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「美女と野獣」を含む ディズニーアニメ映画 一覧

ミラベルと魔法だらけの家

2021/11/24 公開

ディズニー

①ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとしては60作目となる長編映画。

②監督のバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュは、『ズートピア』が公開された後、次のプロジェクトはミュージカルにしたいと思っていた。

③大家族という共通点を持つ2人は、十数人の主人公で大家族を描いたミュージカル映画を作ることにした。

④メイキング・ドキュメント『Imagining Zootopia』を一緒に作ったホアン・レンドンとナタリー・オスマと「ラテンアメリカ文化」についてじっくりと語り合い、偶然にも2人はコロンビア出身で、コロンビア文化に関する個人的な経験を何度も引き合いに出し議論し、ハワード、ブッシュはコロンビアに焦点を当てた研究をすることになった。

レンドンとオスマは、ディズニー・アニメーションがこの映画のコンサルタントとして雇った文化専門家の最初の2人となり、「コロンビア文化トラスト」と呼ぶ集団を形成した。

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⑥コロンビアへ滞在中、建築家、シェフ、職人たちと会い、その国の文化に浸り、ボゴタやカルタヘナといった大都市も訪れたが、サレントやバリチャラといった小さな町にもインスピレーションを得た。

⑦ミラベルのスカートのデザインは、ヴェレスで織られている伝統的なスカートから着想を得ている。

⑧本作は、20世紀初頭のコロンビアからインスピレーションを得て、時代設定を意図的に曖昧にしている。

⑨ハワードとブッシュは、映画が着実に複雑化していくにつれ、2人目の脚本家が必要であることに気づき、「現実世界の家族の力学」を扱った経験があるシャリーズ・カストロ・スミスを選んだ。

⑩スカートには、家族への愛情を表すために、アルマはろうそく、アントニオは動物、イサベラは花、ペパは太陽、カミーロはカメレオンといった、それぞれの家族を象徴するシンボルがデザインされた。

⑪アソシエイトプロダクションデザイナーのロレー・ボヴェによると、ミラベルのスカートは「15歳の少女のスクラップブック」に似ているという。

⑫ミラベルのシャツには、マドリガル一族にちなんだ蝶の模様が描かれており、蝶のデザインはカシータの随所に見られ、キャンドルにも蝶が描かれており、これは、映画全体のテーマである「大きな変身」に沿ったものである。

⑬映画のアニメーション部門責任者であるレナート・ドス・アンジョスは、イサベラは「常に舞台の上にいる」ことを』意識し、彼女が主役じゃなくても、どの角度から見ても優雅に見えるようにと常に考えていたと述べている。

⑭コロンビアのメデジンの花祭りは、イサベラの衣装と空間インスピレーションの源となった。

⑮ハワード監督によると、イサベラは愉快で、魅力的で、理想的なマドリガル家の一員でありながら、ミラベルにとっては家族内における大敵でなければならないため、声をあてるのが難しい役だという。

⑯イサベラが「本当のわたし」を歌った後、ドレスが変化するが、デザインは何種類か検討されており、最終的には曲中に出てくる花々を大胆に描いたものになった。

⑰イサベラはアルマによく似ており、顔もほぼ同じであり、この身体的類似性がアルマのトラウマを誘発し、イサベラに完璧であるようプレッシャーをかけたのではないかと推測されている。

⑱ブルールの名前の候補にアーロ、アンドレ、アンコ、マルコ、エモなどいくつか候補があったが、ソングライターのリン=マニュエル・ミランダが劇中歌「秘密のブルーノ(英語版)」で「ブルーノ、ノー、ノー」というキャッチーなセリフの音はまりを良くするためにブルーノを選んだという。

⑲カシータは、コロンビアの伝統的な家屋だけでなく、『ビートルジュース』(ホラー映画)など、家が生き生きと動く映画からもインスピレーションを受けている。

⑳制作チームは調査の結果、音楽、ダンス、リズムがコロンビアの日常生活の中心的要素であることを知り、その結果、ディズニー・アニメーション作品としては初めて、振付師が最初から最後まで携わった。

㉑ダンサーチームと一緒に各シーンの振り付け参考映像を用意し、アニメーターにシーンをフィードバックしながらアニメーションを制作していった。

㉒ルイーサはレゲトン、ミラベルはカリ・サルサと、キャラクターごとに異なるダンススタイルを確立している。

㉓イサベラが育てる草花の選定とアニメーション制作については、コロンビアの植物学者フェリペ・サパタに相談した。

㉔ディズニー・アニメーションは、映画の開発から制作への移行に備え、2020年3月15日から多くのアニメーターをコロンビアへ派遣する予定だったが、新型コロナウイスル感染症の世界的流行で中止せざるを得なくなった。

㉕スタジオのアニメーターはコロンビア文化トラストとテレワークをしなければならなくなった。

㉖2021年11月19日に発売されたサウンドトラックは、全米Billboard 200で1位を獲得し、ディズニーのサウンドトラックとしては『アナと雪の女王2』以来の首位となった。

㉗「秘密のブルーノ」は、様々な記録を塗り替え、ディズニーで最も成功した曲のひとつになった。

㉘ディズニーにとってサウンドトラックは21世紀初、「秘密のブルーノ」は史上初のナンバーワンソングとなった。

㉙オープニング曲「ふしぎなマドリガル家」は、『美女と野獣』のオープニング曲「朝の風景」をイメージしている。

㉚米国では新型コロナウイスル感染症の世界的流行に対応し、2021年11月24日にRealIDとドルビーシネマで30日間の独占劇場公開を経て、2021年12月24日にDisney+で公開された。

・本作はディズニー初のキャスト全員がラテンアメリカ人による長編映画である。

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①劇中歌「All Of You」(奇跡はここに)には、『アナと雪の女王』の楽曲「レット・イット・ゴー」の」イントロのメロディと「Let it go」という歌詞が引用されており、エンドクレジットにも記載されている。

あの夏のルカ

2021/6/18 公開

ピクサー

①キャッチコピーは『シー・モンスター出没注意!』『秘密を抱えたあの夏、僕たちは少し大人になった・・・』

②ピクサーの長編映画として24作目。

③舞台となっている架空の町ポルト・ロッソは、イタリア北西部の地中海に面するシタリアン・リヴィエラがモデル。

④本作はピクサー史上初の「夏」を題材とした作品。

⑤新型コロナウイルス感染拡大の影響で、エメリービルにあるピクサーの本社が閉鎖されたため、スタッフの多くは自宅で本作の製作にあたった。

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⑥監督のエンリコ自身も本作の舞台となっている北イタリアで生まれ育っている。

⑦イタリアで生まれ育ったエンリコが幼い頃に実際に体験した思い出が本作では数多く描かれている。

⑧ピクサー社内で「漫画の水しぶき」と呼ばれる「完全なリアリティを追求しない水」が描かれており、過去のピクサー作品で描かれてきた水とは少し異なっている。

⑨参考となったのが、スタジオジブリ製作の『紅の豚』や『千と千尋の神隠し』、『崖の上のポニョ』などで描かれた美しい海であり、エンリコが愛してやまないスタジオジブリと宮崎駿である。

⑩エンリコは映画のビジュアルにエレガンスさを求め、ピクサーに期待されるリッチさも失いたくないと思っていた。

⑪ビジュアルにリアリティを持たせるための自然現象を担当するジョン・ライシュは、宮崎駿とスタジオジブリ、日本の木版画を参考にしたと明かしている。

⑫日本語吹き替え版において、ルカ役に阿部カノン、アルベルト役に池田優斗が抜擢され、阿部はディズニー映画の声優は初となるが、池田は2017年公開の『美女と野獣』のチップ役で出演した経験がある。

⑬当初、エンニオ・モリコーネが音楽を担当する予定であったが、2020年7月6日に彼が死去したことに伴い、ダン・ローマーに変更された。

⑭日本版エンドソングには、井上陽水の『少年時代』が起用された。

⑮2021年3月23日、ウォルト・ディズニー・カンパニーは本作について、劇場公開を断念し同社傘下のDisney+での独占公開に切り替えると発表。

⑯前作の『ソウルフル・ワールド』に続き、ピクサーは2作連続でDisney+での公開を余儀なくされる形となった。

シュガー・ラッシュ

2012/11/2 公開

ディズニー

①キャッチコピー『誰だって、ヒーローになりたいんだ…』

②製作中の仮題は「Joe Jump」や「Reboot Ralph」であった。

③監督のリッチ・ムーアは「レインボーロードでコースアウトして落下するなどの体験を再現したかった。『マリオカート』の世界を3D映画にしたかった。」と語っている。

④日本語吹き替えされた予告編では、劇中に登場する看板などの英文や英字名称は、その部分の映像を差し替えて日本語のものにしていた。

⑤劇場公開時には、ヴァネロペとラルフが造ったレースカーへのサイン、ヴァネロペの手作りメダルを除き、本編の映像は差し替えられず、オリジナルの映像のまま上映。

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⑥パーティ会場で登場するDJは、本作に楽曲を提供しているSkrillexがモデル。

⑦マリオの名前もセリフの中に登場するが、出演がなかったのは、脚本家も監督もたった20秒のコミカルなシーンにマリオはもったいないと判断し、出演は見送られた。

⑧ストリートファイター2の声優は全部オリジナルの声優が出演。

⑨ヒーローズ・デューティのソルジャーたちはアメフト選手をモデルに製作。

⑩ヒーローズ・デューティ内のバトルフィールドはカリフォルニアの空軍の基地がモデル。

⑪スタッフロール直前のクレジット音は『マッピー』のクレジット音。

⑫普段は別撮りで行われるのが当たり前のアニメのレコーディングだが、シュガーラッシュの場合、即興のセリフが成り立つようにと、主要キャラクターを演じた声優たちは合同でやった。

⑬シュガー・ラッシュの世界に、サグラダファミリアで知られるガウッディの作品の数々を投影。

⑭映画制作中、ディズニーはスタッフにコントローラーやジョイスティックを実際に使ってゲームをすることを推奨し、ゲーム製作会社も訪問し、製作風景を見学。

⑮パン屋、キャンディ工場なども訪問し、さらなる勉強のためにドイツのケルンで開かれた世界洋菓子フェアにも参加した。

⑯ヴァネロペのレーシングカーを作る過程をリアルに再現するためにデトロイトのトラック工場にまで足を運んだ。

⑰実在するコンピュータゲームキャラクターが端役として多数カメオ出演している。

⑱『Tapper』の廊下に飾られているゲームキャラクターの似顔絵の中に、リッチ・ムーア監督が混ざっている。

⑲ラストシーンの「シュガー・ラッシュ」のゲーム機近くの壁に『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』が描かれている。

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①屋外のシーンの遠くにある看板にはミッキーマウスがいる。

②ゲーム内のロビーにはシンデレラと美女と野獣のベルが歩いている。

③ゲーム内のロビーに『ルイスと未来泥棒』のT-REXがいる。

④ゲーム内のロビーに『塔の上のラプンツェル』の白馬のマキシマスとウラジミールがいる。

⑤シュガーラッシュの背景の飴のサボテンがミッキーの形になっている。

モンスターズ・インク

2001/11/2 公開

ピクサー

①キャッチコピー『オレたちモンスター、恐がらせのプロ!』

②ピクサー作品では初めてジョン・ラセターが製作総指揮に回り、ピート・ドクターが初監督を務めた。

③日本での上映は2002年3月2日から始まったが、大好評のため大幅に延長され同年7月中旬までのロングランとなった。

④2013年7月14日にテレビ朝日系『日曜洋画劇場』で放送された際、サリーとマイクの字幕はそれぞれの体の色にちなみ水色と黄緑で表示された。

⑤公開時のCMでは『トイ・ストーリー2』の劇中歌『ホエン・シー・ラブド・ミー 』が使われた。

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⑥原語版の子供の悲鳴は無理矢理ピクサーへ連れて来られたスタッフの子供の声。

⑦店員のモンスターが歩道を掃除している「Hidden City Cafe」は実在するコーヒーショップで、1994年にトイ・ストーリーを製作中だったピクサーのクリエイターであるジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン、 ピート・ドクターらがこの場所で作品について語り合った記念すべき場所。

⑧ゲートが開き、モンスターたちが作業場に入ってくるシーンで、サリーを先頭に多くのメンバーがスローモーションで登場するこのシーンは映画「アルマゲドン」がモチーフになっている。

⑨大画面スクリーンに社員の名前と成績が表示されるシーンの3位のランフトはピクサーの脚本家で、トイ・ストーリーも担当したジョー・ランフト、最下位のガーソンはモンスターズ・インクの脚本を担当したダン・ガーソンが由来となっている。

⑩作業場のデコレーションで風船などと一緒に吊るされたメッセージの紙ビラには「THINK FUNNY 面白く考える」と書かれているが、これはアップルの創業者であり、ピクサーの生みの親でもあるスティーブ・ジョブスの有名なキャッチ・フレーズ「THINK DIFFERENT 発想を変える」が由来となっている。

⑪マイクが小包から本を取り出すシーンでは、本の裏表紙にアップルコンピューターの写真があり、その下には「Scare Different 怖がらせ方を変える 」と書かれているのが分かる。

⑫マイクとセリアがデートをする寿司レストラン「ハリーハウゼン」は、著名モデルアニメーターであるレイ・ハリーハウゼンの名前に由来している。

⑬モンスターたちが怖がらせの練習を行うシミュレーターのコントロールパネル上にピクサーの電話番号 “510-752-3000” が小さく表示されている。

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①ランドールが追放されたドアの行き先である人間界は、バグズ・ライフに登場する虫の街があるトレーラーハウスと同じセット。

②そのトレーラーハウスを引く車が、全てのピクサー作品に登場するピザプラネット。

③トレーラーハウス内には映画『ファインディング・ニモ』のニモがいる。

④サリーがブーを部屋に戻して別れる場面で、部屋に散らかった玩具の中に『ファインディング・ニモ』のニモ、『トイ・ストーリー2』のジェシーとアルファベットブロック、ピクサーのショートフィルムのボールが登場する。

⑤ピクサー次回作の『ファインディング・ニモ』のニモがたびたび登場する。

⑥NG集で、朝の通勤シーンにて『トイ・ストーリー』のレックスが登場する。

⑦マイクが子供を笑わせるシーンの時、子供の部屋にトゥモローランドとピクサー短編の『バウンディン』のポスターが貼ってある。

⑧サリーとマイクが通勤する途中、モンスターが新聞を燃やす場面で、後ろの店には『ピノキオ』に登場するクジラ、モンストロのポスターが貼ってある。

⑨扉の中に『トイストーリー』のシドの部屋に貼ってあるポスターが見える部屋がある。

⑩ランドールの登場シーンで、青い空と雲の壁紙に体の色を合わせるヒトコマがあるが、この壁紙は、『トイ・ストーリー』のアンディの部屋の壁紙と同じ。

⑪寿司屋でマイクがデリバリー用の箱の中に埋もれるシーンで、バグズ・ライフ、トイ・ストーリー2、インサイドヘッドなど他の作品にも度々現れている中華料理屋の箱が登場する。

⑫ブーがトイレで歌っていた歌は『美女と野獣』の挿入歌。

ターザン

1999/6/18 公開

ディズニー

①エドガー・ライス・バローズの小説『ターザン』を元に製作。

②日本では、ディズニー長編アニメーションとしては最後のレーザーディスク版発売作品となった。

③ターザンが樹の幹を軽やかに滑っていくアクションは、スノーボードをモデルにしている。

④ディズニー・ルネサンスと呼ばれた黄金期は今作をもって終了したとされ、その後はCGアニメーションの普及と作品質の急低下により、経営的にも迷走を始める。

⑤続編は『ターザン&ジェーン』と『ターザン2』。

ノートルダムの鐘

1996/6/21 公開

ディズニー

①原題は『THE HUNCHBACK OF NOTRE DAME』(日本語訳:ノートルダムのせむし男)だが、この「せむし男」が放送コードに抵触するため、邦題は変更された。

②劇中に使われるロゴも『THE BELLS OF NOTRE DAME』に差し替えられている。

③このような処置がとられているのは世界中でも日本だけである。

④原作である小説の原題は『NOTRE-DAME DE PARIS』(パリのノートルダム)。

⑤ディズニー作品としては珍しく、非常にシリアスで重々しい描写もある。

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⑥興行的には伸び悩んだが、画面の美しさは黄金期再来といわれる1990年代長編ディズニーの中でも屈指の作品。

⑦日本での知名度は当時の他のディズニー作品に比べるとやや低めだが、東京ディズニーランドや、東京ディズニーシーのショーでは「ノートルダムの鐘」「トプシー・ターヴィー」などの曲がしばしば使用される。

⑧ディズニー・ルネサンスをもたらしたジェフリー・カッツェンバーグのミュージカル路線最終作。

⑨公開以前の1994年にカッツェンバーグはディズニーを去っている。

⑩日本語吹き替え版はミュージカル劇団「劇団四季」が全面協力している。

⑪雨や景色などの多くの背景アニメーションがコンピューターで描かれているが、キャラクターは全て、1コマずつ手描きで制作された。

⑫620人のアーティストや制作スタッフ、72000本の鉛筆、100万枚のアニメーションペーパーが完成までに要した。

⑬音楽により深いムードと雰囲気を求めたプロデューサーと監督は、音楽担当を連れてロンドンへ行き、100年前のパイプオルガンを所有しているイングリッシュ・ナショナル・オペラとレコーディングを行った。

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①カジモドの歌う「僕の願い」のワンシーンで『美女と野獣』のベルと『ライオンキング』のプンバァがサプライズで登場。

②『アラジン』の魔法の絨毯も登場する。

ポカホンタス

1995/6/23 公開

ディズニー

①キャッチコピー『一生に一度の恋をしたことがありますか。』

②ディズニー映画で初めて実在の人物を扱った作品。

③ポカホンタスの歴史的な逸話だけでなく、同時代の民話や伝承などを基にしている。

④ディズニー映画には珍しくハッピーエンドではない作品。

⑤当時のスタジオの主任だったジェフリー・カッツェンバーグは、1991年に公開された『美女と野獣』のようにアカデミー賞にノミネートされることを夢見た。

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⑥『ポカホンタス』は初期のディズニー作品と違って、小さい子にはわかりにくいテーマを扱った作品であったため、商業的なヒットの度合いは『ライオン・キング』や『美女と野獣』などといった作品に勝るほどではなかった。

⑦白人至上主義的な人種差別の一例として、インディアン以外の民族からも、人権団体また識者から批判と抗議を受け続けている。

⑧ディズニーはこのアニメ映画化に当たり、時代・民族風俗考証の協力を、インディアン各種団体に求めた。

⑨彼らは脚本を読んで、「ポカホンタスが白人(スミス)と恋に堕ちたなどという事実はない」「話がでたらめすぎる」などとして、どのインディアン団体からもこれを断られている。

⑩最終的に協力を得られたものの、当作品に対するインディアンの評判は非常に悪い。

⑪制作時に公開されたポカホンタスの顔のデザインに対して、「この顔のモデルはインディアンではなく、黒人のナオミ・キャンベルではないのか」との抗議がインディアン団体からディズニースタジオに殺到。

⑫ディズニー側は「これはナオミ・キャンベルではなく、声優のアイリーン・ベダード(インディアンではない)をイメージしたものだ」と弁明を行っている。

⑬ディズニーランドでポカホンタスを演じているインディアン俳優アペアナークワットは、「それらが実際にあったことであり、インディアンに対して使われた蔑称は、インディアンの国を滅ぼしていく白人たちを表現するためには必要だった」と一定の理解を示し、「それは我々に彼ら白人がしたことを思い出させます。そして、人類は決してそれが二度と起こることを許してはなりません」と述べている。

⑭インディアン声優全員でセリフの変更を要望し、かなりのセリフが希望通り変えられた。

⑮インディアン団体はディズニーのアニメーターたちがポカホンタスをきわどい衣装で艶かしく描いたことを、「ディズニーは巨益を得るためにポカホンタスをセクシュアルに描いて利用した」として烈しい抗議を行っている。

⑯この映画の公開後、全米インディアン・サイト「インディアンの意見」内に開設された「ポカホンタスについてのインディアンの意見」では、全米のインディアン部族から意見が寄せられており、「インディアンにとって侮辱的である」、「制作されるべきでなかった」といった否定的な意見が圧倒的である。

⑰1995年にロイ・ディズニー社長(ウォルト・ディズニーの甥)は、「ポカホンタス」として知られているポウハタン女性のアニメ映画の製作を決めたときにポウハタン族が寄せた苦情に答え、この映画が「正確さと敬意を払うことに責任を持つ」と主張した。

⑱ポウハタン族はこの意見を異にし、 「フィルムは見る影もなく史実を曲げ、 ディズニーを文化・歴史的正確さで援助しようという私たちの申し出は拒絶され、彼のそのまるで見当違いの使命感を再考させようという私たちの努力に拍車をかけさせています。」と語る。

⑲脚本を務めた3人は何度も何度も推敲し、どのシーンも全て35回以上書き直している。

⑳ポカホンタスを描くのに、複雑な着色、様々な角度からの骨格、多彩な表情などとことんこだわり、アニメーターたちにとって最も困難な作業の1つだった。

㉑完成までに5年の歳月がかかり、ポカホンタスひとりのために55人のアニメーターが必要だった。

ライオン・キング

1994/6/24 公開

ディズニー

①公開を待たずに事故死した、ウォルト・ディズニー・カンパニー社長(当時)で冒険家でもあるフランク・ウェルズに捧げるとするメッセージで物語が始まる。

②アニメーション製作スタッフが映画製作に取り組んでいる一方で、何名かのスタッフはアフリカまで野生動物の仕草を研究しに行き、野生の動物の自然な仕草を学び、映画に活かした。

③ティモンとプンバァ役の声優はそれぞれハイエナ役のオーディションを受けていたが、彼らのパフォーマンスに感銘を受けた監督が、ティモンとプンバァ役を任せることにした。

④ティモンの「俺に何してほしいんだい?女装してフラダンスかい?」はネイサンのアドリブによって生まれた。

⑤シンバやスカーのライオンらしい威嚇音は、実際のライオンの音声ではなく、フランク・ウォーカーという声優によるもの。

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⑥挿入歌"Be Prepared"(準備をしておけ)は、スカーの歌であるが、ジェレミー・アイアンズの声帯に異常が見られたため、後半部分のみジム・カミングスが代役を担当している。

⑦挿入歌"Hakuna Matata"(ハクナ・マタタ)では、プンバァがハクナ・マタタ精神に目覚めるまでの経緯が語られているが、制作段階ではティモンのミーアキャットの群れでの生活や、群れを離れるまでの経緯を描いた""ティモン・バージョン""が用意されていた。

⑧終盤のシンバとスカーの対決シーンは、当初スカーが焼け死ぬシナリオだったが、スタッフは「キャラクターが生きたまま焼かれるのはディズニー映画にしては怖すぎる」と反対意見が一致し、シーンの内容が変更された。

⑨スカーが崖から転落するシーンは『美女と野獣』のガストンが城から落下するシーンがもとになっている。

⑩ムファサがシンバと話している時の夜空にはしし座が見える。

⑪本作を完成させるまでに描かれたスケッチは100万枚以上。

⑫シンバが崖の下で路頭に迷い、大群の動物たちに踏まれそうになるわずか2分半のシーンに、3年の歳月がかかっている。

⑬スピンオフや続編に『ライオン・キングのティモンとプンバァ』、『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』、『ライオン・キング3 ハクナ・マタタ』、『ライオン・ガード』がある。

アラジン

1992/11/25 公開

ディズニー

①キャッチコピー「愛は冒険を生む。冒険が愛を育てる。」・『千夜一夜物語』の『アラジンと魔法のランプ』を原案としている。

②アニメーターチームはロビン・ウィリアムズのコメディアルバムを参考にして、ジーニーのテストシークエンスを制作。

③その後、ロビン・ウィリアムズがその場面の試写に現れ、そのシークエンスに可能性を感じたことがひとつの決めてとなり、ロビンとの正式契約に至った。

④アラジンを担当していたアニメーター、グレン・キーンは、アラジンがただのシンボルではなく、ジャスミンが恋せずにはいられないキャラクターとして描くことを心がけていた。

⑤監督と脚本家がカメオ出演している。

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⑥ジーニーが黒いサングラス姿に変身するシーンは、俳優のジャック・ニコルソンがモデル。

⑦魔法の絨毯で世界中を旅するシーンで流れる曲『ホール・ニュー・ワールド』はアカデミー歌曲賞を受賞。

⑧1994年続編としてOVA作品『アラジン ジャファーの逆襲』が発売。

⑨ディズニー史上初めて劇場公開されずに直接ビデオスルーになった作品。

⑩1996年『アラジン』、『アラジン ジャファーの逆襲』の続編作品『アラジン完結編 盗賊王の伝説』のビデオが発売。

⑪日本では劇団四季が上演権を取得し、2015年上演。

⑫2019年実写リメイク作品が公開。

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①国王サルタンのおもちゃの中に、「美女と野獣」の野獣が隠れている。

②ジーニーの指を挟むザリガニは「リトルマーメイド」のセバスチャンであり、取り出した瞬間に「Under the Sea」が流れる。

③ジャファーを倒した後、魔法が解けてラジャーの姿が変わっていくシーンで、ラジャーの顔が一瞬ミッキーになる。

④ジーニーは劇中でピノキオにも変身する。

⑤ジーニーが偶然グーフィーの帽子をかぶっているシーンがある。

⑥市場でジャスミンが買い物している時、ジャスミンの頭上にミッキーの形をしたひょうたんが映っている。

美女と野獣

1991/11/22 公開

ディズニー

①フランスの民話『美女と野獣』(J・L・ド・ボーモン夫人版)を元に1991年に制作。

②アニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作品(第64回)で。

③ウォルトは1950年代からこの作品をアニメ化する構想を練っていた。

④当時の構想は原作やボーモン夫人の話に近いものだったが、最終的に頓挫した。

⑤映画の制作に携わったアニメーターとアーティストの数は600人、絵を描いて色を施すだけで4年もかかった。

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⑥ディズニー・ルネサンスと呼ばれる時期に作られた成功作のひとつ。

⑦2009年に『エンターテイメント・ウィークリー』誌が発表した「1983年以降に製作された恋愛映画の名作25本」では、第25位に選出。

⑧2002年にはIMAXシアター向けに同作品を作り直して上映。

⑨IMAX版では大画面の観覧に耐えるよう、細かい部分で書き足しなどを行っている。

⑩最初の上映時には無かった「人間に戻りたい」などの家来たちの心情をアニメーション化するなど、一部シーンが追加されている。

⑪2010年にはディズニーデジタル3-D版が上映。

⑫2017年には実写版が公開。

⑬続編に『美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント』、『美女と野獣 ベルのファンタジーワールド』がある。(ホームビデオ)・「ヒロインが最終的には男性の下で結婚し、幸せになる」というディズニー映画普遍のパターンは、女性の生きざまを狭く限定するものとして識者から多くの批判を受けており、ディズニー社は「より慎重に女性の役割について考える」と公式に約束した。

⑭こうして制作された本作では、ディズニー社は脚本家に女性を起用し、主人公のベルの性格設定について「現代的な女性で、活動的なフェミニストにした」と表明。

⑮ベルが図書館から本を読みながら出てきたシーンで、図書館の外にいる3人の男性の両端の二人は監督のゲーリー・トゥルースデイル(左)とカーク・ワイズ(右)の二人をモデルとしてデザインされたキャラクター。

⑯モーリスが道に迷い、偶然発見した4方向に枝分かれした木の板の標識は文字がかすれており、読み取りにくいが、それぞれ「SAUGAS」「NEWHALL」「VALEMCIA」「ANAHEIM」と地名が表記されており、これは、ディズニーのアニメーションチームに所属する人の出身地。

⑰本作で作詞家として参加していたハワード・アッシュマン(『リトル・マーメイド』にも携わる)は、エイズのため完成を見ることなく亡くなった。

⑱エンドクレジットに制作スタッフが追悼メッセージとして、「僕らの友ハワード、マーメイドに声を吹きかけ、ピーストに心を与えてくれた君に永遠の感謝の意をたたえる。」と流している。

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