で2番目に作られ、世界で初めてヒットを記録したアーケード(業務用)ゲームとしてよく知られているものである。
⑬PONGは、ピクサー会長のスティーブ・ジョブズゆかりのゲームでもある。
⑭ウォーリーがイヴを回収した宇宙船にしがみついて地球を脱出するシーンで、スペースデブリとなった人工衛星の中にスプートニク1号(世界初の人工衛星)が混じっており、ウォーリーの頭部に最後まで張り付いていた。
⑮月面にはアポロ15、16、17号のいずれかの物と思われる月着陸船下降段と星条旗、月面車が残存している様子が描かれている。
⑯地上にはBNL社のロゴが入ったアポロ宇宙船の司令船が残っている。
⑰エンドロール後のピクサーのロゴタイトルでは、おなじみのルクソーJr.の電球が切れてしまったのをウォーリーが現れて交換してやり、さらにロゴの「R」の字を倒してしまい代わりに自分がRの格好をするというコントが加えられている。
⑱ピクサーのロゴが消えた直後にBNLのロゴが現れるというおまけもある。
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①ピクサー映画に毎回登場する「A113」は、本作ではオートの極秘任務のコードネームとして登場。
②ウォーリーの集めた宝物の中に、『トイ・ストーリー』のレックスと『モンスターズ・インク』のマイク・ワゾウスキーの人形がある。
③廃墟のゴミの山の中に、ピザ・プラネットのトラックがある。
④2006年の映画「カーズ」で登場した「リークレス」という企業が存在する。
⑤世代宇宙船アクシオムでのビルの電光掲示板に『Mr.インクレディブル』の家族が表示されている。
レミーのおいしいレストラン
2007/6/29 公開
ピクサー
①キャッチコピー『料理が苦手な見習いシェフ、リングイニと、パリ一番のシェフになりたい、ネズミのレミー ――その出会いは”おいしい”奇跡の始まり…。』『パリの街角で…”おいしい”奇跡を召し上がれ!』
②原題(Ratatouille)はフランス南部の野菜煮込み料理「ラタトゥイユ」の意で、主人公のレミーがネズミ(Rat)であることにかけている。
③監督は『アイアン・ジャイアント』や『Mr.インクレディブル』を手がけたブラッド・バード。
④当初はヤン・ピンカバが監督として制作されていたが、経験上の懸念からヤン・ピンカバが降板。
⑤監督を引き継いだブラッド・バードは公開まで20ヶ月という期間で、出来上がっていたキャラクターデザインや脚本を大幅に改訂し(当初レミーはミッキー・マウスのように戯画化されたデザインだった)、完成させた。 ・制作中レミーにはデズリーという名前の母親がいたが、ストーリーが父親との関係に焦点があたるにつれて、母親の存在はカットされた。
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⑦ピクサー作品で最初のブルーレイ方式対応となった。
⑧スケッチを担当したカナダ出身のアニメーター「ダン・リー」が肺がんにより2005年1月15日に36歳という若さで亡くなったため、エンディングにて追悼シーンが存在する。
⑨最初に出てくる、ピクサーでおなじみの眠れる森の美女の城のオープニング(CGver)は、この作品で見納めとなった。(現在はシンデレラ城ver)
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①リングイニとコレットのデートシーンで『Mr.インクレディブル』のボム・ボヤージュがカメオ出演している。
②レミーとスキナーの追いかけっこで後方の橋の上に『トイ・ストーリー』のピザ・プラネットの車が走っている。
③リングイニの履いているトランクスの柄がMr.インクレディブルのマークになっている。
④リングイニの部屋の冷蔵庫には、『バグズ・ライフ』に出てきた中国・山珍の飲茶の入れ物がある。
⑤鍋のスープの中にミッキーマウスの形が隠れている。
⑥ネズミの左耳につけられたタグに「A113」の番号が書かれている。
⑦スキナーがレミーをバイクで追いかけるシーンの左端のかなり小さく見える橋に、ピザ・プラネットの車が走っている。
⑧レミーに近づく大きな犬の影はピクサーの次回作『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場するダグ。
ルイスと未来泥棒
2007/3/30 公開
ディズニー
①キャッチコピー『本当に発明したかったのは、≪家族≫かもしれない――。』
②ウィリアム・ジョイスの子供向け絵本「ロビンソン一家のゆかいな一日」を原作に制作。
③アメリカでは本来は2006年12月15日公開の予定だったが、ピクサーの買収により製作の実権を握ったジョン・ラセターの指示により公開を延期し、全面的に作り直された。
④公開後間もなく、続編の制作が企画されたが、ジョン・ラセターにより中止されている。
⑤劇中に登場する「Todayland」という街はディズニーランドやマジック・キングダムの「Tomorrowland」エリアを基に描かれおり、このエリアは東京ディズニーランドにも存在する。
カーズ
2006/6/9 公開
ピクサー
①キャッチコピー『今度の≪奇跡≫は、[クルマの世界]に起こります。そこは、地図から消えた町――』
②ピクサー長編アニメーションとしては、最後のVHS版発売作品。
③当初は『Route 66』というタイトルで制作されていたが、1960年代に同名のテレビドラマ『ルート66』があったことから、作品名を『カーズ』に変える。
④日本では公開がスタジオジブリ製作の『ゲド戦記』と重なったこともあり、興行収入は前作『Mr.インクレディブル』の半分程度と厳しい結果となった。
⑤英語版では新旧の名レーサーが吹き替えを担当している。
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⑦レースに勝つ為にGTウイングの装備などオリジナルに似せられなかった部分もあったが、ライトの形状を似たものに変更し、劇中で重要アイテムである「稲妻ステッカー」と赤をベースにしたカーラーリングとし、カーナンバーも「95」を取得するなど似せられるところは徹底していた。
⑧劇中のメインスポンサー「Rust-Eze」のロゴはカーズのエンブレムマークに変更されていたが、これはピクサーよりこのマシンのために特別にデザインされたマークであった。
⑨2009年はピクサーがスポンサーを降り、チームは違うベース車両を基にレースカーを制作したため、カーズレーシングの参戦はこの1年だけで終了した。
⑩マックイーンの名で一般的に思い浮かべられるスティーブ・マックイーン主演の映画『大脱走』(1963年)のパロディシーンがある。
⑪マックィーンが行方不明となったことを報じる番組の中で、人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ』のジェイ・レノがパロディ番組の司会「ジェイ・リモ」役として登場し、彼は無類のカーマニアとして全米では知らない人がいないほど有名なキャスター。
⑫ピストンカップというレースタイトル名は、映画制作当時はモデルとなるNASCARのシリーズタイトルがたばこブランドのウィンストンがスポンサーの「ウィンストンカップ」だった事のパロディである。
⑬ピストンカップの優勝決定戦、休業中の看板を出している場所の中に「EMERYVILLE」があったが、ここはピクサースタジオの現住所。
⑭DVD収録の未公開シーン(絵コンテ)や、劇場公開前の予告編で走るマックィーンの車体のゼッケンは「57」だが、これはジョン・ラセター監督の誕生年。
⑮各キャラクター達の瞳の色は英語版の声優達の瞳の色と同じ色になっているが、同じ声優であるはずのレッドとピータービルトの瞳の色が異なる。
⑯エンディングにて、「ラジエーター・スプリングス・ドライブインシアター」で上映された「トイ・カー・ストーリー」「モンスターズ・トラック・インク」「バグズ(ワーゲン)・ライフ」のキャラクター達の声は全てそれぞれの映画本編のオリジナルキャストが担当している。
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①『トイ・ストーリー』のウッディは、カウボーイのミニカー。
②『トイ・ストーリー』のバズは、玩具の宇宙自動車バズ・ライト・カーで、リアには「PIXAR」文字入り。
③『トイ・ストーリー』のハムは、豚の貯金車で、車体はトヨタ・セプターワゴン風。
④『モンスターズ・インク』のサリーは、警備員マルコ風の車体にモンスタートラックのタイヤを装着している。
⑤『モンスターズ・インク』のマイクの車体のベースはイソ・イセッタ。
⑥『モンスターズ・インク』のイエティの車体は除雪車。
⑦『バグズ・ライフ』のフリックの車体は1966年型フォルクスワーゲン・タイプ1。
⑧ダイナコ石油は、トイ・ストーリーにて登場したダイナコ石油が名前の由来で、ロゴマークも同一。
⑨エンディングでのジョー・ランフト追悼シーンでは、彼が声を担当した『バグズ・ライフ』のハイムリックと『トイ・ストーリー』のレニー、『トイ・ストーリー2』のウィージーが登場する。
⑩マックが州間高速道路40号線を移動していく最中、電線に短編『フォー・ザ・バーズ』の小鳥達が止まっているのが一瞬見える。
⑪カリフォルニアで最終レースが行われるシーンで、観衆の中に『トイ・ストーリー』に登場するピザ・プラネットの車がトッドの名で登場している。
⑫メーターのナンバープレート及び、途中で登場する大陸横断鉄道の車体にはピクサートリビアではおなじみの「A113」が表示されている。
⑬ピクサーの次回作『レミーのおいしいレストラン』のグストーのレストラン「GUSTEAU'S」が、街並みの一部「GASTOW'S」として登場。
ライアンを探せ!
2006/4/14 公開
①キャッチコピー『――父親の愛が奇跡を起こす。』
②ドリームワークス作品「マダガスカル」やピクサー制作の「ファインディング・ニモ」と設定やストーリーの類似性が指摘されている。
③日本で字幕版が上映されたのは、東京都内の1箇所のみで、あとは全て吹き替え版だった。
チキン・リトル
2005/10/3 公開
ディズニー
①一部上映館では3D版が上映され、3D版の上映方式はディズニーデジタル3-Dで、『チキン・リトル』で初めて導入された。
②日本では、ディズニー長編アニメーション映画としては、最後のVHS版発売作品となった。
③手作業による作画アニメでなく、完全にCGアニメーションのみで制作されており、ディズニーのアニメ映画史上では、フルCGの作品は、2000年の『ダイナソー』に次ぐ2作品目。
④当初チキン・リトルは女の子の設定であったため、アメリカ人女優のホリー・ハンターが声優を担当することになっており、すべてセリフを収録していた。
⑤エンディングではジョー・グラント(アニメーター)の追悼シーンが存在する。
Mr.インクレディブル
2004/11/5 公開
ピクサー
①キャッチコピー『見た目は普通の家族、その正体はスーパーヒーロー一家。』
②これ以前のピクサー作品はおもちゃ、虫、モンスター、魚が主人公であり、この作品で初めて人間社会を舞台としたストーリーを描いている。
③アメリカでの公開にあたっては殺人シーンがあるためMPAA(アメリカ映画協会)からPG指定(年齢制限)を受けている。
④「異質分子は社会で苦労する」という中心テーマは、バード監督自身が何度も会社をクビになった体験をもとにしている。
⑤音楽や雰囲気は初期007を彷彿させるレトロ調。
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⑦技術的には、服や髪の物理的感触を極めて忠実に表現した。
⑧アニメーターたちは、キャラクターたちの印象的な歯を描くために、スタジオ近辺で、人が歯をむき出している写真を撮り集めた。
⑨当初この作品は3DCG作品ではなく、制作もワーナー・ブラザースで行われていたが、同社アニメーション部門凍結により制作が頓挫した。
⑩ピクサーに移ったブラッド・バードの下で制作が続けられ公開。
⑪2004年11月に全米公開される大分前に「Mr.インクレディブル」の予告動画ができあがったが、その動画の中には本編では使われなかった未公開シーンなども含まれており、今では伝説の予告とされている。
⑫「イラスティガール」と呼ばれるキャラクターの権利を保有しているDC Comicsが、ディズニーにキャラの使用を許可したことで、「イラスティガール」の名前をそのまま使えるようになった。
⑬2018年6月15日には、続編『インクレディブル・ファミリー』が公開。
⑭パー家の近所で三輪車に乗って遊ぶ少年の声を担当したのは、ブラッド・バード監督の実の息子。
⑮ヤングインクレディブルがビルの屋上で泥棒を退治したシーンで、被害者のバッグからこぼれた荷物の中にインクレディブルのPEZが写る。
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①ピクサーではお馴染みの暗号「A113」が研究施設の管制塔のパネルに出てくる。
②ジャック・ジャックの玩具の中にピクサー映画を象徴するルクソーボールがある。
③本作はピザプラネットのトラックが登場しない唯一のピクサー映画。
④ピクサーの次回作『カーズ』の「ドック・ハドソン」が登場する。