2分の1の魔法
2020/3/6 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『少しの魔法があれば、世界は変えられる。』『「一度でいいから、父さんに会いたい。」』『僕に魔法が使えたら、願いはきっと叶うはず・・・』
②ピクサーの長編映画としては22作目。
③2017年7月、ピクサーがD23 Expo 2017のイベントにてダン・スキャンロン(英語版)監督がオリジナル長編映画を製作中と公表。
④1歳の頃に父親を亡くした自身の経験が元になっている。
⑤主人公のイアン・ライトフット役にはトム・ホランドが、イアンの兄バーリー・ライトフット役にはクリス・プラットが起用され、2人は『アベンジャーズ』シリーズで共演経験があるため、プライベートでも仲が良く、声の収録を一緒に行った際はまるで本当の兄弟のように息が合っていた。
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⑦『アーロと少年』で音楽を担当したマイケル・ダナとジェフ・ダナ兄弟が本作でも音楽を担当している。
⑧日本版エンドソングにはスキマスイッチの『全力少年』が起用された。
⑨2020年3月2日、新型コロナウイスル流行の影響で日本公開日を3月13日から延期することが発表された。
⑩2020年5月25日に、当初の計画からおよそ5か月後の8月21日に公開することが発表された。
⑪2020年1月27日、サンフランシスコ在住のアーティスト”スウィート・セシリー・ダニアー”が、自身のユニコーンが描かれた車が本作で無断で使われたとし、著作権侵害による損害賠償と公開差し止めを行う裁判を起こした。
⑫本作の同性愛を示唆する1シーンをめぐり、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアの中東4カ国では相次いで上映禁止になるという事態が起こった。
⑬検閲が厳しいことで知られるロシアでも上映禁止は免れたものの、「彼女」というフレーズが「パートナー」に差し替えられたほか、ロシア語吹き替え版ではスペクターの性別をあえて曖昧にしている。
⑭日本の字幕/吹き替え版でもロシア版と同じく「パートナー」という表現が使われており、同性愛者であるとはわからないように修正されている。
⑮本作の主題歌を担当したブランディ・カーライルもレズビアンである。
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①イアンとバーリーが魔法の石を探している時に開く地図には、「The Brave Wilderness ザ・ブレイヴ・ウィルダネス」(『メリダとおそろしの森』の英語タイト)と書かれている。
②ピクシー・ダスターズと呼ばれるオートバイギャングの妖精が手に持っているガムは、『インサイドヘッド』で登場した架空のガム商品「トリプルデント」である。
③「トリプルデント」のガムは、イアンの部屋のカセットプレイヤーの下にもある。
④『トイ・ストーリー4』で登場した、ボニーの家族が旅行中に立ち寄ったレストラン「ポルトリーパレス」のコップを、ガソリンスタンドの店員が使っている。
⑤本作ではピザ・プラネットがピザ・レルムという名前で登場。
⑥イアンとバーリーが魔法の石のありかを示す地図を求めてやってきた山奥のレストランでは、1940年にアメリカで公開された映画『ファンタジア』でミッキーマウスがつけるハットを店員たちがかぶっている。
⑦映画『The Sword in the Stone(王様の剣)』のパロディとして「The Sword in the Scone」という名前のお店が、イアンとバーリーの住む町にある。
⑧イアンの部屋の棚の上には、『アーロと少年』で登場するペットコレクターのフィギュアが飾られている。
⑨ゲームセンター内のシーンでケンタウロスのキャラクターが遊んでいるのは、「Prance Prance Revolution」というゲーム機で、これは1998年にコナミから出された「Dance Dance Revolution」のパロディ。
⑩本作でイアンとバーリーの声を担当したのは、マーベル作品のスパイダーマン役で知られるトム・ホランドと、スターロードとして知られるクリスパットなので、マーベルのトリビアも隠されている。
⑪バーリーが着ているジャケットにはアベンジャーズエンドゲームでサノスが使ったインフィニティガントレットのワッペンが付いている。
⑫右肩に書かれたヒドラのパッチは、マーベル映画に登場する悪の組織ヒドラ。
⑬ガーディアンズオブギャラクシーシリーズでスターロードは物語の中でたびたび音楽を聴くシーンがあったが、バーリーもミックステープを車の中で聞くという、音楽好きの一面がある。
⑭イアンは、髪の毛が青に対し、服は赤を着ており、スパイダーマンカラーである。
⑮イアンは、アベンジャーズエンドゲームの名セリフ「whatever it takes(なにがなんでも)」というセリフを使う。
⑯イアンとバーリーの住む家に、ピクサー次回作の『ソウルフル・ワールド』に登場するサックスプレイヤーのドロシア・ウィリアムズのLPレコードがある。
おしゃれキャット
1970/12/11 公開
ディズニー
①原題のAristocatsとは、「貴族階級」という意味のaristocratのもじり。
②当初は実写で製作される予定だった。
③出来たストーリーが大変素晴らしく、当初の予定を変更し長編アニメ映画として製作されることとなった。
④美術監督であり脚本家でもあるケン・アンダーソンが1年半もかけて基礎作りをした。
⑤1966年末にウォルトが死亡し、この意思を継いでプロデュースしたのは脚本家のウィンストン・ヒブラーと「王様の剣」よりアニメ映画の責任者となったウォルフガング・ライザーマンだった。
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⑦主要な20のシーンでは1125の個別のシーンにペイントされた背景900が使用された。
⑧ロイ・O・ディズニー(ウォルトの兄)のビジネス面のおかげでこのプロジェクトに250人が雇われ、ウォルトの死後、映画は大成功を収めた。
⑨ダッチェスの子猫たちは、もともとはワーテルローという名前の猫を加えた4匹の予定だったが、4匹は多いということになって、ワーテルローは出演を削られた。
⑩ダッチェスがオマリーと踊るダンスのシーンの動きは、1973年公開の映画『ロビン・フッド』でマリアン姫のダンスシーンにも使われている。
⑪物語は貴族と放浪者の対比・交流という構成であるが、その対比を「クラシック音楽」と「ジャズ」という音楽文化の相違によって表現している。
⑫舞台のパリは、実際にクラシック、ジャズに熱狂的な土地柄であったことで知られており、それが舞台として選ばれた要因の一つとも考えられる。
⑬ジャズ猫グループは、アフリカ系、アジア系、イタリア系、ロシア系といった様々なタイプの猫が各々自由に演奏しており、白人からの人種差別への対抗という歴史を持った人種混合音楽「ジャズ」の本質をとらえている。
⑭2005年に『おしゃれキャット2』を作ろうという案があったが、実現しなかった。
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①登場キャラクターの中のナポレオンとラファイエットの吠え声は『101匹わんちゃん』のダルメシアンの声を使っている。
王様の剣
1963/12/25 公開
ディズニー
①原作はアーサー王の少年時代を描いたT・H・ホワイトの小説『永遠の王』の第1部「石に刺さった剣」。
②日本での公開当初の邦題は「王さまの剣」であった。
③ウォルトが最後に公開を見届けた長編アニメ映画。