美女と野獣”魔法のものがたり”
2020/9/28~
踊るように動くカップに乗って物語の世界へ
TDL
ファンタジーランド
①世界中で愛されているディズニー映画『
美女と野獣
』のストーリーに沿って、音楽とともにいくつもの名シーンをめぐる。
②東京ディズニーランドのメインシンボルである
シンデレラ
城に次ぐ、高さ30mの「
美女と野獣
の城」の中にある。
③投資額は約320億円。
④当初は2020年4月15日オープン予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、オープンが未定となっていた。
バックグラウンドストーリー
森の奥にある野獣の棲む城に足を踏み入れると、魔女の強力な魔法によって、王子から姿を変えられた野獣とベルの出会いから”魔法のものがたり”は始まる。
魔法のバラの花びらがすべて散る前に、2人は真実の愛を見つけ、魔女の魔法を解くことができるのか。
イッツ・ア・スモールワールド
2018/4/15~
カナルボート型のライドに乗って世界各国の子どもをイメージした人形たちが歌って踊る夢の世界を訪れる
TDL
ファンタジーランド
①リニューアルにより、からくりの顔が動いている時の音を、開園当初と同じアナハイム版に変更。
②リニューアル後はからくりの動作音(ト長調)は変更せず、人形が行進する時の音楽のみアナハイム版や香港版と同じ、変ホ長調へ変更。
③外観を寒色と暖色が織り交ぜられた、紫系の色を基調とした色に再度塗り替えられた。
④「アナと雪の女王」「
ふしぎの国のアリス
」「
シンデレラ
」「
ピーター・パン
」「
塔の上の
ラプンツェル
」「
ムーラン
」「
アラジン
」「ライオン・キング」などのディズニー映画のキャラクターの人形が約40体加わった。
⑤新しく加わった人形の付近では、それぞれの映画を彷彿とさせる音楽が「小さな世界」の曲に織り込まれている。
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⑦人形だけでなく、音響や照明の効果の変更、ロゴの変更なども行われた。
バックグラウンドストーリー
世界中の子供たちの純粋な心を称える”世界で一番幸せな船旅”。
平和で喜びに満ちた航海では、300人もの世界中の子供たちが民族衣装に身を包み、テーマソング「小さな世界」を合唱している。
その
ハーモニー
を聞きながら、ヨーロッパからアジア、中南米、南太平洋の島々へと世界一周の幸福な旅へ。
①元々平面駐車場の一般用区画のあった場所で、投資額は約115億円。
②東京ディズニーリゾート初の3D映像を使ったライドアトラクション。
③アメリカの2つのパークでは映画『
トイ・ストーリー
3』の公開に合わせて、新キャラクターを登場させリニューアルしたが、東京は映画公開後のオープンだったため、リニューアル後のものが導入された。
④アトラクション公式ロゴが東京版だけ異なる他、英語表記も「Toy Story MANIA!」なのも東京だけである。(アメリカ2パークでは「Toy Story MIDWAY MANIA!」と表記。)
⑤アトラクション及び新エリアの外観は、1903年のニューヨーク地下鉄の終点コニーアイランドにできた「ルナパーク」をモデルにしており、海の近くに面した遊園地「トイビル・トロリーパーク」の一番人気のアトラクション「
トイ・ストーリー
・マニア!」という設定。
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⑦ ウッディ の口から入るとそこは アンディ のおもちゃ箱となっており、ゲストは知らぬ間におもちゃの大きさになっているという演出。
⑧オープン初日は待ち時間最大で400分待ちを記録し、ファストパス発券も開園から1時間で終了した。
⑨オープン当初はスポンサーがついていなかったが、2015年7月1日から花王がオフィシャルスポンサーとして提供開始。
⑩トラム乗り場では映画内の アンディ の部屋にあったミッキーの掛け時計や、ルクソーボールも存在する。
⑪設定が真夜中の子供部屋なので、キャストたちは昼間でも「こんばんは」とあいさつをする。
⑫建物に入ってすぐ目の前にある、 ウッディ や ジェシー のかかれた絵本の裏側のバーコードの様なものに「786936138047」と数字が記されており、これはアメリカで実際に発売されていた映画『 トイ・ストーリー 』と『 トイ・ストーリー 2』がセットになったDVDの番号である。
⑬建物外側に沿ってスタンバイする場所に3枚の大きな絵があり、それぞれに隠れミッキーが存在する。
⑭「トイビル・トロリーパーク」から外に出る時に入口のアーチを見上げると、「YOU’VE GOT A FRIEND IN TOYVILLE!」(トイビル・トロリーパークには君の友だちがいるよ)と書いてある。
⑮アトラクションができる前はパーク駐車場であったが、パーク内から見るその場所は、アメリカンウォーターフロント内における路面電車の倉庫入口という設定になっていたため、「 トイ・ストーリー ・マニア!」の前にも路面電車の線路の跡が周回している。
シンデレラのフェアリーテイル・ホール
2011/4/15~
城内を廻るウォークスルータイプ
TDL
ファンタジーランド
①ディズニー映画『
シンデレラ
』をモチーフにしたアトラクション。
②建設費用は約20億円。
③2階が使用されていないが(欠番)、このフロアはシンデレラ城ミステリーツアーで使用されていたフロアである。
④城内には、映画の各シーンを題材にした絵画やジオラマ、アート作品が展示されている。
⑤広間にある「
フェアリー・ゴッドマザー
」が馬車に魔法をかけている絵には仕掛けがある。
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⑦ シンデレラ と プリンス・チャーミング の仮装をしたゲストが来ると、「おかえりなさいませ」と言われる。
バックグラウンドストーリー
シンデレラ
と
プリンス・チャーミング
が住むシンデレラ城。
魔法に導かれてプリンセスになるまでの物語をみんなと分かち合いたいと考えた
シンデレラ
。
自分たちが留守の間でも自由に見てもらえるようにと、シンデレラ城の中を開放した。
ミッキーのフィルハーマジック
2011/1/24~
3Dフィルムによるシアター型アトラクション
TDL
ファンタジーランド
①2003年10月にマジック・キングダムに登場した際には、特定目的の3D用スクリーンとしては世界最大であった。
②名称の「フィルハーマジック」とは、交響楽団を意味する「フィルハーモニック」と、魔法を意味する「マジック」を掛け合わせた言葉。
③東京ディズニーランドは他のパークとは内装が若干異なるが、内容は同一であり、音声のみ日本語吹き替えにしている。
④キャラクターの歌唱部分は新録はせず原典となった作品の公開当時の音源を流用している。
⑤アトラクション入口にある青地の背景に五線譜が描かれているのは、映画『ファンタジア』の「魔法使いの弟子」のシーンで使用されたピアノの楽譜が表現されている。
①リアルタイムでディズニーの仲間と直接会話出来るシステムは、東京ディズニーリゾート内で初の試み。
②総工費は約13億円。
③
クラッシュ
の声は、ゲストから見えない位置にいる声役キャストによって発せられる。
④CGは映画版と同等のクオリティで構成されている。
⑤声の発音に合わせてコンピューターが声を認識し、かつ瞬時に適切な口の動きをするようになっている。
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⑦2008年1月26日には、当日東京ディズニーシーを親子で訪れたゲストの中から、キャストが直接声をかけ、了解を得たゲスト対象にプレイテストが行われていた。
⑧2016年、映画『 ファインディング・ドリー 』の公開に合わせてリニューアルが行われている。
⑨ クラッシュ が選んだゲストをガイドに説明する時、ゲストの服装を海のものに見立てて説明する。
(特に、ミッキーのカチューシャを「二枚貝」と呼ぶ。腕のことは「ヒレ」と呼ぶ。)
⑩ クラッシュ と会話に使うハイドロフォンは、東京版のものと、その他の海外パークとではデザインが違っており、東京版のものはアトラクションがあるエリアに合わせたデザインをしている。
⑪好きな食べ物を クラッシュ に聞かれたときに「魚」と答えると、「魚は友達、エサじゃない。」と誓わされる。
⑫海底展望室へ行く前のミュージアムには世界各国の新聞が掲載されている中に、「東京友好新聞」という日本の新聞もある。
⑬船に入って突き当りの壁にS.S.コロンビア号全体の断面図があり、その図の一番最下層の「貨物室倉庫」にパンをかじる グーフィー がいる。
⑭S.S.コロンビア号の全長は約140m、最大幅は約25m。
バックグラウンドストーリー
豪華客船S.S.コロンビア号の船尾に位置する海底展望室。
時代は20世紀初頭。
S.S.コロンビア号は、アメリカンウォーターフロントに停泊し、大西洋横断の航海に向けて準備の真っ最中。
船内には海底展望室だけでなく、洗練された優雅な雰囲気の中で食事が楽しめる「
S.S.コロンビア・ダイニングルーム
」や、アメリカンスピリットあふれるラウンジ「
テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ
」があり、アメリカンウォーターフロントの景色を眺めながらデッキを散策することもできる。
海底展望室に入ると、大きなガラス窓。
船内にいながら、海底のすばらしい景色を見ることができる。
このガラス窓の左手にあるコントロールパネルが、海の生き物たちとの会話を可能にした水中マイク”ハイドロフォン”。
このハイドロフォンを使えば、海の生き物たちとおしゃべりすることができる。
この世紀の大発明をしたのが、”エンディコット海洋学研究所”の優秀な研究員たちである。
ちなみに、S.S.コロンビア号を所有し、運航を行っている会社、U.Sスチームシップカンパニーのオーナーは「
コーネリアス
・エンディコット三世」である。
ここでは、人間について興味を持つ息子の
スクワート
のために、
クラッシュ
が海底展望室までやってくる。
人間のことについて知識を得て、
スクワート
の質問に答えてあげようとしている。
そんな
クラッシュ
のためにも、勇気を出して”ヒレ”を高くあげて
クラッシュ
と話してみよう。
タワー・オブ・テラー
2006/9/4~
フリーフォールタイプのホラーアトラクション
TDS
アメリカンウォーターフロント
①ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートと、ディズニーランド・パリにあるアトラクション「トワイライトゾーン・タワー・オブ・デラー」と類似したアトラクション。
②演出は東京ディズニーシー完全オリジナルストーリー。
③他のパークは、米国テレビドラマ「トワイライトゾーン」をモチーフにした演出になっている。
④東京で他パークと同じコンセプトで建設出来なかったのは、他のパークが全てハリウッドをテーマとしたパーク及びテーマゾーンにある事と、建物が「ハリウッド・タワー・ホテル」という設定である事から、ニューヨークを再現したアメリカンウォーターフロントでは地理的設定に矛盾が生じてしまうという問題があったため。
⑤東京オリジナルのバックグランドストーリーを制作し、建物の外観・内装・演出も他のパークと異なっており、総工費は210億円。
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⑦落下時に強い浮遊感を味わえるので、東京リゾート内でもスリルは格段に高い。
⑧開業当初から「ディズニー史上最恐」というキャッチコピーが多用されていた。
⑨乗り場は1階と2階に分かれており、1階のライドにゲストが乗り降りしている間に2階のライドが稼働し、回転率を上げている。
⑩閑散期は3つのツアー中2つを稼働させ、1つのエレベーターはメンテナンスを行うため、他のアトラクションと違って、メンテナンスのため終日運休となる事例が少ない。
⑪エレベーターの動きはプログラミングによって変更可能なため、開業してしばらくは落下パターンや回数に違いは無かったが、2012年1月から3月の期間限定で新たなプログラムを導入したイベントが開催された。
⑫建物の高さは59mで、プロメテウス火山とシンデレラ城が51mであり、両パーク合わせて最も高い建物である。
⑬60mにしない理由は、航空法により60m以上の建物を建設する際、航空障害灯の設置を義務付けられているため、パーク内の建物として景観を損ねないようにするためであった。
⑭エレベーターは建物の最上部から落下するわけではなく、実際の最高到達点は建物の高さに比べて、かなり低い38mである。(建物の中程にあるアーチ状のひさし部分が最高到達点)
⑮建物は14階建てという設定で、12階までが客室で、13・14階はハイタワー三世の部屋となっている。
⑯アトラクション体験中の写真やグッズを買えるショップ「 タワー・オブ・テラー・メモラビリア 」はもともと室内プールであったため(設定)、壁には「女性がいる時はしぶきを立てるな!」や「入水に適した格好を!」という看板があったり、床もプールだった場所を板で閉じたようになっている。
⑰屋外から眺めると、エレベーターが最高点に到達すると、窓からエレベーターに向かって光が稲妻のように伸びていく演出があるが、日没前と日没後で演出が微妙に異なる。
⑱ロビー天井には、ハイタワー三世が世界各国を旅した絵画が飾られており、中には「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」の神殿や「レイジングスピリッツ」の遺跡を訪れた時の絵もある。
⑲スタンバイの待ち時間表示には、、ホーンテッドマンションと同じく「13分」がある。
⑳ホテルハイタワーの2階にはファラオ探険家クラブというクラブがある。
㉑「 ブロードウェイ ・ミュージックシアター」の隣には、バックグラウンドストーリーの登場人物であるマンフレッド・ストラングが務める新聞社「ニューヨーク・グローブ通信」の建物がある。
㉒香港ディズニーランドにあるアトラクション「ミスティック・マナー」には、ハイタワー三世とシリキ・ウトゥンドゥが描かれた絵があり、これは1899年にS.E.A.と呼ばれる組織の会合が開かれた際のものである。
㉓ハイタワー三世はS.E.A.の1890年代以後のメンバー。
㉔TOKYO FMで、2006年7月から9月まで「タワー・オブ・テラー」のラジオストーリー全13話が放送されていた。
㉕講談社の漫画雑誌『モーニング』2006年8月31日発売号においてバックグラウンドストーリーを基にした漫画版が読み切りで掲載された。
㉖2006年7月28日に首都圏で、4ページの「タワー・オブ・テラー」に関する号外(広報ペーパー)が配布され、2006年9月2,3日にも渋谷、新宿にて「号外」が配布された。
㉗建物正面から見たアーチ状の4つの窓の部分の右から2番目のアーチの頂点部分に「ハイタワー三世」の顔の浮彫の石板が設置されている。
バックグラウンドストーリー
1892年に開業し、1899年に閉鎖されるまでの8年間、栄華を極めたこのホテルは、大富豪で探険家、そして世界の文化的遺産の熱狂的な収集家でもあったオーナー、ハリソン・ハイタワー三世の、富と権力を象徴する存在だった。
1899年、彼はコンゴ川流域に住むムトゥンドゥ族から、呪いの偶像とされる「シリキ・ウトゥンドゥ」を手に入れる。
そのシリキ・ウトゥンドゥのお披露目パーティーが1899年12月31日に開かれた。
場所はハイタワー三世が建設し、オーナーとなっていた「ホテルハイタワー」。
会見の際、記者の一人からシリキ・ウトゥンドゥが呪いの偶像であることを指摘されると、「はっ、呪いの偶像だと?バカバカしい!」と嘲笑った。
パーティー終盤、ハイタワー三世はホテルの最上階にある自室にシリキ・ウトゥンドゥを飾るため、エレベーターに乗り込み、シリキ・ウトゥンドゥに葉巻を押し付けた。
しかし、深夜0時ちょうどにホテルに停電が発生。
その時緑色の光がエレベーターを包み込み、同時にハイタワー三世の悲鳴が響き渡った。
制御不能となったエレベーターは1階まで落下し大破。
ところが奇妙なことに、落下したエレベーターの中からハイタワー三世は姿を消していた。
トルコ風帽子とシリキ・ウトゥンドゥだけを残して…。
この事件以来、ホテルハイタワーはニューヨーク市民から「恐怖のホテル(タワー・オブ・テラー)」と呼ばれるようになった。
時は経ち、1912年。
1899年の事件以来長らくホテルは閉鎖されてきたが、ニューヨーク市保存協会は「建築物の歴史的価値が高い」という理由で改修工事を行った。
修復が行われた背景として、エンディコット三世の娘の存在がある。
ニューヨーク市保存協会の会長はハイタワー三世と長年の確執があるエンディコット三世の娘、ベアトリス・ローズ・エンディコットであるが、そのベアトリスはハイタワー三世に並々ならぬ尊敬の念をもっていた。
ハイタワー三世と確執があったエンディコット三世は当然ホテルハイタワーを取り壊し、その跡地に自分のホテルを建設する予定であったが、娘のベアトリスにそれを反対されてしまった。
ニューヨーク市保存協会は設立の目的を「ニューヨークの歴史ある建造物を保護すること」としているが、実際にはホテルハイタワーの修復・保護だけの目的で設立されたという噂が立っている。
ホテルがニューヨーク市保存協会により修復された後、同協会主催のツアーが開催される。
見学ツアー中には業務用エレベーターに乗って、最上階にあるハイタワー三世の部屋と、ニューヨークの街を一望できる素晴らしい景色を楽しめる。
芸術的にも建築的にも価値の高いホテルハイタワー。
ぜひ私たちの手で後世に残しましょう。
ホーンテッドマンション・ホリデーナイトメアー
2004/9/~2005/1/
ライド型お化け屋敷
TDL
ファンタジーランド
①毎年9月オープンし、1月にクローズ。
②ディズニーランド(アナハイム)での「ホリデー」の成功を受けて、マジック・キングダムのホーンテッドマンション用に新たに「ホリデー」のプロットが開発。
③マジック・キングダムが導入の中止を決めたことから、開発されたプロットはそのまま東京ディズニーランドに転用。
④東京ディズニーランドのホーンテッドマンションはマジック・キングダムを基に設計されているため、ほぼそのまま導入することが可能であった。
⑤導入に当たっては名称を単なる「ホリデー」から「ホリデーナイトメアー」と変更。
バックグラウンドストーリー
ハロウィーンタウンの人気者の
ジャック
・スケリントンは、ある暗い冬の夜、ハロウィーンタウンには何かが足りないと思い悩んでいた。
そんな時、
ジャック
は「クリスマスタウン」という街でその暖かい灯りに魅了され、ついに
サンディ・クローズ
(サンタクロースの聞き間違い)になることを決心する。
そして今宵
サンディ・クローズ
(
ジャック
・スケリントン)は、最初に彼が来るのを心待ちにしていた幽霊達の住むこの屋敷、「ホーンテッドマンション」を立ち寄ることになった。
中では幽霊達が、クリスマスの飾り付けをしている。
ハロウィーンとクリスマスがぶつかりあう時がきたのだ。
彼はおもちゃで膨れた大きな袋を背負って、この屋敷へと向かうのだった。
今、悪夢をよぶクリスマスが始まろうとしていた・・・。
ビッグシティ・ヴィークル
2001/9/4~
アメリカンウォーターフロントの各所にある停留所を結ぶ自動車
TDS
アメリカンウォーターフロント
①ライドは20世紀初頭当時の自動車の形をしたものが多い。
②様々な形の自動車が存在する。
③タウンカー(ハートレイ・ウルフ社製)
20世紀初頭に登場したアメリカ風のゴージャスなツーリングカーがモデル。
車体には「NEW CENTURY AUTOMOBILE EXCURSIONS(新世紀自動車遊覧旅行)」と書かれたステッカーが貼られている。
④タウンカー(ランブルスコ社製)
ハートレイ・ウルフのものと比べて、車体が流線を描いており、クラクションの音が微妙に異なる。
⑤ポリスワゴン
逮捕や囚人の護送用として使われた警察のワゴン車をイメージして作り、座席の周りには鉄格子がはめられている。
側面には「POLICE DEPARTMENT」と書かれており、車内には「BAIL BONDS」と書かれた保釈金保証会社のポスターが貼られている。
「ポリスワゴン」という名前は通称であって、正式には「マーティー・
ブルドッグ
」という。
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モチーフは20世紀当時アメリカで走っていた「ジットニーヴィークル」という区間バス。
フロントのグリルには「HUMBERT」と書かれているが、これはバスを保有しているツアー会社(架空)の名前。
ニューヨークツアーの観光用バスのため、車体にはニューヨークの観光名所が描かれている。
⑦デリバリートラック
ステークベッドトラックという、積み荷を木で安定させる構造になっているトラックがモチーフで、そのため座席は、積み荷を乗せるための大きな荷台をイメージして作られている。
このトラックを所有しているのはコモドール・アイス・カンパニー社という架空の製氷会社。
氷を運ぶのがメインだったので車体には「100% PURE HARLEM RIVER WATER(100%純粋な実在の水)」と書かれたステッカーも貼られている。
トラックの正式な名前は「クラカウアー」。
⑧クルートランスポート
従業員を輸送するための車がモチーフで、車体の側面には「CREW TRANSPORT」と書かれており、その横に小さな箱が設置されている。
当時の車はまだ故障が多く、ほとんどの故障は自分で直さなければいけないため、その修理道具を入れておいた箱である。
⑨ファイアーエンジン
当時の消防車を再現した車。
後部にベルがあったり、側面には緊急時のオノがあったり、数々の消化道具が装備されている。
もともと東京ディズニーランドで運行されてきたが、その後このアトラクションに移動し、2008年4月に廃車となっている。
⑩ライトニングボルト
2006年6月に導入された新型車両で、テスラ社製。
テスラ社は架空のメーカーであるが、ニコラ・テスラ(電気技師、発明家)の名前が採られたものと思われる。
車体の横の四箇所にコイルを模した飾りつけがされているが、電気自動車というわけではなく、設定上、屋根の避雷針から雷の電気を集めて走る電気自動車となっている。
⑪バイオツアラー
2008年4月より、ファイアーエンジンに代わって導入。
車体前方の両脇についている木のチップのようなものが特徴であり、この木のチップからエタノールを精製し、それを燃料に走っている。(設定であり、実際にエタノールエンジンというわけではない。)
③乗り場は4ヶ所で、「 ニューヨーク・デリ 前」、「 マクダックス・デパートメントストア 前」、「ホレイショースクエアのスクリュー前」、「アーンド・ペグズ・ヴィレッジストア前」がある。
④時期や時間帯によって、それぞれの乗り場の行き先が変更することがあある。
⑤オープン以来スポンサーだった日産自動車が「スポンサー代に見合う成果が出ない」との理由にスプラッシュ・マウンテンとともに2006年9月3日をもって撤退した。
⑥ニューヨークエリアとケープコッドエリアを結ぶ片道運行のコースは、ドックサイドステージ前で途中下車する試験運行を行っていた時期もあった。
⑦2012年頃よりケープコッドへのルートは事実上運休していたが、2014年9月より、ガイドマップからケープコッドの停留所がなくなり、事実上の廃止となったいるが、停留所そのものは残っている。
⑧ニューヨーク周遊コースは、ニューヨークエリアを一周して戻ってくる路線なので、移動手段としては利用できない。
バックグラウンドストーリー
20世紀初頭、馬車に代わる新しい動力として脚光を浴びた自動車。
そんな時代のスタイリッシュな自動車に乗り込んで、ニューヨークの町を優雅に観光しよう。
ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ
2001/9/4~
アメリカンウォーターフロントとポートディスカバリーを結ぶ高架鉄道
TDS
アメリカンウォーターフロント
①ノスタルジックな2両編成の赤い車両。
②最高速度15km/hのローラーチェーン駆動。
③車両前面と乗降用の扉には”Electric Railway”の略である「ER」と書かれたロゴがある。
④2両編成の電車が4本用意されており、基本的にはそのうちの1本がアメリカンウォーターフロント駅先の車庫で、予備編成として待機している。
⑤東京ディズニーランドウエスタンリバー鉄道の建設当時の、地方鉄道法が1987年4月1日に撤廃され、替わって施行された鉄道事業法では規制が緩和されたため、東京ディズニーシー建設時には移動手段として利用できる鉄道路線の敷設が可能となった。
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⑦アメリカンウォーターフロント・ステーション2階の駅長室には、当時の写真が飾られている。
⑧アメリカンウォーターフロント・ステーションは、赤レンガのつくりとなっており、20世紀初頭のニューヨークの世界観を醸し出している。
⑨ポートディスカバリー・ステーションは空想未来風の駅舎で、未来の空想都市や、さまざまな形をした陸、海、空の乗り物が描かれた大きな壁画が飾られている。
(その中に隠れミッキーがある。)
⑩列車の発車は車内の運転台ではなく、駅プラットホーム中央の操作盤にある緑の発車ボタンで行われる。
⑪運転台の上の屋根には小さな鐘が設置されており、乗務するキャストが発車時に紐を引いて2回鳴らす。
⑫乗客の乗車は連結面側扉、降車は運転台側扉と開業時から定義されている。
⑬当初より車内に暖房装置は設置されているが、冷房装置は備わっていなかったため、夏場は窓を半分開けて運行していたが、2015年頃に冷房装置が追加設置された。
⑭高架下では、当時の高架鉄道の騒音を再現するために列車通過時の音を意図的に増幅させている。
⑮東京ディズニシーオープン当時からアトラクションスポンサーとなっていたトミーが2006年9月3日をもってスポンサーから撤退したが、2007年4月1日よりタカラトミーとして再度スポンサーについた。
バックグラウンドストーリー
20世紀初頭。
アメリカの大都市では人々を円滑に運搬する方法が模索され、「トロリー」と呼ばれるセミオープン式の小型電車が運行されるようになった。
また、ガソリンで動く自家用車が道を走り始めるにしたがって、交通渋滞が問題になってきた。
そこで、ニューヨークのような都市では高架の線路が建設され、トロリーが街の道路ではなく、その上を走るようになった。
アメリカンウォーターフロント・ステーションからは、喧噪の街並みを抜けると、見えてくるのは初めてなのに懐かしい華やかな港。
時空を超えた未来のマリーナ、ポートディスカバリーへ。
ポートディスカバリー・ステーションからは、時空を超えて20世紀初頭のアメリカンウォーターフロントへ。
プーさんのハニーハント
2000/9/1~
「ハニーポット」の形をしたライドに乗ってディズニーアニメーション「くまのプーさん」の舞台となった100エーカーの森を冒険
TDL
ファンタジーランド
①海外の同テーマアトラクション「プーさんの冒険」では、レールの上を一方向に走行する形式となっているが、東京への導入に当たり最新の技術を導入し、レールが存在せずどこを走るのか予測できない奇怪な動きを持つアトラクションになっている。
②
ティガー
のジャンピングシーンは、海外版がデコボコなレールで表現しているのに対して、東京版はライドが走行する地面ごと跳ねるという特異な動作をしている。
③ハニーポットにはそれぞれコンピューターが1台搭載されており、現在の位置や状態を常に把握している。
④床面には電磁誘導コイルが埋め込まれており、それによってハニーポットはズレが非常に少ない走行ができている。
⑤ハニーポットは360度どの方向に対しても死角が存在しないように対物センサーが設置されている。
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⑦東京ディズニーシーの「アクアトピア」は同じシステムが導入されている。
⑧アトラクションのいたるところにある「HUNNY」は、はちみつの「HONNY」をクリストファー・ロビンがまだ幼いため間違えたスペルミス。
⑨クリストファー・ロビンによるスペルミスは、公式サイトやガイドマップなどの表記にも使用されている。
⑩アトラクション隣のショップは、クリストファー・ロビンの家。
⑪アトラクション正面の大きな本の前に広がる庭は、クリストファー・ロビンの家の庭。
⑫「はちみつ大砲」でする匂いは本物のハチミツの匂いではなくて、コンサートや演劇等でチンダル現象を起こすために用いられる煙幕に付けられた香料である。
⑬「100エーカーの森」の地図に書かれている方角を示す表記が、「N(北)・E(東)・W(西)・S(南)」ではなく、「P・O・O・H」となっている。
⑭待機列の本の世界は、クリストファー・ロビンが父親にお話しを読んでもらっていた世界。
⑮待機列の本の世界に描かれているプーさんの絵本は、「プーさんとハチミツ」や「プーさんとおおあらし」という実際に公開されたストーリーが使われている。
⑯ライドのハニーポッドが100エーカーの川を流れながら進む設定なので、ライドが通る道は青緑色に装飾されている。
バックグラウンドストーリー
クリストファー・ロビンが作り上げた話。
ある風の強い日、プーさんは木の上にあるハチの巣からハチミツを取ろうと、クリストファー・ロビンから風船をもらう。
クリストファー・ロビンに「風船じゃハチミツは取れないよ」と言われるが、プーさんは「取れるよ」と自信あり。
こうしてプーさんは風船でフワフワと浮きながら風に吹かれ、ハチミツ探しの旅に出る。
シンデレラ城ミステリーツアー
1986/7/11~2006/4/5
シンデレラ城の内部をガイド役のキャストと共に数十人のグループが歩いて移動する
TDL
ファンタジーランド
①シンデレラ城高さ約51m。
②窓や扉の大きさがだんだん小さくなるよう「強化遠近法」を使って、実際の高さよりも高く見せる作りになっている。
③ミステリーツアーは2タイプのツアーがあり、どちらのタイプでも魔物を倒した勇者には「勇者のメダル」がプレゼントされた。
③世界のディズニーパークの中で東京ディズニーランド独自のアトラクションであった。
④運営終了の理由は公表されていないが、シンデレラ城は建築基準法改正前に建築された建物だった為、耐震補強工事をするにあたり、ミステリーツアーで使用しているスペースを埋める必要があったのではないかという説。
バックグラウンドストーリー
本来は、ガイドと共に豪華絢爛なシンデレラ城内部を歩いて廻り、最終的には棟の頂上に上がるというもののはずが・・・。
ゲスト達はディズニーの数々のヒーローやヒロインたちの肖像画が飾られているギャラリーを訪れ、ガイドからディズニー映画『
コルドロン
』にて光の剣で魔王ホーンドキングを討伐した少年
ターラン
の説明を受ける。
ところが、数々の絵画の中心に設置されている
魔法の鏡
が顔を表して、その説明を侮辱し始める。
ディズニーのヒーローやヒロインたちの肖像画を雷鳴と共に悪役の肖像画へと変化させ、ゲストを秘密の地下室へと誘う。
ガイドはゲストたちを3階直通のエレベーターに退避させるが、
魔法の鏡
に誘われて通路の途中で閉じ込められてしまう。
この危機を脱するため、一人のゲストが選ばれホーンドキングと「光の剣」で戦う。
ホーンドキングを倒すと、そのゲストは「勇者」と称えられてそこで「勇者のメダル」を授与される。
①ライドがティーカップ型をしているのは、
マッドハッター
、三月ウサギ、眠りねずみと共にお茶会を開いているシーンをモチーフにしているから。
②中央にあるティーポットからは、お茶会のシーンに登場した「眠りねずみ」が何度も顔をのぞかせる。
③他のパークでは「マッド・ティーパーティー」や「
マッドハッター
・ティーカップ」というアトラクション名になっているが、日本では
マッドハッター
はあまり馴染みの無い言葉であるためか、東京に導入される際には「アリスのティーパーティー」という日本人に分かりやすい名称が用いられている。
④1990年6月より三井ホームが協賛として参加していたが、2015年7月に終了している。
⑤通常は「なんでもない日おめでとう」とアナウンスが入るが、誕生日ゲストがいると、「誕生日おめでとう」のアナウンスに変わる。
バックグラウンドストーリー
マッドハッター がひらく、“誕生日じゃない日(なんでもない日)”をお祝いするというおかしなお茶会。
ピーターパン空の旅
1983/4/15~
空飛ぶ海賊船型のライドに乗って同作の物語をたどる
TDL
ファンタジーランド
①コース全長は約200メートル。
②ゲストがピーターパンの様に夜空を飛ぶような体験をできるようにと考案された。
③アトラクションの入口の上部の看板に描かれたティンカーベルの魔法の粉が夜になると光る。
④使用されているオーディオ・アニマトロニクスは47体。
バックグラウンドストーリー
さぁ、空飛ぶ海賊船に乗って、ロンドンの街からネバーランドへ。
夢見ていた冒険の旅に出発!
白雪姫と七人のこびと
1983/4/15~
小人のベッド型のトロッコのライドに乗って同作の物語をたどる
TDL
ファンタジーランド
①アナハイムがオープンと共にオープンしたアトラクションの1つであり、当初は「ゲストが主人公になった気分になる」というコンセプトで創られていた。
②ゲスト自身が白雪姫であるため、アトラクションに白雪姫が全く登場せず、「なぜ白雪姫がでてこないのか?」と疑問を持つゲストが多かった。
③白雪姫の視点で物語を体験するという基本構造は変えずに、白雪姫が出てくるように1983年のファンタジーランド大改修で変更され、これは他のパークのものに引き継がれている。
④東京ディズニーランドだけ他のパークと比べて、明確なハッピーエンドを示す明るい演出が一切存在せず、一層恐怖を彷彿させる演出となっている。(アナハイム版は「王子様と白雪姫はその後幸せに暮らしました」とハッピーエンドで終了する。)
⑤もともと東京ディズニーランドにおけるこのアトラクションが「お化け屋敷」という位置づけで直接導入されたという経緯があるため。
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⑦れぞれ7人の小人の名前が彫られている。
⑧白雪姫が登場するのは1回だけ。
バックグラウンドストーリー
暗闇が広がる深い森の中。
進んでゆくと七人のこびと、そして毒入リンゴを売る魔法使いのおばあさんが次々と…。
白雪姫の運命は?!
無事に森の道をぬけられるのか?!
ピノキオの冒険旅行
1983/4/15~
トロッコ型のライドに乗って同作の物語をたどる
TDL
ファンタジーランド
①東京ディズニーランド開園時に世界で初めて開設されたアトラクション。
②その1ヵ月後の1983年5月15日にカリフォルニアのディズニーランドにも開設された。
③アトラクション近くに、リンゴを持って歩く
ピノキオ
の銅像と、ファウルフェローと
ギデオン
の木彫りの植え込みが置かれているが、これは、物語の続きになっている。
④ファウルフェローと
ギデオン
が指さす先に
ピノキオ
の銅像があり、
ピノキオ
が初めて学校へ行く映画のワンシーンを再現している。
⑤アトラクション内で、下に落ちていて気付きにくいが、名画「モナリザ」の絵が出てくる。
空飛ぶダンボ
1983/4/15~
ダンボの形をしたライドに乗って旋回する
TDL
ファンタジーランド
①ディズニー映画『ダンボ』をもとに作られたアトラクション。
②当初、空飛ぶダンボはピンク色をした10頭のゾウ型ライドによって構成されるアトラクションとして創られる予定だった。
③名称も"10 Pink Elephants On Parade"の予定だった。
④ウォルト・ディズニーがオープン前にこれに反対し、オープン時にはグレー色に変更された。
⑤ディズニーランド(アナハイム)は1994年、マジックキングダムは1993年にゾウ型ライドの数が10台から16台に増加され、色やデザインも現在のものに変更。
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⑦同じ旋回型アトラクションである「スタージェット」と比較して、最高高度が約4mであまり高くないことなどにより、年少者向けにスリル感が少なくなるように設計されている。
⑧「キャッスルカルーセル」と一緒のオルゴールメドレーが使用されている。
バックグラウンドストーリー
世界で唯一空を飛べる象、ダンボ。
サーカスで大人気のダンボが、今日はあなたを乗せて大空へ高く高く舞い上がる。
指揮をするのは、友達の
ティモシー
マウス。
ゆかいで陽気な空の旅を、思いっきり楽しもう!
①ディズニーパークで採用されているカルーセルのテーマは『
王様の剣
』(アナハイム、パリ)『
シンデレラ
』(フロリダ、東京、香港)『
トイ・ストーリー
』(カリフォルニア)『
アラジン
』(東京)『ファンタジア』(上海)の5種類ある。
②オープン当初名称はマジック・キングダムと全く同じ「シンデレラのゴールデンカルーセル」だった。
③東京ディズニーシーの開園時に同種のアトラクション「キャラバンカルーセル」が開設され、両者で同じ企業がスポンサーになったことに伴い、対になる名称に変更。
④森永製菓が提供していたが、2006年9月に提供終了した。
⑤アトラクション天井付近に『
シンデレラ
』の物語が描かれた絵画が18枚飾れている。
ホーンテッドマンション
1983/4/15~
ライド型お化け屋敷
TDL
ファンタジーランド
①ライドはオムニムーバーを採用しており、自動的に左右に向きを変えながらレールに沿って進んでいく。
②登場する亡霊たちは様々なオーディオアニマトロニクスによって複雑に動く。
③コンセプトアートはマーク・デイヴィス(アニメーターでナイン・オールドメンの1人)が担当し、アトラクション内の音楽はバディ・ベイカーが担当した。
④東京ディズニーランドのはマジック・キングダムのものを基に作られているため外観が酷似している。
⑤BGMが日本では低めのキー、アメリカでは高めのキーと音程が少し異なっている。
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⑦オープン当初からノースポンサーであったが、1998年から2003年3月25日まではセコムが提供していた。
⑧温室の直ぐ後のドアがたくさんあるシーンにひとつだけ初老の男性の肖像画があるが、ライドのタイミングが合うと彼の肖像画がみるみる立体化し、やがて恐ろしい顔になるという幽霊が登場するが、これはセコムがスポンサーに就いてから登場した幽霊であり、この肖像画がみられるのは世界中のディズニーランドのなかでも東京だけである。
⑨水晶玉の中に頭部だけが映っている降霊術師の女性の顔のモデルは、ウォルト・ディズニー・カンパニーの社員だったレオタ・トゥームズ。
⑩アトラクション出口付近にいる小さな女性の顔のモデルもマダム・レオタと同じくレオタ・トゥームズ。
⑪アトラクションのポスターにも描かれている、終盤に登場する三体の ゴースト には、キャストらにより非公式で名前が付けられており、左からカバンを持ったフィネアス、帽子を手にした禿げあがったエズラ、髭を蓄えた囚人のガンズである。(映画『ホーンテッドマンション』に登場する ゴースト から名前をとっている。)
⑫待ち時間の表示が10分前後の時は「13分」と表示される。(欧米では13は不吉な数字とされているため。)
⑬夜になると、建物右側のガラス張りの様な部屋で人魂が動くことがある。
⑭出口に並ぶ墓標に彫られている名前は人名のようで実は人名風。
「Ray N Carnation」= reincarnation(再生、生まれ変わり)
「I.M.Mortal」= immortal(不滅、不死身)
「PEAPL E.GATES」=Pearly Gates(天国の扉)
「Rustin Peese」=Rest in Peace(安らかに眠れ)
「M.T.Tomb」=empty tomb(空っぽの墓)
「I.Trudy Departed」=I truly departed(私は本当に亡くなった)
「U.R.Gone」=You are gone(あなたは行ってしまった)
「G.I.MISYOU」=Gee,I miss you(あなたがいなくて寂しい)
「I.L.Beback」=I'll be back(私は戻ってくる)
「Sue Pernatural」=supernatural(超常現象)
「Lev.Itation」=levitation(空中遊泳)
「C.U.Later」=See you later(また会いましょう)
「Paul Tergyst」=poltergeist(ポルターガイスト)
など、20個ある。
バックグラウンドストーリー
1671年10月31日、ホーンテッドマンションは町の長老たちから神聖なインドの埋葬地を汚すなという警告を受けていたにもかかわらず、Ub van der Iwerks というオランダ人の市長(ブルガマイスター)によって建てられた。
建設中は、原因不明の事故に悩まされたりしたが、1671年10月31日に無事完成し、家族と共にこの 館に引っ越してきた。
しかし、市長はこの館に引っ越してきてから気がおかしくなり、墓地に自らを密閉した。
それにより、ヴァン一家はこの館から出て行くことになり、その後10年間、この館はホームレスの溜まり場や兵舎として利用された。
1871年、その土地の有力者であるロナルド・スティーヴンズにこの館の権利が渡り、館の修復工事が始まった。
以前と同じく原因不明の事故が多発し、石工のフレッドが落石で事故死。
ロナルドが石工の仕事を引き継いだ。
1871年10月31日、スティーズンズ一家がこの館に引っ越してきた直後、ロナルドは心を失ったようになり、墓石に自分の名前を刻んだ日にボイラーの爆発で死亡した。
ロナルドの死後スティーヴンズ一家はアメリカ降霊術協会に館を売った。
協会は館のあるひとつの部屋を降霊術の会のための部屋に変え、夜中に霊を呼び出すために使われた。
1914年の協会の解散までに降霊の回数は900回を超えた。
その後、館はマスター・グレイシーの手に渡った。(一番初めの部屋で白骨化していく肖像画の男性)
彼はサーカスで綱渡りをしていたリリアンと結婚するが、霊媒師のマダム・レオタに夢中になり、館に住まわせオカルトな儀式に資財をつぎ込んでいく。
その後、リリアンや召使、後妻たちはマダム・レオタに騙されて殺されてしまう。
そして、マスター・グレイシーも首をつって死んでしまう。
その結果この呪われた館は999人の亡霊が棲み、亡霊たちは館に訪れるゲストを1000人目の仲間に迎えようと狙っている。
イッツ・ア・スモールワールド
1983/4/15~
カナルボート型のライドに乗って世界各国の子どもをイメージした人形たちが歌って踊る夢の世界を訪れる
TDL
ファンタジーランド
①創業者のウォルト・ディズニーの理念、理想を表した、まさにディズニーランドを代表するアトラクション。
②1964年4月22日からニューヨークで開催されたニューヨーク世界博覧会にウォルト・ディズニーが制作し、ユニセフがペプシコーラ提供のもと出展したパビリオンが前身。
③ユニセフからパビリオン製作の依頼を受けたウォルト・ディズニーにより、ユニセフの理念に合致するアトラクションとして作られた。
④アトラクションのテーマソングである「小さな世界」は、ディズニーの音楽作家シャーマン兄弟が、「Children of the World」と仮称されていた新アトラクションにテーマソングが必要だと考え、「It's a small world(after all)」を書き下ろした。
⑤当初のバージョンは現在とは編曲が異なりスローバラードだったが、プレゼンを受けたウォルト・ディズニーの希望により、陽気でテンポの速い編曲になった。
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⑦アトラクションに大人が登場しないのは、「平和な世界」=「子供の世界(子供が築くコミュニティー)」であるというウォルト・ディズニーのテーマ設計が理由である。
⑧博覧会が終了した後1966年にディズニーランド(アナハイム)に移設された、その際北極や太平洋シーンが追加された。
⑨アトラクションの外観はほとんどのパークで同じような作りになっているが、マジック・キングダムのみ他のパークと外観が異なっており、ファンタジーランドの風景に溶け込んだ造りとなっている為、とても小ぢんまりとした作りになっている。
⑩ディズニーランド(アナハイム)にあるイッツ・ア・スモール・ワールドの最後には「"It's a Small World - a Salute to UNICEF"(イッツ・ア・スモール・ワールド - ユニセフの理念・理想に捧げる)」と記してあるが、ウォルトが製作を直接手掛けていない他のディズニーランドにはこの表記は無い。
⑪東京ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」は、フロリダのものの内容を基に作られたので、構成の違いを除けばほぼフロリダのものと同様の内容である。
⑫外観はアナハイムのものと基にして作られた。
⑬からくりの動作音とからくりの人形が行進する時の音は、開園当初はアナハイム版(変ホ長調)を使用していたが、その後パリ版と同じト長調となり、2018年のリニューアル後はからくりの動作音は変更せず、人形が行進する時の音楽のみアナハイム版や香港版と同じ、変ホ長調へと変更された。
⑭夜間は両端の照明が落とされ、時計のみライトアップされ目立つように演出がなされている。
⑮2018年のリニューアル後はディズニー映画のキャラクターの人形たちが加わり、新しく加わった人形の付近では、それぞれの映画を彷彿とさせる音楽が「小さな世界」の曲に織り込まれている。
⑯東京ディズニーランド開園以来、百貨店のそごうがスポンサーであったが、2008年4月15日をもって提供を終了し、これに伴って、そごうの各
店舗に設置されていた当アトラクションを模した大きなからくり時計も終了した。
⑰2013年9月4日より、日本通運株式会社がスポンサーとなり、約5年ぶりのスポンサーによる提供となった。
⑱過去にアトラクション前には大きなステージ(スモールワールド・ステージ)が存在しており、日本テレビのクイズ番組『全国高等学校クイズ選手権』の決勝戦会場としても使用されたことがある。
⑲外観はからくり時計になっており、人形の行進が終わると正面の扉が開き、時刻が表示される。
⑳からくり時計はピエロが鳴らすドラとトライアングルの回数で時刻がわかるようになっている。(例:12時30分の場合、ドラが12回、トライアングルが2回(15分で1回)鳴る。)
バックグラウンドストーリー
人種や性別、国籍、言語の違いがあっても子供達は何のしがらみもなくすぐに友達になれ、ケンカしても泣いて笑ってすぐに仲直りしてしまう。
まさしくこれが戦争のない平和の世界。
世界中の子供たちが各国の民族衣装で歌う「小さな世界」。
その
ハーモニー
を聞きながら、ヨーロッパからアジア、中南米、南太平洋の島々へと世界一周の幸福な旅へ。
ミッキーマウス・レビュー
1983/4/15~2009/5/25
ディズニーキャラクターが演奏会を行う
TDL
ファンタジーランド
①オーディオアニマトロニクスで作られた様々なディズニーキャラクターが登場した。
②マジック・キングダムにあったもので、東京ディズニーランドが開園する際に、オリエンタルランド当時の社長だった高橋政知との個人的親交によるプレゼントという形で、東京ディズニーランドに移設された。
③演奏会のシーンで使われた楽器は、ほとんどがダミーだが、一部に本物の楽器が使用されていた。
④プレショーで流されていた映像は非常に古く、実写で登場するキャラクターたちは、ディズニーランド(アナハイム)の
眠れる森の美女
の城前で撮影された当時のままになっていた。
⑤アトラクション入口上部に飾られていたミッキーの顔は、1955年からアメリカのABC放送で放送されていた人気番組「MICKEY MOUSE CLUB」の当時のロゴマークの顔。
スカイウェイ
1983/4/15~1998/11/3
ファンタジーランドとトゥモローランドを結ぶ循環式ロープウェイ
TDL
ファンタジーランド
①当時のスポンサーは日本通運株式会社であったため、各ゴンドラのドアの右脇にペリカン便のロゴが貼付してあった。
②ゴンドラの定員は大人4名で、赤・青・緑・黄色・橙色の5色がランダムに行き来していた。
③高度は約22メートル。
④当時の運輸省令であった索道規則に基づいて運行されていた。
⑤ファンタジーランド駅側にケーブルを循環させるモーターがあり、トゥモローランド駅側にケーブルの張りを調節するおもりとゴンドラの格納庫があった。
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⑦隣接するトゥーンタウンの建設中には、窓に曇りガラス加工がされ建設現場が見えないようにするという配慮が行われていた。
⑧ファンタジーランド駅の駅舎は運営終了後、プーさんのハニーハント建設のため、索道の設備撤去後に解体された。
⑨トゥモローランド駅の建物は地上部分が増築され、「トゥモローランド・ホール」に改称し、運営されている。
⑩2階のホーム部分は索道の設備撤去後、完全に窓の無い壁で覆われてしまったため、駅としての面影はなくなっている。