マイ・エレメント
2023/5/27 公開
ピクサー
①ピクサーが製作する27作目の長編映画。
②本作は、1970年代のニューヨークで移民の息子として育ったソーン監督の少年時代からシンスピレーションを得ており、街の文化や多様性を強調する一方、『招かれざる客』(1967年)、『月の輝く夜に』(1987年)、『アメリ』(2001年)といったロマンティック・コメディからもインスピレーションを得ている。
③長編映画『アーロと少年』の監督を務めたソーン監督が、ピクサーにコンセプトを売り込み、火と水の繋がりという発想に基づいて本作を企画。
④本作の7年間の製作期間は、2015年に公開された『アーロと少年』の公開後の家族との関係と密接に結びついていると語った。
⑤ソーン監督が最初にストーリーを提案し、製作を始めた時、彼は「火とは何か」と自問し、「人は、短期と捉えることができ、情熱と見ることができる。現実的に、火は燃え、火花を散らす。私たちがすでに火として認識しているものには、こうしたあらゆる要素があり、それがエンバーの個性を形成し始めた。ウェイドも同じ。水が透明とはどういうことか。彼は自分の感情を袖にして、流れに身を任せる。おかげで、すでに正反対だった個性が形成され、それらが重なり合うベン図を見つけなければならなかった。それが希望に満ちたマジックなんだ。私は、人々が関係を形成する可能性のある火花、化学反応を理解してくれることを願っている」と語った。
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⑦2022年9月9日、D23 Expoで、本作のファーストルックを発表した。
⑧本作の製作は、最終フレームが承認された後の2023年3月24日に完了し、スタジオと製作者の自宅の両方で7年間を費やした。
⑨ストーリー・アーティストのジェイソン・カッツによれば、チームは自宅からリモートで作業しながらストーリーを完成させたという。
⑩ソーン監督は完成時には目に涙を浮かべていたという。
⑪火のエレメントの言語については、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『DUNE/デューン砂の惑星』(2021年)の言語を構築してきたディヴィッド・J・ピーターソンが、エンバー家族の一員である火の音をベースに「ファーリッシュ」を共同制作した。
⑫2023年5月30日、MotoGPドライバーのフランチェスコ・バニャイアが、彼のニックネームにちなんでペッコというキャラクターの声を担当することが発表された。ピクサー作品でモータースポーツ関係者がキャラクターの声を担当するのは5作目となった。
⑬スタジオのセットデザイナーたちは、ヴェネツィアやアムステルダムといった都市にシンスピレーションを求め、水路や都市を囲む建物には、計り知れないほどのディテールと工夫が凝らされている。
⑭新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため、製作チームはリサーチのためにこれらの都市に行くことができず、エレメント・シティのインスピレーションを得るためにYouTubeでポイント・オブ・ビューの都市ツアーを何時間もかけて見た。
⑮現実世界の都市をエイリアンのように感じさせないために、プロダクション・デザイナーのドン・シャンクと彼のチームは、元素の進化と彼らの文明についてブレインストーミングを行った。
⑯本作では、ピクサー・キャンパス内の3つ大部屋で15万1000コア以上が使用され、過去のピクサーの長編作品と比較すると膨大なコンピューティング・パワーとなった。過去の作品では『トイ・ストーリー』(1995年)は294コア、『モンスターズ・インク』(2001年)は672コア、『ファインディング・ニモ』(2003年)は923コアが使用された。
バズ・ライトイヤー
2022/6/17 公開
ピクサー
①ピクサーの映画『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフ作品。
②シリーズ1作目の世界で人気だったおもちゃのバズ・ライトイヤーの世界観で自身の原点を描いた作品。
③監督は、『ファインディング・ドリー』でアンドリュー・スタントンと共に共同監督を務めたアンガス・マクレーン。
④開発は、『ファインディング・ドリー』(2016年)の仕事を終えた後に始まった。
⑤アンディ・デイビスが初代『トイ・ストーリー』(1995年)でどんな映画を見てバズ・ライトイヤーのアクションフィギュアに興味を持ったのかをずっと気になっていたことから、バズ・ライトイヤーの映画化のアイデアを提案。
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⑦CG面では、人間味あふれる”バズらしさ”をより身近に感じられるような試みも採用し、監督は「これまでのバズのビジュアルを守りつつ、進化した映像技術を採用した。より”映画”らしく感じられるようにしたかったから。コントラストを際立たせるグラフィックを駆使したり、レンズや照明テクニック、影や雰囲気にもこだわって、過去の映画とはまた一味違う、シネマティックな雰囲気を生み出した。CGは冷たい印象になってしまう可能性も秘めているけど、そうならないようにした」と解説。
⑧プロダクション・デザイナーのティム・エヴァットは、「デザインの中に、あの”おもちゃ”の構成要素をしっかり組み込むように注力した。それと同時に、バズのスーツには”スペース・レンジャー”らしく、宇宙的なリアリティも持たせるようにした。」と”バズらしさ”と、本作らしい要素を同居させたことも明かした。
⑨映画の公開を迎えると、SNSではバズの新たな相棒ソックスに「アンディはなんでソックスを持ってなかったんだろう?」と『トイ・ストーリー』シリーズへの疑問の声が挙がり、これにマクレーン監督は、「アンディのお母さんはソックスを買えなかったんだ。どこにでもあるわけじゃなかったし、値段がすごく高かった。ちょっと高級なおもちゃだったんだ。」と明かす。
⑩マクレーン監督は、「ソックスをデザインする時、あえて”洗練されてない動き”を表現した。まるで、『トイ・ストーリー3』のケンや、『ウォーリー』のウォーリーみたいに。これらのキャラクターはあまりスムーズに動かないが、シンプルゆえに面白さが生まれる。これは80年代に作られた映画だから、ぎこちない動きをする動物が人気だった」と、過去ピクサー作品に登場したキャラクターを例に挙げ、”ロボットらしい動き”について解説した。
2分の1の魔法
2020/3/6 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『少しの魔法があれば、世界は変えられる。』『「一度でいいから、父さんに会いたい。」』『僕に魔法が使えたら、願いはきっと叶うはず・・・』
②ピクサーの長編映画としては22作目。
③2017年7月、ピクサーがD23 Expo 2017のイベントにてダン・スキャンロン(英語版)監督がオリジナル長編映画を製作中と公表。
④1歳の頃に父親を亡くした自身の経験が元になっている。
⑤主人公のイアン・ライトフット役にはトム・ホランドが、イアンの兄バーリー・ライトフット役にはクリス・プラットが起用され、2人は『アベンジャーズ』シリーズで共演経験があるため、プライベートでも仲が良く、声の収録を一緒に行った際はまるで本当の兄弟のように息が合っていた。
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⑦『アーロと少年』で音楽を担当したマイケル・ダナとジェフ・ダナ兄弟が本作でも音楽を担当している。
⑧日本版エンドソングにはスキマスイッチの『全力少年』が起用された。
⑨2020年3月2日、新型コロナウイスル流行の影響で日本公開日を3月13日から延期することが発表された。
⑩2020年5月25日に、当初の計画からおよそ5か月後の8月21日に公開することが発表された。
⑪2020年1月27日、サンフランシスコ在住のアーティスト”スウィート・セシリー・ダニアー”が、自身のユニコーンが描かれた車が本作で無断で使われたとし、著作権侵害による損害賠償と公開差し止めを行う裁判を起こした。
⑫本作の同性愛を示唆する1シーンをめぐり、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアの中東4カ国では相次いで上映禁止になるという事態が起こった。
⑬検閲が厳しいことで知られるロシアでも上映禁止は免れたものの、「彼女」というフレーズが「パートナー」に差し替えられたほか、ロシア語吹き替え版ではスペクターの性別をあえて曖昧にしている。
⑭日本の字幕/吹き替え版でもロシア版と同じく「パートナー」という表現が使われており、同性愛者であるとはわからないように修正されている。
⑮本作の主題歌を担当したブランディ・カーライルもレズビアンである。
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①イアンとバーリーが魔法の石を探している時に開く地図には、「The Brave Wilderness ザ・ブレイヴ・ウィルダネス」(『メリダとおそろしの森』の英語タイト)と書かれている。
②ピクシー・ダスターズと呼ばれるオートバイギャングの妖精が手に持っているガムは、『インサイドヘッド』で登場した架空のガム商品「トリプルデント」である。
③「トリプルデント」のガムは、イアンの部屋のカセットプレイヤーの下にもある。
④『トイ・ストーリー4』で登場した、ボニーの家族が旅行中に立ち寄ったレストラン「ポルトリーパレス」のコップを、ガソリンスタンドの店員が使っている。
⑤本作ではピザ・プラネットがピザ・レルムという名前で登場。
⑥イアンとバーリーが魔法の石のありかを示す地図を求めてやってきた山奥のレストランでは、1940年にアメリカで公開された映画『ファンタジア』でミッキーマウスがつけるハットを店員たちがかぶっている。
⑦映画『The Sword in the Stone(王様の剣)』のパロディとして「The Sword in the Scone」という名前のお店が、イアンとバーリーの住む町にある。
⑧イアンの部屋の棚の上には、『アーロと少年』で登場するペットコレクターのフィギュアが飾られている。
⑨ゲームセンター内のシーンでケンタウロスのキャラクターが遊んでいるのは、「Prance Prance Revolution」というゲーム機で、これは1998年にコナミから出された「Dance Dance Revolution」のパロディ。
⑩本作でイアンとバーリーの声を担当したのは、マーベル作品のスパイダーマン役で知られるトム・ホランドと、スターロードとして知られるクリスパットなので、マーベルのトリビアも隠されている。
⑪バーリーが着ているジャケットにはアベンジャーズエンドゲームでサノスが使ったインフィニティガントレットのワッペンが付いている。
⑫右肩に書かれたヒドラのパッチは、マーベル映画に登場する悪の組織ヒドラ。
⑬ガーディアンズオブギャラクシーシリーズでスターロードは物語の中でたびたび音楽を聴くシーンがあったが、バーリーもミックステープを車の中で聞くという、音楽好きの一面がある。
⑭イアンは、髪の毛が青に対し、服は赤を着ており、スパイダーマンカラーである。
⑮イアンは、アベンジャーズエンドゲームの名セリフ「whatever it takes(なにがなんでも)」というセリフを使う。
⑯イアンとバーリーの住む家に、ピクサー次回作の『ソウルフル・ワールド』に登場するサックスプレイヤーのドロシア・ウィリアムズのLPレコードがある。
トイ・ストーリー4
2019/6/20 公開
ピクサー
①キャッチコピー『あなたはまだ―本当の「トイ・ストーリー」を知らない。』
②シリーズ初となるドルビーアトモスに対応した作品。
③ウッディの声を演じるトム・ハンクスは「今作のエンディングは歴史的瞬間でインパクト大、エモーショナルだ。最後はスタッフの方に顔を向けられなかった」とコメントしている。
④ミスター・ポテトヘッド役のドン・リックルズが2017年に亡くなったため、本作では過去3作品やテーマパーク、アイスショー、ゲーム用に収録されたリックルズの未使用の音声で登場。
⑤本作で初めて登場したキャラクターの声はフォーキーを竜星涼、ギャビー・ギャビーを新木優子がそれぞれ演じ、2人の参加はオーディションを経て決まったとのことで、唐沢も20年以上前に自身がウッディ役に選ばれた経緯が実はオーディションである事を後に語っている。
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⑦2016年には、さらに1年後の2019年6月21日へ延期する事が発表され、これにより、当初の計画から2年遅れての公開となった。
⑧日本語吹き替え版において、YouTuberのHIKAKINが声の出演をしているが、役名は発表されていない。
⑨エンドロールの最後に、原語版のミスター・ポテトヘッドの声優ドン・リックルズと、アニメーターのアダム・バークの追悼シーンが存在する。
⑩アンティークショップの番地が1200番になっているのは、ピクサーの本社がある場所がカリフォルニア州エメリービルのPark Avenue 1200番だからだ。
⑪アンティークショップのウィンドウにはEST 1986と表示されているが、これは「ESTABLISHED IN 1986」の略で1986年に設立されたことを意味し、ピクサーが設立された年が1986年だからだ。
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①本作のポスター内の壁に、『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場するチャールズ・F・マンツとその右腕の犬達が描かれた絵画が飾ってある。
②ピクサー長編映画全てに見ることが出来る「A113」は、本作ではキャンピングカーのナンバープレートに書かれている。
③ボニーが幼稚園でフォーキーを工作するシーンで、『モンスターズ・インク』に登場するブーらしき人物が画面右側に写っている。
④『カーズ』や『ウォーリー』などに登場する石油会社「ダイナコ」のガソリンスタンドが登場している。
⑤移動遊園地のトイレは、『カーズ/クロスロード』に出てくるサンダーホロウ・スピードウェイのトイレと同じ。
⑥大抵のピクサー長編映画に登場するピザ・プラネットの配達トラックは、本作ではアクセルの足に入れ墨として登場している。
⑦「スター・アドベンチャー」の景品の1つに、『リメンバー・ミー』に登場するギターがある。
⑧ウッディがボーと再会した直後、ビリー&ゴート&グラフが『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場するグレープソーダの瓶の蓋を咥えている。
⑨ピクサーの短編映画『ティン・トイ』に登場するおもちゃティニーが本作でも登場している。
⑩アンティークショップに映画『ファインディング・ニモ』で歯医者の男が使っていたゴーグルが置いてある。
⑪映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のカールじいさんが使っていた杖も置いてある。
⑫アンティークショップの店の中でウッディが猫と格闘するシーンでは、画面左下に一瞬だけ映画『アーロと少年』のアーロのフィギュアが映る。
⑬アンティークショップに、映画『メリダとおそろしの森』のダンブロッホ王国の紋章の入ったお皿がある。
⑭アンティークショップに、『バグズ・ライフ』に登場したクッキーの箱がある。
⑮ゴミ収集の仕事をする大人としてシドが登場。
⑯トイ・ストーリーのショート・アニメーション「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」のキャラクターであるレプティラス・マキシマスが描かれているランチバッグが映る。
インクレディブル・ファミリー
2018/6/15 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『家事!育児!世界の危機!』
②冒頭に登場するディズニー及びピクサーのオープニングのロゴが、他作品と比べて赤いデザインになっている。
③本作には光が点滅するシーンが複数含まれているが、日本公開版においては該当箇所の点滅頻度や輝度の調節が施されている。
④海外版においても、DVDやBlu-ray版は日本公開版と同じく調節が施されている。
⑤本作の公開日は、2015年8月に行われた「D23 EXPO 2015」で初めて公表された。
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⑦「Mr.インクレディブル」の続編で、ブラッド・バード監督が前作同様にメガホンをとる「Mr.インクレディブル2(仮題)」の製作が予定よりも早く進んでいるためだという。
⑧2017年11月18日にYouTubeのピクサー公式アカウントで公開された本作のティザー予告編は、公開24時間で再生回数1億1300万回を記録し、アニメーション映画の予告編としては過去最高の記録となった。
⑨アンダーマイナーの声を担当する俳優のジョン・ラッツェンバーガーはこれまで全てのピクサー映画に参加している唯一の人物。
⑩ジャック=ジャックのスパーパワーのひとつで壁をすり抜けていく能力は、映画「ポルターガイスト」がモチーフになっている。
⑪「ポルターガイスト」のフリーリング一家の父親を演じているのは俳優のクレイグ・T・ネルソンで、インクレディブル・ファミリーのパー一家の父親ボブを演じているのもまたクレイグ・T・ネルソン。
⑫ボブ、ヘレン、ルシアスの三人がウィンストン・ディヴァーの屋敷に招待されたシーンで、米人気R&Bアッシャーが本作に友情出演している。
⑬ボブがスーパーヒーローを呼ぶときに使う赤い電話は、昔のバットマンシリーズでバットマンが使っていたものと同じ電話。
⑭パー一家が一時期滞在するモーテルのサファリ・コートは、実在するモーテル「サファリ・イン」がモデルになっている。
⑮『ゴーストバスターズ』へのオマージュも散りばめてあり、イヴリンが“Einstein was a patent clerk(アインシュタインは特許庁の職員だった)”と言うシーンがあるが、『ゴースト・バスターズ』でも同じセリフを喋っている。
⑯1959年6月14日に、カリフォルニアディズニーランドリゾートに開業したディズニーランド・モノレールの当時のポスターが、劇中で発見できる。
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①ピクサー映画に必ず出てくる暗号「A113」が、本作では一度ではなく、何度も登場する。
②『インサイド・ヘッド』で登場した架空のガムのブランド「トゥリプルデント・ガム」の広告が、イラスティガールがバイクに乗って悪党を追いながら駆け回るシーンで一瞬だけ登場。
③ピクサー映画にほぼ毎回登場しているピザプラネットのデリバリー車が、本作では車種が従来の自動車とは違って1950年代のクラシックカーになっている。
④アンダーマイナーとの戦いの後、モーテルの中で食べているテイクアウトの中華料理は『バグズ・ライフ』に出てきた中華料理。
⑤スクリーンスレイヴァーとイラスティガールが戦うシーンでルクソーJr.が発見できる。
⑥360度を洗脳の光が放たれるシーンでスクリーンスレイヴァーとイラスティガールが戦っている背後に、ルクソー・ジュニアがいる。
リメンバー・ミー
2017/10/27 公開
ピクサー
①キャッチコピー『それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌。』
②本作の舞台となっているメキシコでは公開19日目の11月15日には国内全映画史上1位の記録を上げる。
③同時上映にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の短編アニメーション『アナと雪の女王/家族の思い出』が期間限定で上映されたが、ピクサー映画にディズニーの作品が併映されるのは本作が初。
④作品を作るため、監督や制作チームは約6年間もの間メキシコを行ったり来たりして、現地調査を重ねてきた。
⑤現地ではピクサーが普段は絶対に公開しないシナリオやアイデアを現地の人達と共有して、キャラクターを修正したりしてきた。
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⑦フリーダ・カーロやエル・サント、マリア・フェリックスなど、本作ではメキシコの著名人が多数登場している。
⑧死の国では入国管理局が当時の古いマッキントッシュを使っている。
⑨映画の一番最初に出てくるシンデレラ城が映るシーンでは、メキシコ音楽を演奏する伝統的な小楽団のマリアッチ風にアレンジされている。
⑩本作の中での全ての音楽が、メキシコ人音楽家たちによって、メキシコ産の楽器を使って、メキシコシティでレコーディングされている。
⑪メキシコで最も愛されているガイコツの「カタリーナ」が一瞬だけ壁画として描かれているのが映し出される。
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①ミゲルの自宅の祭壇に、『ファインディング・ニモ』のニモの置物が置いてある。
②ミゲルが窓から外を眺めているシーンでピクサー恒例のピザ・プラネットの配達トラックが窓の外を通過する。
③ミゲルが靴磨きに行く際に通過する建物の柱に、『トイ・ストーリー』のウッディとバズや『モンスターズ・インク』のマイクの人形が掛かっている。
④ミゲルが靴磨きに行く際に通過するアレブリヘ売り場の中に、『ファインディング・ニモ』のニモとドリーのアレブリヘ(木彫りの工芸品)がある。
⑤家族再会の案内所のドアに「A113」という文字が書かれている。
⑥ミゲルがフリーダ・カーロと出会うシーン直前、『ルクソーJr.』のゴムボールが一瞬だけ登場する。
⑦死者の国でのコンサートシーン、壁にピクサー次回作の『インクレディブル・ファミリー』のポスターが貼られているが、キャラクターは本来の人間の姿ではなく骸骨の姿となっている。
⑧コンサートでドラムを披露する骸骨が来ているTシャツは、『トイ・ストーリー』のシドが来ているTシャツと同じもの。
⑨死者の一人の男性の生前写真の背景が、『ファインディング・ニモ』で登場したフィリップ・シャーマン先生の診療所で、その男性の名前は「Juan Ortodoncia」で、この「Ortodoncia」はスペイン語で、これを英語にすると、「Orthedontics」となり、日本語訳すると歯科矯正学となる。
⑩トウモロコシを食べている村の少年が履いている靴がスポーツカーのデザインになっており、「95」と描かれており、『カーズ』に関連している。
カーズ/クロスロード
2017/6/16 公開
ピクサー
①キャッチコピー『この挫折は終わりか、始まりか?』
②2017年6月16日公開予定だった『トイ・ストーリー4』の公開が1年後倒しされることが決定し、本作の公開日に差し替わった。
③前2作とは打って変わり大人向けの内容となっている。
④観客が応援したくなる主人公を描くため、シンデレラをマックィーンのモデルにしたという。
⑤1作目でドック・ハドソンの声優を務めたポール・ニューマンが2008年に他界したため、2作目ではドックも他界したという設定で写真のみの登場となっていたが、本作では回想シーンなどでドックが再登場するため、1作目の音声収録時に録音されていたニューマンの未公開音声が使用されている。
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⑦映画スタッフは、オートミールを参考に試行錯誤を繰り返すことで、泥をCGでリアルに表現することに成功した。
⑧サンダーホロウ・スピードウェイにてマックの変装姿であるパーティグッズ屋「ジョッコ・フロッコ」はNASCARドライバーのティム・フロックのペットである猿の名前が元ネタ。
⑨砂浜でクルーズがランニングマシーンを起動した際の起動音はMacintoshの起動音と同じ。
⑩チック・ヒックスの声は1作目で担当したマイケル・キートンではなく、脚本のボブ・ピーターソンが担当。
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①スターリングとライトニング・マックィーンによる会話シーンで、壁にシンデレラの馬車の置物が飾ってある。
②クルーズ・ラミレスがトレーニングセンターのシミュレーションを使ってドライビングを指導するシーンで、スクリーンに流すレーサーの故郷の映像が、次回作『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの故郷であるサンタ・セシリア。
③ライトニング・マックィーンがサンダー・ホローの街でお忍びで参加するデモリション・ダービーで、クルーズ・ラミレスに猛突進してくる車がピザプラネットのデリバリー。
④サンダー・ホローのデモリション・ダービー中、複数の車がぶつかり合い、入り乱れるシーンで一台の車のフロントにルクソーボールのペイントが登場。
⑤『ウォーリー』で登場する架空の企業「Buy N Large」のロゴが、レースのスポンサーとしてトラックの地面に掲載されている。
⑥『インサイドヘッド』で登場した架空のガム商品「トリプルデント」のロゴがレーサーの車に貼ってある。
⑦スターリングのオフィスの番号が「A113」。
⑧マックが睡眠をした橋付近に『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』に登場するモーテル「Sleep Well」の看板が登場している。
⑨マックが睡眠中にマックィーンが見ていたテレビ番組に『カーズ2』のパリでキスをしていたカップルが映っている。
⑩トーマスビル・スピードウェイの酒場コッター・ピン・バーの壁にピクサー次回作の『リメンバー・ミー』に登場するエルネスト・デ・ラ・クルスのギターが掛かっている。
ファインディング・ドリー
2016/6/17 公開
ピクサー
①キャッチコピー『ドリーの秘密は、≪人間の世界≫に隠されていた。』
②海洋生物研究所でアナウンス役は、劇中でアフレコする本人の名前をそれぞれ名乗っており、各国の著名人が同役を務める。
③ドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』の中で、「知的な巨大生物を水槽に監禁しておくことが問題」とシーワールドに対して批判がなされていたことを踏まえ、ピクサーの重役は、本作の設定を変更することと決定した。
④本作では、シーワールドに似た海洋レジャー・センターは、当初の設定より自由度の高い施設へと変更。
⑤前作に登場したタンク・ギャングは本作でも活躍させる予定だったが、ドリーとの話がそれるという理由でカットされた。
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⑦ドリー探しのお手伝いをしてくれるアビのベッキーの名前は、プロダクションマネージャーのベッキー・ネイマンコブからとった。
⑧海洋生物研究所でドリーが出会ったミズダコのハンクは、本来なら8本あるはずの脚が7本しかなく、ハンクが脚をなくした理由は劇中で説明されるが、実はその理由は後付けだった。
⑨ハンクの脚が7本の本当の理由は、制作上ハンクの体に7本しか収まらなかったため。
⑩カリフォルニア海洋生物学水族館に、「SEAWATER SUPPLY TL59」と書かれたパイプがあるが、これは実は米カリフォルニアのディズニーランドのアトラクション「Finding Nemo Submarine Voyage」にあるパイプを再現したもの。
⑪劇中ドリーが暗いパイプの中をさまようシーンがあるが、あれは映画『ダイハード』で主人公がバイプの中をさまようシーンのモチーフ。
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①海洋生物研究所でドリーの水槽の後ろに『ファインディング・ニモ』に登場したダーラの写真が見える。
②『トイ・ストーリー3』に登場したサニーサイド保育園の園児たちや、『インサイド・ヘッド』に登場するキャラクター達が海洋生物研究所に訪れている。
③新キャラクターのアシカのコンビの尻尾には、水族館のタグがついているが、一方に「A1」、もう一方に「13」とプリントされており、二つあわせて「A113」となる。
④『ウォーリー』のカレンダーが小さく映る。
⑤ドリーが海底をさまよっている時、ピザ・プラネットのトラックが映る。
⑥ドリーを乗せたハンクがトラックを運転して暴走するシーンで、ハンドルの中央にルクソーボールのマークが描かれている。
インサイド・ヘッド
2015/6/19 公開
ピクサー
①キャッチコピー『これは、あなたの物語―」
②「ピクサー長編アニメーション20周年記念作品」とされている。
③原題の"Inside Out"は「裏返し」という意味。
④スタッフは製作始動時の2010年はたった8人だったが、最終的に2014年には207人まで増えた。
⑤製作期間は約5年で、8~9本の長編映画ができるくらいの脚本を作り、試行錯誤を重ねながら脚本を練り上げた。
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⑦映画を作るために8~10人の神経科学者たちと意見を交わした。
⑧ライリーの嫌いな食べ物は、字幕版は「ブロッコリー」だが、日本語吹替版では「ピーマン」になっている。
⑨子供が嫌いな食べ物がアメリカではブロッコリーが上位だが、日本はピーマンやニンジンが上位のためで、製作のディズニーによると、「日本の観客に本作を自分の物語として楽しんでもらいたい」という意図から変更されている。
⑩感情たちの役名も日本語版をはじめ世界42言語版で、それぞれの「感情」を表す言葉が役名に付けられている。
⑪5つの感情をつかさどるキャラクターのうち、キャラクターが完成した順番は、1番がヨロコビ、2番がビビリ、3番がカナシミ、4番がイカリ、最後がムカムカ。
⑫ビビリが2番目の理由はビビリとヨロコビを主人公に予定していた時があったため。
⑬ヨロコビのデザインは、妖精や体操選手、オードリー・ヘプバーンを参考に作られた。
⑭ライリーのお父さんのイカリは、ピート・ドクター監督が声優としてカメオ出演している。
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①ヨロコビがライリーの記憶をたどるシーンで、『トイ・ストーリー3』の舞台となったサニーサイド保育園が登場。
②ライリーの思い出の中に『カールじいさんの空飛ぶ家』のカールとエリーが登場するのは、『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター監督は、『カールじいさんの空飛ぶ家』の監督でもあるから。
③『トイ・ストーリー』シリーズの暴れん坊シドのトレードマークともいえるTシャツをライリーのクラスメイトが着ている。
④ライリーが想像上の友達であるビンボンと部屋で遊んでいるシーンで部屋の隅にピクサーボールが転がっている。
⑤ピクサー映画に毎回必ず出てくるのが秘密の暗号「A113」が、ライリーが家出をするシーンで、壁の落書きとして登場。
メリダとおそろしの森
2012/6/22 公開
ピクサー
①キャッチコピー『”森の魔法”にかけられた母を救うため、王女メリダの冒険が始まる。』
②ピクサー映画初のフェアリーテールであり、また初の女性が主人公且つ初のディズニープリンセスがヒロインの作品でもある。
③これまでのピクサー作品よりも暗く大人向けの作品。
④本作のエンディングでは、2011年に死去したスティーブ・ジョブスへの追悼文が登場する。
⑤監督のブレンダ・チャップマンは本作をハンス・クリスチャン・アンデルセンやグリム兄弟のような童話と考えている。
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⑦ドルビーラボラトリーズが2012年4月に新たに発表した「ドルビーアトモス」を初めて導入した作品。
⑧本作のアニメーターたちは、映画のバトルシーンをリアルに描くため個人的に戦闘の殺陣を習わなければならなかった。
⑨本作でマクガフィンがつぶやいていていた意味不明の言葉はスコットランドの”ドリック”という方言。
⑩メリダと熊の身長差があったため、2人を同じショットに収めるために、時に熊を地面にめり込ませていた。
⑪製作初期段階の時、本作は魔女の呪いによって全編を通してダンブロッホが雪に覆われている設定になっていたそうだが、スコットランドの美しい風景を描くためこのアイデアは採用されなかった。
⑫鬼火のサウンドをキュートかつミステリアスに仕上げるために、子供たちの囁き声が録音されていた。
⑬『メリダとおそろしの森』のオリジナルタイトルは『Brave(ブレイブ)』だが、一番初めのタイトルは『The Bear and the Bow(ザ・ベアー・アンド・ボウ)』だった。
⑭本作のために導入された特別なソフトウェアによってメリダの動作と111700本の髪の毛を同時に動かすことが可能になった。
⑮本作が公開された日、ダンブロッホ国のためにディズニーがデザインしたタータン柄がスコットランドのタータン協会に登録された。
⑯『カーズ』製作中に亡くなった、脚本家であり声優のジョー・ランフトの顔が、森の魔女の家にある木箱に彫り込まれており、長年ディズニーに貢献したことをピクサーが敬意を示し登場。
⑰メリダの部屋にあったチェスセットはかなり貴重なもので、12世紀の”ルイス島のチェス駒”というもので、1831年スコットランドで発掘された。
⑱監督であるブレンダ・チャップマンは、自身の娘との関係を、メリダと彼女の母親のエノリアに投影した。
⑲ほとんどのディズニープリンセスがしゃべる英語は、アメリカのアクセントで演出されているが、古代スコットランドが舞台のメリダにおいては、スコットランド訛りの英語をしゃべっている。
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①『トイ・ストーリー』に登場するピザ・プラネットのトラックは、木彫りの置き物になっている。
②『モンスターズ・インク』および、ピクサー次回作『モンスターズ・ユニバーシティ』のサリーが、別の木彫りの置き物の中に絵として刻み込まれている。
③森の魔女の店の扉の上には、赤いローマ数字で「ACXIII」、すなわち「A113」と刻まれている。(アラビア数字以外の表記法でA113が登場したのは本作が初)
カーズ2
2011/6/24 公開
ピクサー
①キャッチコピー『彼らの”友情”が”世界”を救う!』
②ピクサー映画として初の『トイ・ストーリー』シリーズ以外の続編長編作。
③当初、2012年公開予定だったが1年前倒しされ、2011年6月24日に公開されることになった。
④2011年公開予定だった『Newt』が製作中止となった。
⑤第一作目の『カーズ』とは違い実質の主人公はメーター。
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⑦その上で広告やネオンの看板を増やし、実際の風景以上にインパクトの強い映像を生み出した。
⑧ドック・ハドソンは声優のポール・ニューマンが死去したため故車となり、今作では展示館での過去の写真のみでの登場。
⑨前作で共同監督を務め、レッドとピータービルトの声優も務めたジョー・ランフトが死去したため、共同監督としての後任をブラッド・ルイスが受け継ぎ、レッドは台詞無しで出演、ピータービルトの登場は無かった。
⑩公開国によって東京のパーティーシーンで、ジェフ・ゴルベットが別のキャラクターに置き換わっている。
⑪作中、映画と同名のバンド「カーズ」の1984年のヒット曲「ユー・マイト・シンク」 (You Might Think) が、ウィーザー(アメリカ出身のロックバンド)によるカバーで使用されている。
⑫今作の映画のカメオ出演のキャラクターがある程度本人役として声を担当しており、NASCARドライバーのジェフ・ゴードン、F1ドライバーのルイス・ハミルトン、前作の監督・脚本をしたジョン・ラセターが出演する。
⑬本作の日本のシーンには、現実の日本で実在する車や、それに少し似た車のキャラクターが多く登場する。
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①『トイ・ストーリー3』のロッツォが、車となって東京に登場し、名前が「Lots-o'-Huggin' Bear-Car(ロッツォ・ハグベア・カー)」となっていて看板として出演する。
②『レミーのおいしいレストラン』のグストーが車となってパリに登場。
③本作では自分の名前とレストランの名前が「Castow(ガストー)」になっているおり、レストランも本物と同じで、ロッツォと同じく看板の設定なため、セリフはない。
④マックィーンとメーターが遊び終わった時に、行った映画館で上映されているタイトルとして『Mr.インクレディブル』に登場する「Mr.インクレディモービル」が登場。
⑤ピクサー次回作『メリダとおそろしの森』の主人公であるメリダが車になっており、グレムとエーサーが入ったロンドントラックバーに先行出演として登場。
⑥タペストリーとして壁に貼ってあり、メリダの他にエリノア王妃とファーガス王、三つ子も描かれてある。
⑦前作にも登場した『バグズ・ライフ』のフリックが今回はフランスのマーケットに貼ってあるフランス語版「1001 pattes(バグズ・ライフ)」のポスターとして登場。
⑧『トイ・ストーリー』から全ピクサー映画ではお馴染みのピザ・プラネットのトラックが、ラジエーター・スプリングス・グランプリでの観衆の中に登場。
⑨最初のラジエーター・スプリングスのパーティーシーンでTV画面のトークショーにもピザプラネットのトラックが登場している。
⑩クライマックスでメーターがアクセルロッド卿を攻めるシーンは『トイ・ストーリー』のウッディがバズを外に落としたシーンのパロディである。
⑪アクセルロッド卿が遭難したジャングルは『カールじいさんの空飛ぶ家』と同じ場所である。
⑫前作同様メーターのナンバープレートが「A113」。
トイ・ストーリー3
2010/6/18 公開
ピクサー
①キャッチコピー『さよならなんて、言えないよ…』
②公開当時はこの作品がシリーズ最終作の予定だったが、シリーズ存続を望む声は止まなかったことから、本作の後日談となる短編のスピンオフ作品が次々と製作されている。
③『トイ・ストーリー2』公開から3年後となる2002年、まだ本作の製作すら決定していない段階で、ウッディ役のトム・ハンクスは出演を意欲的に考え、「スタッフがこの映画に必要とすることなら、何でもやろう」と語った。
④本作の3Dは、観客がおもちゃの世界に入りこめるように人間目線ではなく「おもちゃの目線」を意識して作られた。
⑤総製作期間は4年であり、そのうち約3分の2は脚本・ストーリー作りといったプリプロダクションに充てられ、そのときに出てきた「もしも玩具が刑務所に入ったら」というアイデアが発展させられた。
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⑦前2作でレニー役、ウィージー役、ハイムリック役を担当したジョー・ランフトも2005年に死去したため、レニー、ハイムリックの登場は無く、冒頭のホームビデオでのウィージーの台詞も無かった。
⑧ヨーデル・ジェシー役のメアリー・ケイ・バーグマンも1999年に死去したため、ジェシーの声はジョーン・キューザックに統一された。
⑨日本語吹き替え版ではグリーン・アーミー・メンの部下と新キャラ、お豆3兄妹役の声優を一般公募で選出するキャンペーンを実施した。
⑩劇中に自社商品を登場させる事でセールスに好影響をもたらす事を経験したマテル社のスポンサードの影響で、本作品にはマテルに実在するおもちゃが多く登場する事となる。
⑪スタジオジブリ映画『となりのトトロ』から大トトロが出演する。
⑫ジブリとピクサーが長年の付き合いで、宮崎駿監督がおもちゃでなら出演を許諾したため。
⑬オープニングにてポテトヘッド夫婦の手下と化したエイリアンたちがシボレーコルベット C5を運転しているが、ピクサー作品にてオリジナルデザインの車が多い中、実在の車両が登場するのは異例である。
⑭クライマックスのゴミ埋立地で巨大な焼却炉へ向かうベルトコンベアーから脱出する際、バズがつかまったランチボックスはTVシリーズ『600万ドルの男』の絵柄のもので、リー・アンクリッチ監督は小さい頃、このランチボックスを実際に持っていたという。
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①映画冒頭でティアナが通勤に使用している路面電車の車両に、「A113」という番号が書かれている。
②オープニングとエンディングの空に浮かぶ雲は、1作目のアンディーの旧宅の部屋の壁紙と同じ形をしている。
③『カーズ』のライトニング・マックィーンなどのミニカーがサニーサイドにある。
④サニーサイドに通っている、メガネをかけた幼稚園児はライトニング・マックィーンのゼッケンがプリントされている服を着ている。
⑤アンディーの部屋にピクサー次回作『カーズ2』に登場する新キャラクター「フィン・マックミサイル」がいる。
⑥冒頭の空想シーンに登場する機関車についてある「95」の数字は、マックイーンの番号と同じ(=トイ・ストーリー誕生年)である。
⑦チョウチョ組の玩具たちが自販機の中で談義をしているとき、ゼッケン84のレーシングカーのスポンサー「リボルティング」の電池がある。
⑧サニーサイドでウッディーが天井裏からイモムシ組へ忍び込む際、『バグズライフ』に登場するアッタ姫のスペリングである「ATTA」が写る。
⑨チョウチョ組のおもちゃとしてエイ先生がある。
⑩ボニーのひざに貼ってあったバンソウコウにはドリーが描かれている。
⑪ウッディが木から落ちて、地上すれすれになるシーンの背景に壁の模様に小さくマーリンとドリーが描かれている。
⑫アンディーの部屋の掲示板に、『カールじいさんの空飛ぶ家』のカールとエリーの手紙が貼ってある。
⑬イモムシ組に子供たちが入ってくる際、棚の下に隠れているのはピクサー初期の短編アニメ『ティン・トイ』のおもちゃ(リメイクされている)である。
⑭バズに内蔵された電池に、『ウォーリー』のBNL社のロゴが入っている。
⑮ボニーのバッグの柄は、ルーカスフィルム(ジョージ・ルーカスが設立した映像制作会社)時代に制作された短編『アンドレとウォーリーB.の冒険』のウォーリーB.である。
⑯アンディの家のオモチャ箱に「ウッディのラウンドアップ」に出てきたビーバーのステッカーが貼ってある。
⑰ウッディが木から落ちて、地上すれすれになるシーンの背景の壁の模様にとても小さく、短編『ルクソーJr.』のボールが描かれている。
⑱ロッツォ、ビッグ・ベビー、チャックルズが雨の中サニーサイドまで移動する際に乗っていたのが、ピクサーでお馴染みのピザ・プラネットの車である。
⑲アンディの部屋にはピザプラネットのカレンダーと2$Offのチケットが貼ってある。
⑳アンディの母のミニバンナンバープレートは、『1』から変わっておらず、新車になった今作でも「A113」である。
㉑今作では、多くのおもちゃがいなくなっているが、冒頭のホームビデオでは、トロール、バレルオブモンキー、RC、ロボット、エッチ・ア・スケッチ、スネーク、ウィージー、ボー・ビープが見られる。
カールじいさんの空飛ぶ家
2009/5/29 公開
ピクサー
①キャッチコピー『愛する妻が死にました―― だから私は旅に出ます。』
②ピクサー初の3D上映での長編作品。
③オープニング及びエンディングのピクサーのロゴも3D上映では3D用のアングルで上映された。
④犬語翻訳機の元ネタはタカラトミーの玩具バウリンガルである。
⑤カールの家が雲の中で雷雨に襲われるシーンは『天空の城ラピュタ』を参考にしている。
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⑦カールとエリーの家の番地「18」はピート・ドクター監督の祖父母の家の番地。
⑧カールが握る、裁判所からの出頭命令状に書かれている94070の番号は、カリフォルニア州サンカルロスの郵便番号で、ピクサーのプロデューサーであるブラッド・ルイスが過去に市長を務めたこともある市。
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①カールの家が旅立つ際、『トイ・ストーリー』に出てきたピザプラネットのデリバリートラックが通常より角ばったデザインで登場する。
②カールが出廷した法廷の番号が「A113」。
③カールが南米行きの航空チケットを求めた受付にあるパンフレットに、ピクサーの短編『ニックナック』に登場するキャラクター「サニー・マイアミ」が載っている。
④カールが町を旅立つ際、窓の外を通る子供部屋に、ピクサー次回作『トイ・ストーリー3』の「ロッツォ・ハグベア」がカメオ出演している。
⑤カールに立ち退きを求めていた建設会社のロゴは、『ウォーリー』にでてくるBNL社。
⑥カールが胸につけているフタは、「グレープソーダ」のフタで、『トイ・ストーリー』でも登場するメーカー。
ウォーリー
2008/6/27 公開
ピクサー
①キャッチコピー『それは、700年の孤独が生んだ≪奇跡≫――』『いちばんの願いは、誰かと手をつなぐこと――』
②全編CG映画。
③ウォーリーとモーの英語版の声を担当したベン・バートは、『スター・ウォーズシリーズ』の音響エンジニアを勤めており、R2-D2やチューバッカの声も作成している。
④風の音は、ナイアガラの滝の音から作られた。
⑤『2001年宇宙の旅』からのオマージュが多く、例えば艦長が2本足で立ち上がる際のBGMとしてリヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』が鳴り響く。
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⑦エンドロールにて「ジャスティン・ライト」の追悼シーンが存在する。
⑧ライトは1981年3月8日カリフォルニア州サクラメントの出身で、2008年3月18日にピクサーの本社所在地であるカリフォルニア州エメリービルで27歳という若さで亡くなった。
⑨カーズのジョー・ランフト追悼シーンから3作品連続でスタッフ追悼シーンが存在する。
⑩本作より、最初のオープニングが眠れる森の美女の城verからシンデレラ城verに変更となった。
⑪ウォーリーがiPodを使って動画を再生しているシーンがある。
⑫ウォーリーが停止中のイヴとテレビゲームで遊んでいるシーンがあるが、ここで遊んでいるゲームはポン (PONG) という世界で2番目に作られ、世界で初めてヒットを記録したアーケード(業務用)ゲームとしてよく知られているものである。
⑬PONGは、ピクサー会長のスティーブ・ジョブズゆかりのゲームでもある。
⑭ウォーリーがイヴを回収した宇宙船にしがみついて地球を脱出するシーンで、スペースデブリとなった人工衛星の中にスプートニク1号(世界初の人工衛星)が混じっており、ウォーリーの頭部に最後まで張り付いていた。
⑮月面にはアポロ15、16、17号のいずれかの物と思われる月着陸船下降段と星条旗、月面車が残存している様子が描かれている。
⑯地上にはBNL社のロゴが入ったアポロ宇宙船の司令船が残っている。
⑰エンドロール後のピクサーのロゴタイトルでは、おなじみのルクソーJr.の電球が切れてしまったのをウォーリーが現れて交換してやり、さらにロゴの「R」の字を倒してしまい代わりに自分がRの格好をするというコントが加えられている。
⑱ピクサーのロゴが消えた直後にBNLのロゴが現れるというおまけもある。
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①ピクサー映画に毎回登場する「A113」は、本作ではオートの極秘任務のコードネームとして登場。
②ウォーリーの集めた宝物の中に、『トイ・ストーリー』のレックスと『モンスターズ・インク』のマイク・ワゾウスキーの人形がある。
③廃墟のゴミの山の中に、ピザ・プラネットのトラックがある。
④2006年の映画「カーズ」で登場した「リークレス」という企業が存在する。
⑤世代宇宙船アクシオムでのビルの電光掲示板に『Mr.インクレディブル』の家族が表示されている。
レミーのおいしいレストラン
2007/6/29 公開
ピクサー
①キャッチコピー『料理が苦手な見習いシェフ、リングイニと、パリ一番のシェフになりたい、ネズミのレミー ――その出会いは”おいしい”奇跡の始まり…。』『パリの街角で…”おいしい”奇跡を召し上がれ!』
②原題(Ratatouille)はフランス南部の野菜煮込み料理「ラタトゥイユ」の意で、主人公のレミーがネズミ(Rat)であることにかけている。
③監督は『アイアン・ジャイアント』や『Mr.インクレディブル』を手がけたブラッド・バード。
④当初はヤン・ピンカバが監督として制作されていたが、経験上の懸念からヤン・ピンカバが降板。
⑤監督を引き継いだブラッド・バードは公開まで20ヶ月という期間で、出来上がっていたキャラクターデザインや脚本を大幅に改訂し(当初レミーはミッキー・マウスのように戯画化されたデザインだった)、完成させた。 ・制作中レミーにはデズリーという名前の母親がいたが、ストーリーが父親との関係に焦点があたるにつれて、母親の存在はカットされた。
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⑦ピクサー作品で最初のブルーレイ方式対応となった。
⑧スケッチを担当したカナダ出身のアニメーター「ダン・リー」が肺がんにより2005年1月15日に36歳という若さで亡くなったため、エンディングにて追悼シーンが存在する。
⑨最初に出てくる、ピクサーでおなじみの眠れる森の美女の城のオープニング(CGver)は、この作品で見納めとなった。(現在はシンデレラ城ver)
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①リングイニとコレットのデートシーンで『Mr.インクレディブル』のボム・ボヤージュがカメオ出演している。
②レミーとスキナーの追いかけっこで後方の橋の上に『トイ・ストーリー』のピザ・プラネットの車が走っている。
③リングイニの履いているトランクスの柄がMr.インクレディブルのマークになっている。
④リングイニの部屋の冷蔵庫には、『バグズ・ライフ』に出てきた中国・山珍の飲茶の入れ物がある。
⑤鍋のスープの中にミッキーマウスの形が隠れている。
⑥ネズミの左耳につけられたタグに「A113」の番号が書かれている。
⑦スキナーがレミーをバイクで追いかけるシーンの左端のかなり小さく見える橋に、ピザ・プラネットの車が走っている。
⑧レミーに近づく大きな犬の影はピクサーの次回作『カールじいさんの空飛ぶ家』に登場するダグ。
ルイスと未来泥棒
2007/3/30 公開
ディズニー
①キャッチコピー『本当に発明したかったのは、≪家族≫かもしれない――。』
②ウィリアム・ジョイスの子供向け絵本「ロビンソン一家のゆかいな一日」を原作に制作。
③アメリカでは本来は2006年12月15日公開の予定だったが、ピクサーの買収により製作の実権を握ったジョン・ラセターの指示により公開を延期し、全面的に作り直された。
④公開後間もなく、続編の制作が企画されたが、ジョン・ラセターにより中止されている。
⑤劇中に登場する「Todayland」という街はディズニーランドやマジック・キングダムの「Tomorrowland」エリアを基に描かれおり、このエリアは東京ディズニーランドにも存在する。
カーズ
2006/6/9 公開
ピクサー
①キャッチコピー『今度の≪奇跡≫は、[クルマの世界]に起こります。そこは、地図から消えた町――』
②ピクサー長編アニメーションとしては、最後のVHS版発売作品。
③当初は『Route 66』というタイトルで制作されていたが、1960年代に同名のテレビドラマ『ルート66』があったことから、作品名を『カーズ』に変える。
④日本では公開がスタジオジブリ製作の『ゲド戦記』と重なったこともあり、興行収入は前作『Mr.インクレディブル』の半分程度と厳しい結果となった。
⑤英語版では新旧の名レーサーが吹き替えを担当している。
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⑦レースに勝つ為にGTウイングの装備などオリジナルに似せられなかった部分もあったが、ライトの形状を似たものに変更し、劇中で重要アイテムである「稲妻ステッカー」と赤をベースにしたカーラーリングとし、カーナンバーも「95」を取得するなど似せられるところは徹底していた。
⑧劇中のメインスポンサー「Rust-Eze」のロゴはカーズのエンブレムマークに変更されていたが、これはピクサーよりこのマシンのために特別にデザインされたマークであった。
⑨2009年はピクサーがスポンサーを降り、チームは違うベース車両を基にレースカーを制作したため、カーズレーシングの参戦はこの1年だけで終了した。
⑩マックイーンの名で一般的に思い浮かべられるスティーブ・マックイーン主演の映画『大脱走』(1963年)のパロディシーンがある。
⑪マックィーンが行方不明となったことを報じる番組の中で、人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ』のジェイ・レノがパロディ番組の司会「ジェイ・リモ」役として登場し、彼は無類のカーマニアとして全米では知らない人がいないほど有名なキャスター。
⑫ピストンカップというレースタイトル名は、映画制作当時はモデルとなるNASCARのシリーズタイトルがたばこブランドのウィンストンがスポンサーの「ウィンストンカップ」だった事のパロディである。
⑬ピストンカップの優勝決定戦、休業中の看板を出している場所の中に「EMERYVILLE」があったが、ここはピクサースタジオの現住所。
⑭DVD収録の未公開シーン(絵コンテ)や、劇場公開前の予告編で走るマックィーンの車体のゼッケンは「57」だが、これはジョン・ラセター監督の誕生年。
⑮各キャラクター達の瞳の色は英語版の声優達の瞳の色と同じ色になっているが、同じ声優であるはずのレッドとピータービルトの瞳の色が異なる。
⑯エンディングにて、「ラジエーター・スプリングス・ドライブインシアター」で上映された「トイ・カー・ストーリー」「モンスターズ・トラック・インク」「バグズ(ワーゲン)・ライフ」のキャラクター達の声は全てそれぞれの映画本編のオリジナルキャストが担当している。
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①『トイ・ストーリー』のウッディは、カウボーイのミニカー。
②『トイ・ストーリー』のバズは、玩具の宇宙自動車バズ・ライト・カーで、リアには「PIXAR」文字入り。
③『トイ・ストーリー』のハムは、豚の貯金車で、車体はトヨタ・セプターワゴン風。
④『モンスターズ・インク』のサリーは、警備員マルコ風の車体にモンスタートラックのタイヤを装着している。
⑤『モンスターズ・インク』のマイクの車体のベースはイソ・イセッタ。
⑥『モンスターズ・インク』のイエティの車体は除雪車。
⑦『バグズ・ライフ』のフリックの車体は1966年型フォルクスワーゲン・タイプ1。
⑧ダイナコ石油は、トイ・ストーリーにて登場したダイナコ石油が名前の由来で、ロゴマークも同一。
⑨エンディングでのジョー・ランフト追悼シーンでは、彼が声を担当した『バグズ・ライフ』のハイムリックと『トイ・ストーリー』のレニー、『トイ・ストーリー2』のウィージーが登場する。
⑩マックが州間高速道路40号線を移動していく最中、電線に短編『フォー・ザ・バーズ』の小鳥達が止まっているのが一瞬見える。
⑪カリフォルニアで最終レースが行われるシーンで、観衆の中に『トイ・ストーリー』に登場するピザ・プラネットの車がトッドの名で登場している。
⑫メーターのナンバープレート及び、途中で登場する大陸横断鉄道の車体にはピクサートリビアではおなじみの「A113」が表示されている。
⑬ピクサーの次回作『レミーのおいしいレストラン』のグストーのレストラン「GUSTEAU'S」が、街並みの一部「GASTOW'S」として登場。
ファインディング・ニモ
2003/5/30 公開
ピクサー
①キャッチコピー『誰かニモを知りませんか?』
②ディズニーとピクサーの共同製作。
③フル3DCG。
④ピクサーの長編アニメーション作品として第5作目。
⑤主人公ニモの名は、ジュール・ベルヌの小説『海底二万里』に登場する主人公ネモ船長から採られている。
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⑦ニモが閉じ込められていた水槽の中の置物は、本作を手がけたピクサーのクリエイターたちがモデルとなっている。
⑧釣り師が落としていったゴーグルには「P.Sherman」と書かれていたのは、クリエイターのほとんどがフィリピン系だったためで、「P.Sherman」は「fisherman 釣り師」をフィリピン訛りの英語で発音したらそう聞こえることから。
⑨マーリンの声はアメリカの声優アルバート・ブルックスが演じているが、もともとは別の人物がマーリン役を務める予定で、レコーディングも全て完了させていた。
⑩完成作品を見たプロデューサーが、マーリンの声に違和感を覚え、収録語に声優を変更するという異例の対応を行った。
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①トイ・ストーリーに出てきたピザ・プラネットのトラックがカメオ出演。
②ニモが連れて行かれた歯医者の部屋に『トイ・ストーリー』のバズライトイヤーが転がっている。
③歯医者の待合室で子供が読んでいるコミックはピクサー次回作の『ミスター・インクレディブル』。歯医者のトイレの近くの壁に掲げてあるポスターは『レミーのおいしいレストラン』のもの。
④水中ダイバーが構えるカメラに「A-113」と刻まれている。
モンスターズ・インク
2001/11/2 公開
ピクサー
①キャッチコピー『オレたちモンスター、恐がらせのプロ!』
②ピクサー作品では初めてジョン・ラセターが製作総指揮に回り、ピート・ドクターが初監督を務めた。
③日本での上映は2002年3月2日から始まったが、大好評のため大幅に延長され同年7月中旬までのロングランとなった。
④2013年7月14日にテレビ朝日系『日曜洋画劇場』で放送された際、サリーとマイクの字幕はそれぞれの体の色にちなみ水色と黄緑で表示された。
⑤公開時のCMでは『トイ・ストーリー2』の劇中歌『ホエン・シー・ラブド・ミー 』が使われた。
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⑦店員のモンスターが歩道を掃除している「Hidden City Cafe」は実在するコーヒーショップで、1994年にトイ・ストーリーを製作中だったピクサーのクリエイターであるジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン、 ピート・ドクターらがこの場所で作品について語り合った記念すべき場所。
⑧ゲートが開き、モンスターたちが作業場に入ってくるシーンで、サリーを先頭に多くのメンバーがスローモーションで登場するこのシーンは映画「アルマゲドン」がモチーフになっている。
⑨大画面スクリーンに社員の名前と成績が表示されるシーンの3位のランフトはピクサーの脚本家で、トイ・ストーリーも担当したジョー・ランフト、最下位のガーソンはモンスターズ・インクの脚本を担当したダン・ガーソンが由来となっている。
⑩作業場のデコレーションで風船などと一緒に吊るされたメッセージの紙ビラには「THINK FUNNY 面白く考える」と書かれているが、これはアップルの創業者であり、ピクサーの生みの親でもあるスティーブ・ジョブスの有名なキャッチ・フレーズ「THINK DIFFERENT 発想を変える」が由来となっている。
⑪マイクが小包から本を取り出すシーンでは、本の裏表紙にアップルコンピューターの写真があり、その下には「Scare Different 怖がらせ方を変える 」と書かれているのが分かる。
⑫マイクとセリアがデートをする寿司レストラン「ハリーハウゼン」は、著名モデルアニメーターであるレイ・ハリーハウゼンの名前に由来している。
⑬モンスターたちが怖がらせの練習を行うシミュレーターのコントロールパネル上にピクサーの電話番号 “510-752-3000” が小さく表示されている。
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①ランドールが追放されたドアの行き先である人間界は、バグズ・ライフに登場する虫の街があるトレーラーハウスと同じセット。
②そのトレーラーハウスを引く車が、全てのピクサー作品に登場するピザプラネット。
③トレーラーハウス内には映画『ファインディング・ニモ』のニモがいる。
④サリーがブーを部屋に戻して別れる場面で、部屋に散らかった玩具の中に『ファインディング・ニモ』のニモ、『トイ・ストーリー2』のジェシーとアルファベットブロック、ピクサーのショートフィルムのボールが登場する。
⑤ピクサー次回作の『ファインディング・ニモ』のニモがたびたび登場する。
⑥NG集で、朝の通勤シーンにて『トイ・ストーリー』のレックスが登場する。
⑦マイクが子供を笑わせるシーンの時、子供の部屋にトゥモローランドとピクサー短編の『バウンディン』のポスターが貼ってある。
⑧サリーとマイクが通勤する途中、モンスターが新聞を燃やす場面で、後ろの店には『ピノキオ』に登場するクジラ、モンストロのポスターが貼ってある。
⑨扉の中に『トイストーリー』のシドの部屋に貼ってあるポスターが見える部屋がある。
⑩ランドールの登場シーンで、青い空と雲の壁紙に体の色を合わせるヒトコマがあるが、この壁紙は、『トイ・ストーリー』のアンディの部屋の壁紙と同じ。
⑪寿司屋でマイクがデリバリー用の箱の中に埋もれるシーンで、バグズ・ライフ、トイ・ストーリー2、インサイドヘッドなど他の作品にも度々現れている中華料理屋の箱が登場する。
⑫ブーがトイレで歌っていた歌は『美女と野獣』の挿入歌。
トイ・ストーリー2
1999/11/24 公開
ピクサー
①キャッチコピー『2大スター、ふたたび共演!』
②当初、本作はディズニーの続編作品の慣例に従いビデオ&DVDでの発売のみの計画だったが、その出来の素晴らしさに、ディズニー側を説得して劇場公開へと計画変更された。
③冒頭のバズの飛行シーンでの舞台の惑星は、『バグズ・ライフ』のアントアイランドのデータを本作用にリメイクしたもの。
④劇中、日本の有名コレクター「Mr.KONISHI」が電話の相手として登場するが、「KONISHI」とは、ピクサーに実在する日本人の女性社員「小西さん」(Sonoko Konishi)から名付けられた。
⑤「スタッフのヒューマンエラーによって、本作のデータがほとんど消えてしまったことがある」と言われているが、後に元ピクサーの最高技術責任者が事実だと認めた。
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⑦本作の序盤とラストシーンでレックスとハムが遊んでいるゲーム機は任天堂から発売されたSNESである。
⑧『バグズ・ライフ』のプロモーションで日本に来ていたピクサーのスタッフが、日本でエイリアンたち(リトル・グリーン・メン)がものすごい人気だという事を知り、当時製作中だった本作での露出を増やすようにした。
⑨当初ディズニーの続編作品の慣例に従いビデオ&DVDでの発売のみの計画であったが、ディズニー側を説得して劇場公開へと計画変更された。
⑩英語版と海外版(アメリカ以外)とで、看板などの表記や表現を変える試みがされている。
⑪中盤のテレビ番組のシーンでは英語版ではバズの背景に星条旗が、海外版では地球儀と花火が映し出される。
⑫最後のシーンでウィージーが歌う台に使っている木製のブロックが、英語版ではW.H.E.E.Z.Yとなっているが、海外版ではアルファベットが☆に置き換えられている。
⑬前作と同じく随所に『スター・ウォーズ』、『2001年宇宙の旅』、『ジュラシック・パーク』、『ゴジラ』などのパロディが見られる。
⑭NGシーン集ではプロスペクターが続編を匂わせる発言をしている。
⑮アンディーの部屋でレックスが夢中になっているテレビゲームは、任天堂「スーパーファミコン」がモデル。
⑯劇中で『ウッディのラウンドアップ』が1957年1月12日に放送が終了したと言われているが、この数字はジョン・ラセター監督の誕生日。
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①冒頭バズの飛行シーンで、星空をよく見ると、ルクソーJr.の星座が見える。
②空港のアナウンスにて""LassetAir Flight A113""とアナウンスされており、LassetAirは監督のジョン・ラセターにかけられている。
③ハムが超高速でテレビチャンネルを変えている際、テレビに『ルクソーJr.』『レッズ・ドリーム』『ティン・トイ』『ニックナック』といったピクサーの短編作品や、ピクサーの旧ロゴ(短編『ルクソーJr.』の冒頭で表示されていたもの)が一瞬映る。
④アルの店「AL'S TOY BARN」の店内は『バグズ・ライフ』のディムやタックとロール、ハイムリックがいる。
⑤ウッディの修理のために呼ばれた修理屋は、ピクサーの短編作品『ゲーリーじいさんのチェス』の主人公、ゲーリーと同一人物である。
⑥エンディングのNGシーン集では『バグズ・ライフ』のフリックとハイムリックが登場。
⑦バズ達がウッディ救出をする為に使ったのはピクサーで御馴染みのピザプラネットの車であり、「またピザか」というセリフも存在する。
⑧アンディーの部屋にかかっている8月のカレンダーの絵は、『バグズ・ライフ』。
⑨ヤードセールのシーンでは、前作でシドの部屋にあった机や鍵、バグズ・ライフで使われた首輪などが映っている。
⑩ウッディの帽子を探すシーンで、おもちゃ箱の中からソルジャーが運び出しているおもちゃの中に、後にアルの店でバービーが運転する車が映る。
⑪バズ・ライトイヤーがウッディを探して茂みをさまよっている時に、『バグズ・ライフ』のイモムシのハイムリックが登場。
⑫アンディの部屋でミセス・ポテトヘッドが読んでいる本は『バグズ・ライフ』の本。
⑬アルの部屋に飾られた抽象画は、『バグズ・ライフ』のタック&ロールとドット姫が描かれている。
⑭ハムの横に無造作に転がるゴミに、『バグズ・ライフ』で登場したチャイニーズボックスと呼ばれる中華料理屋の持ち帰り用の箱がある。
⑮アルのオモチャ屋にバズたちが乗り込む時、入口にルクソー・ボールが転がっている。
⑯アンディのママが運転する車のナンバーが「A113」。
バグズ・ライフ
1998/11/25 公開
ピクサー
①キャッチコピー『ミクロの世界の超大作誕生!』
②アメリカ本国および日本ではピクサー長編アニメーションとしては、最後のレーザーディスク版発売作品となった。
③『トイ・ストーリー』のスタッフによるピクサー第二の長編。
④誕生のきっかけは『トイ・ストーリー』制作が大詰めを迎えたある日の昼食中の某スタッフの会話である。
⑤今作の誕生はイソップ童話をヒントにした。
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⑦エンディングでは劇中の情景とNGシーン集を表示している。
⑧採用されなかったCGという事では無く、実写映画のNGシーン集を模して(CGのキャラがセリフ忘れや演技をミスする等)製作されており、以降のピクサー作品では『トイ・ストーリー2』『モンスターズ・インク』で同様な手法が採られている。
⑨吹き替えは、『トイ・ストーリー』シリーズの唐沢寿明や所ジョージ、日下由美等、『モンスターズ・インク』の石塚英彦や田中裕二等、『カーズ』の山口智充やパンツェッタ・ジローラモ、福澤朗等、ピクサー作品の日本語版では声優ではない俳優やタレントが起用される事が多いが、今作では逆で、いわゆる本業声優が吹き替えを担当している。
⑩フリック役の宮本とホッパー役の壌はそれぞれ『ライオン・キング』の日本語吹き替えでシンバとスカーを担当しており、今作でもシンバVSスカーの対決が見られた。
⑪ストーリー展開に関しては黒澤明の『七人の侍』と『荒野の七人』
⑫『サボテン・ブラザーズ』を参考にしたと言われている。
⑬4:3サイズのトリミング版では、ワイド版の左右の映像を切っているだけではなく、4:3のテレビサイズ用にキャラクターの再配置がなされてある。
⑭『カールじいさんの空飛ぶ家』と同じく、トミカに登場していない作品である。
⑮オープニング前にピクサーのルクソーJr.のパターンが流れるのは今作が初。
⑯この作品と2006年作品『カーズ』は、全編を通じて人間は一切登場しない作品となった。
⑰監督のジョン・ラセターとアンドリュー・スタントンがその他の声の出演に参加している。
⑱フリックが街にやってきたときのシーンではたくさんの食べ物の箱が並んでいるが、その中に「DARLA」と書いた箱があるが、これはバグズ・ライフの製作を担当したプロデューサー、ダーラ・K・アンダーソンの名前から取ったもの。
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①『トイ・ストーリー』のウッディがNG集にてカチンコを鳴らす1シーンだけの登場。
②P.T.フリーがサーカス団員を解雇にした会場の近くには、ピクサー長編作品に毎回登場するピザ・プラネットのGYOZAバンが虫の町であるトレーラーハウスと連結されて登場する。
③この中の虫の居酒屋で前作で登場したピザプラネットのドリンクカップがある。
④虫の町の入口エリアの箱に書かれてある番号が「A113」。
⑤NGシーンでフリックがバズのモノマネ「無限のかなたへ、さあ行くぞ!」をしている。
⑥アント・アイランドのデータが次作のトイ・ストーリー2の冒頭のバズの飛行シーン、あの惑星として登場する。
⑦サーカス団の昆虫たちはクッキーの箱を馬車のようにして使っているが、その箱には「CASEY JR COOKIES」と書いてあるこれは、「ダンボ」で登場したサーカス団の列車「Casey Jr. Animal Crackers」が由来である。
トイ・ストーリー
1995/11/22 公開
ピクサー
①キャッチコピー『友情している場合じゃないぜ!!』
②劇場公開された長編映画作品としては、初のフルCGアニメーション作品。
③元々は1988年に制作された『ティン・トイ』の主人公「ティニー」が、仲間を探して旅をするという内容で、30分のクリスマスTV番組として企画されていた。
④本作は、アメリカの中流家庭の子供部屋が主な舞台となっており、実際にアメリカで売られている、または売られていたおもちゃが多数登場する。
⑤バービーは当初、本作から登場する予定になっており、シドの家からウッディとバズを救出するためにバービーが大立ち回りを演じる脚本が用意されていたが、販売元のマテルの許可が出なかったためお蔵入りとなった。
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⑦ピクサーのCEOであるスティーブ・ジョブズの資産がなければ、本作の制作は不可能に近かった。
⑧公開までの4年間の投資額は5000万ドルにも及び、ジョブズは「こんなにお金がかかるなら投資をしなかった」と語っている。
⑨結果的に本作のヒットによりピクサー株は高騰し、ジョブズの資産は4億ドル増加。
⑩シドに爆破される兵隊の人形“コンバット・カール”は元々はG.I.ジョーを使う予定だったが、「爆破するなら許可出来ない」とハスブロから拒否されたため、代替された。
⑪同じくハスブロ製品であるMr.ポテトヘッドの使用許可がなかなか取れずに苦労したと後日ラセターが語っている。
⑫本作のヒットを受けて、本作に出てきたピザ・プラネットのデリバリートラック(GYOZAバン)は、以降ピクサー作品のほぼ全てのどこかに登場している。
⑬2008年5月31日に打ち上げたスペースシャトルディスカバリーにバズ・ライトイヤーのおもちゃを載せて、ISS(国際宇宙ステーション)で長期間、無重力訓練などの様子が撮影された。
⑭NASAが子供達や学生達に宇宙に関心を持ってもらう為に企画された。
⑮アンディの名前はコンピューターサイエンスとアニメーションの先駆者であるブラウン大学のAndries van Dam教授から取られている。実際にこの教授からトイストーリー制作時にアドバイスなどをもらっていた。
⑯公開に合わせて発売したおもちゃの大半を、当時無名だったカナダの玩具メーカーシンクウェイが製造・販売しており、本作のヒットにより業績を著しく上げた。
⑰マテルやハズブロなどの大手玩具メーカーも相次いで参入し、莫大な利益を生んでいる。
⑱ディズニーは『トイ・ストーリー』のミュージカル化を計画し、6~7曲をピクサーに渡していたが、ジョン・ラセター監督がミュージカル化を拒否した。
⑲続編『トイストーリートイストーリー24』はDVDの発売のみの予定だった。
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①アンディのママの車のナンバーはピクサでお馴染みの「A113」。
②最後のシーンでアンディのママが運転していた車でモリーが聴いていた曲はライオン・キングの「ハクナ・マタタ」。
③冒頭のおもちゃ達のミーティングのシーンで、ウッディの後ろの本棚に「The Adventures of Andre and Wally B.」「Red's Dream」「Tin Toy」「knick knack」と背表紙に書かれた本が置いてあるが、これらはいずれもピクサー(及びその前身)が本作以前に制作した短編作品のタイトルである。
④アンディの部屋の壁に飾られている時計にミッキーが描かれている。