シュガー・ラッシュ:オンライン
2018/11/21 公開
ディズニー
①キャッチコピー『こんな世界、見たことない…』
②前作ではウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役であるポール・キャンドランドが製作に関わっていたが、2018年1月24日にキャンドランドが同社の代表取締役を退任したため、本作では関わっていない。
③キャラクターのアートディレクターを担当しているのは大阪出身のクリエイターアミ・トンプソン。
④ソニック・ザ・ヘッジホッグの声を担当した、アメリカ人声優のロジャー・クレイグ・スミスはこれまでも、ナルト、BLEACH、機動警察パトレイバー、バイオハザードシリーズ、ファイナルファンタジーシリーズなど日本のアニメやゲームの仕事を多くこなしている声優。
⑤スラウター・レースの世界を牛耳る女ボスの名前「shank」は、刑務所で囚人たちが武器として使う「手作りナイフ」という意味があり、彼女の尖った性格を上手く表している。
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⑦実在する多くのユーチューバーもカメオ出演。
⑧セガの代表的なキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグや、カプコンから春麗、ザンギエフ、ベガ、パックマン、任天堂からMii、キノコなどもカメオ出演。
⑨ケイティ・ペリーのライブで一躍有名になった少年ダンサーのバックパックキッドことラッセル・ホーニングの踊りはロスダンスと呼ばれ、ネットで瞬く間に拡散され、マネをする人が続出し、その踊りを本作ではラルフも真似して踊っている。
⑩インターネットの世界にあるディズニーランドのような空間オーマイディズニーは、ディズニーの世界そのものを再現した空間で、ヴァネロペが多くのプリンセスと遭遇する。
⑪オーマイディズニーとは、ディズニーが運営するニュースチャンネルの名前から来ている。
⑫オーマイディズニーでプリンセスたちはドレスに身を包んだ姿だけでなく、カジュアルな服を着てリラックスしている姿まで披露している。
⑬Mr.リトワクが使っているパソコンが旧式のimacである。
⑭ピクサーの創立者がアップルの生みの親のスティーブ・ジョブズであるため、ピクサー映画にはたびたびアップルの製品が登場する。
⑮劇中、Amazon、eBay、Googleなどの国際企業のロゴが次々とスクリーンに映る中、日本の楽天のロゴも紹介される。
⑯ディズニープリンセスが集合する場面で、メイダが唯一ピクサー作品のキャラクタであることから、他のプリンセスたちに「よくわからない」「違うスタジオの子なの」と言われる。
⑰ディズニープリンセス部屋にあるそれぞれの化粧台にはトリビアアイテムがたくさんある。
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①白雪姫はドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには「POISON」という文字と、毒りんごがプリントされている。
②シンデレラはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには「G2G ( Got to go 行かなきゃ)」という文字と、かぼちゃの馬車がプリントされている。
③オーロラはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには「Nap Queen(うたた寝の女王)」のロゴが入っている。
④ベルはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツにはBFFという文字がプリントされている。「Beast Friend Foever(ずっと野獣友達 Best Friend Foreverが元ネタ)」の略。
⑤ポカホンタスは青色のシャツとドレスと同じ色のパンツを着ており、シャツには映画『ポカホンタス』の劇中歌「カラー・オブ・ザ・ウィンド」の歌詞のフレーズがプリントされている。
⑥ムーランは赤のスカジャンには映画『ムーラン』に登場するムーシューの刺繍が入っており、黒のスキニーパンツを履いている。
⑦ティアナはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、シャツには映画『プリンセスと魔法のキス』の作品の舞台・ニューオリンズを示す「NORA」の字がプリントされている。
⑧ラプンツェルはドレスと同じ色のシャツとパーカー、パンツを着ており、パンツには太陽の花のマークがプリントされている。
⑨アナはドレスと同じ色のチェック柄のシャツとデニムショートパンツを着ている。
⑩エルサはドレスと同じ色の厚手のニットと黒のスキニーパンツをはいている。シャツには「Just Let It Go」とプリントされている。
⑪モアナはドレスと同じ色のシャツとパンツを着ており、映画「モアナと伝説の海」の悪役であるタマトアと、彼の大好きな言葉「シャイニー」がプリントされている。
⑫メリダのシャツにはクマの絵があり、「Mum(お母さん)」と描かれている。
⑬オーマイディズニーでストームトルーパーから逃げようとするヴァネロペが迷い込んだ先がセクター「A113」。
⑭ラルフとヴァネロペがシュガーラッシュの壊れたハンドルを買おうと向かった先のeBayで、オークションに出品されている商品をよく見ると、『塔の上のラプンツェル』に出てくるフライパンとユニコーン、『アラジン』に出てくる魔法のランプがある。
⑮『モアナと伝説の海』のモアナも登場するが、大人になったモアナではなく、まだ赤ん坊の頃のモアナ。
⑯オーマイディズニーのアニメーションパビリオンではたくさんのディズニー映画のポスターやスクリーン映像が映し出された。
ズートピア
2016/3/4 公開
ディズニー
①キャッチコピー『そこは、動物たちの≪楽園≫…のはずだった。』
②構想は監督のバイロン・ハワードが『ロビン・フッド』のような、擬人化され、服を着た動物が活躍する作品を作りたいと考えたことに始まった。
③当時並行して製作が進んでいた『シュガー・ラッシュ』や『ベイマックス』のような新しい世界観のものに対し、『ピノキオ』などのような"クラシカルな"ディズニー映画を現代の観客向けに作ることを監督は考えていた。
④登場する動物は哺乳類に限られているが、これは制作チームが各分野の動物学者から情報を収集する中で決められた。
⑤アニメーターらによる動物の調査はサンディエゴ動物園サファリパークやウォルト・ディズニー・ワールドの「ディズニー・アニマル・キングダム」で行われ、さらにはケニアへも赴いた。
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⑦映画に登場する動物たちは80万通りもの動きを見せる。
⑧登場人物の毛並みをよりリアルに見せるため、取材はロサンゼルス自然史博物館でも行われ、アニメーターらは様々な光の当たり方を確認しながらマイクロスコープを用いて間近で毛並みを確認した。
⑨各キャラクターには膨大な本数の毛が用いられ、ジュディとニックにはおよそ250万本前後に及ぶ。
⑩他のキャラクターではキリンが900万本、アレチネズミは48万本で、その他の小さな齧歯類でも40万本が使われた。
⑪助監督のジャレド・ブッシュは後に、「毛との戦いだった」と語っている。
⑫当初はニックを中心にズートピアの街を描くストーリーであったが、公開予定までおよそ1年半を切った2014年11月、ジュディとニックの立ち位置を逆転させた。
⑬ジュディを主役に置くという発想について、制作陣は「観客はズートピアという都市をジュディの視点、即ち『都会への憧れ』という目で見られる作品になった」と評した。
⑭サハラ・スクエアは、砂漠の動物たちが暮らすエリアで、地域の中心部はモンテカルロとドバイを元にデザインされている。
⑮ツンドラ・タウンは、寒冷地域の動物たちが暮らすエリアで、ロシア建築を模したタマネギ状のドームを持つ建物や、ホッキョクグマの住処である氷の洞窟をモデルにした氷雪マンションなで、雪と氷で構築されている。
⑯レインフォレスト地区は、熱帯雨林をモデルとしたエリア。
⑰リトル・ローデンシアは齧歯類など小動物が暮らす地域で、街並みはブルックリンを参考にして考案。
⑱サバンナ・セントラルはズートピアの中心都市エリアで、様々な種類の動物が暮らすサバンナがモデルとなっている。
⑲映画監督のバイロン・ハワードとジャリッド・ブッシュが廊下を荷物を持って歩くキャラクターとして登場。
⑳ビルの上の看板には、「preyda 」=「prada」、「just zoo it.」=NIKEの広告「just do it.」、「lululemmings」=「lululemon」といったファッションブランドが並ぶ。
㉑ネズミのマフィアのミスタービッグは、大人気マフィア映画のゴッドファーザーを真似たパロディになっている。
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①ズートピアの警察署に勤めるベンジャミン・クロウハウザーのほっぺに隠れミッキー。
②ズートピアの街並みに映画『ベイマックス』の主人公ヒロのおばさんのキャスが経営する喫茶店が登場。
③ズートピアで詐欺師のウィーゼルトンが売っていた海賊版DVDの一部に『ベイマックス』『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』『アナと雪の女王』などがある。
④ゾウさん親子の子供二人が『アナと雪の女王』のアナとエルサの格好をしている。
⑤ベビーカーの中にミッキーのぬいぐるみがいる。
⑥警察署長のボゴが『アナと雪の女王』の主題歌「let it go」を口にする。
ベイマックス
2014/10/23 公開
ディズニー
①キャッチコピー『”優しさ”で世界を救えるか?』
②原案は日本人主人公を含むヒーロー6人を描いたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』。
③ディズニーのアニメ映画としてはマーベル・コミックの登場人物を主人公とする初めての作品。
④映画化に際し、設定は原作から大きく変更。
⑤ディズニーがマーベル社を買収したあと、マーベルコミックの中で映画化できそうな作品を探しているときに、監督のドン・ホールがデータベースの中から同作を発見。
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⑦原作では初期チームメンバーとして登場していたサンファイアとシルバー・サムライについては当時、マーベルコミックの『X-メン』シリーズを映画化している20世紀フォックス社(現在はディズニー傘下)が権利を持っていたため、登場させられなかった。
⑧映画化に際し、作品の舞台が東京から、東京とサンフランシスコを混ぜ合わせた未来の架空の都市「サンフランソウキョウ」へと変更。
⑨日本的要素が多く散りばめられ、スタッフによって撮影された東京の風景が数多く取り入れられている。
⑩フレッド家の壁に無造作にかけられた家族のポートレートの男性は、アメリカのマーベル・コミックの重鎮であり、スパイダーマンやXメンなどの原作を手がけたスタン・リー。
⑪警察署のボードには二人の男性の写真が掲示してあり、この二人の男性の正体は、『塔の上のラプンツェル』で監督を務めたバイロン・ハワードとネイサン・グレノの二人。
⑫フレッドのヒーロースーツの恐竜の着ぐるみのモデルは、ディズニー映画ではなくアニメ『ヒックとドラゴン』のドラゴン。
⑬「ヒックとドラゴン」を監督したのは「リロ・アンド・スティッチ」を監督したディズニーアニメでお馴染みのクリス・サンダース監督。
⑭フレッドの声優を担当したのは「ヒックとドラゴン」でも声優として出演しているT・J・ミラー。
⑮ヒロの部屋の壁にかけられた時計の中心にいるキャラクターは、マジンガーシリーズのグレートマジンガー。
⑯ヒロの部屋の天井にぶら下がっているのはマジンガーZの人形。
⑰ヒロの部屋の窓側においてあるのはウルトラマンのおもちゃ。
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①ヒロの部屋のパソコンのモニターの上には『シュガー・ラッシュ』の主人公レック・イット・ラルフの人形が。
②庭にある白い彫刻の人物は『アナと雪の女王』のハンス王子。
③ヒロの家の壁に記念写真が飾られているが、その中にスティッチの着ぐるみを着た飼い猫のモチがいる。
④パネルに写った無数の暗号の中に「A113」がある。
⑤サンフランソウキョウに『チキン・リトル』の広告看板がある。
アナと雪の女王
2013/11/27 公開
ディズニー
①キャッチコピー『凍った世界を救うのは――真実の愛。』
②ディズニー史上初のダブルヒロイン。
③共同監督で脚本を担当したジェニファー・リーは「『恐れ』対『愛』」が本作の大きなテーマであると述べている。
④ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで『雪の女王』を映画化しようという試みは1930年代から存在した。
⑤1990年代後半にも雪の女王を映画化する企画が再び立ち上がったが、2002年に廃案となった・2008年、長年在籍していたディズニーアニメーションを離れてソニー・ピクチャーズアニメーションへ移籍したクリス・バックを、カリフォルニア芸術大学時代の旧友であるジョン・ラセターはディズニーアニメーションに戻ってくるように呼びかけた。
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⑦ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話『雪の女王』からインスピレーションを得た。
⑧リサーチの場所にノルウェーを選び、同国のベルゲンがモデルになっている。
⑨フィヨルドの地形や建築物、とくにスターヴ教会などは城のデザインなどに生かされている。
⑩キャラクターの服装には民族衣装を着せたりローズマリングを入れるなど、ノルウェーを意識したデザインがされている。
⑪アナ達とラプンツェルの母親同士は姉妹でアナ、エルサとラプンツェルは従姉妹という設定を、クリエーターが暴露している。
⑫エルサ当初、真っ青な肌をした悪の女王の設定だった。
⑬10歳で難病である1型糖尿病と診断されたラセターの息子から、エルサのキャラクター作りにインスピレーションを得たと語っている。
⑭ラセターの息子が毎日インスリン注射をしながら、「なぜ僕なの?」と言っており、その時、「氷の魔法を持って生まれたエルサがなぜ悪者なのか?そんなはずはない。」と考え、映画の内容そのものが変更された。
⑮スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫は、宮崎駿が1957年のロシア版アニメ映画『雪の女王』を見て強い関心を持っていたエピソードを明かしつつ、本作について、原作を大幅に変えながらもその精神である自己犠牲のテーマを変えておらず、なおかつ原作どおりに2人のヒロインを「男の子」の手を借りずに描き、「感心したのと同時に、今の時代を表している作品になっている」と述べた。
⑯アナ、エルサの三つ編みのおさげや衣装はノルウェーの民族衣装(ブーナッド)を参考にして作られた。
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①エルサの冠婚式のシーンにて、『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルとフリンライダーの後ろ姿が出てくる。
②冠婚式の前に歌われる「生まれてはじめて」のシーンの途中でアナが頬張るお菓子が『シュガーラッシュ』に登場する山盛りのお菓子。
③オラフの歌のシーンでたんぽぽの綿毛が一瞬だけミッキーの形になる。
④ハンス王子とアナが結婚することをエルサに伝えるシーンで、ティアナとシンデレラが写りこんでいる。
⑤オラフがカモメと踊るシーンは、『メリーポピンズ』に出てくる、ペンギンとダンスするシーンのオマージュ。
シュガー・ラッシュ
2012/11/2 公開
ディズニー
①キャッチコピー『誰だって、ヒーローになりたいんだ…』
②製作中の仮題は「Joe Jump」や「Reboot Ralph」であった。
③監督のリッチ・ムーアは「レインボーロードでコースアウトして落下するなどの体験を再現したかった。『マリオカート』の世界を3D映画にしたかった。」と語っている。
④日本語吹き替えされた予告編では、劇中に登場する看板などの英文や英字名称は、その部分の映像を差し替えて日本語のものにしていた。
⑤劇場公開時には、ヴァネロペとラルフが造ったレースカーへのサイン、ヴァネロペの手作りメダルを除き、本編の映像は差し替えられず、オリジナルの映像のまま上映。
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⑦マリオの名前もセリフの中に登場するが、出演がなかったのは、脚本家も監督もたった20秒のコミカルなシーンにマリオはもったいないと判断し、出演は見送られた。
⑧ストリートファイター2の声優は全部オリジナルの声優が出演。
⑨ヒーローズ・デューティのソルジャーたちはアメフト選手をモデルに製作。
⑩ヒーローズ・デューティ内のバトルフィールドはカリフォルニアの空軍の基地がモデル。
⑪スタッフロール直前のクレジット音は『マッピー』のクレジット音。
⑫普段は別撮りで行われるのが当たり前のアニメのレコーディングだが、シュガーラッシュの場合、即興のセリフが成り立つようにと、主要キャラクターを演じた声優たちは合同でやった。
⑬シュガー・ラッシュの世界に、サグラダファミリアで知られるガウッディの作品の数々を投影。
⑭映画制作中、ディズニーはスタッフにコントローラーやジョイスティックを実際に使ってゲームをすることを推奨し、ゲーム製作会社も訪問し、製作風景を見学。
⑮パン屋、キャンディ工場なども訪問し、さらなる勉強のためにドイツのケルンで開かれた世界洋菓子フェアにも参加した。
⑯ヴァネロペのレーシングカーを作る過程をリアルに再現するためにデトロイトのトラック工場にまで足を運んだ。
⑰実在するコンピュータゲームキャラクターが端役として多数カメオ出演している。
⑱『Tapper』の廊下に飾られているゲームキャラクターの似顔絵の中に、リッチ・ムーア監督が混ざっている。
⑲ラストシーンの「シュガー・ラッシュ」のゲーム機近くの壁に『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』が描かれている。
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①屋外のシーンの遠くにある看板にはミッキーマウスがいる。
②ゲーム内のロビーにはシンデレラと美女と野獣のベルが歩いている。
③ゲーム内のロビーに『ルイスと未来泥棒』のT-REXがいる。
④ゲーム内のロビーに『塔の上のラプンツェル』の白馬のマキシマスとウラジミールがいる。
⑤シュガーラッシュの背景の飴のサボテンがミッキーの形になっている。
塔の上のラプンツェル
2010/11/24 公開
ディズニー
①キャッチコピー『私は知りたい――新しい世界を。』
②ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。
③原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』。
④本作のヴィジュアル・スタイルは、フランスロココの芸術家であるジャン・オノレ・フラゴナールによる絵画『ぶらんこ』をベースとしている。
⑤塔の上のラプンツェルの原案は、映画が公開される14年前からグレン・キーン(ディズニーアニメーター)が1人で温めていたアイディアであった。
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⑦公開時期は2007年を予定していることが明かされたが、キーンの「物語をつくるための時間がもっと欲しい」という要望により、公開時期が2009年へ延びることになった。
⑧マイケル・アイズナー(ウォルト・ディズニー・カンパニー最高経営責任者)からだされた「現代のサンフランシスコに住むヒロインが童話の世界に入り込む」という提案に対して、キーンが上手く対応できなかったり、トラブルもあり、塔の上のラプンツェルの企画は頓挫してそのまま放置されていた。
⑨2006年にウォルトディズニーアニメーションスタジオに配属されたキャットムルとジョン・ラセターによって企画が再び動き出した。
⑩彼らの最初の仕事はキーンをこの企画に引き留めておくことだった。
⑪2007年4月、監督がグレン・キーンとディーン・ウェリンズであると発表されたが、2008年10月には監督が交代したことが発表。
⑫キーンは製作総指揮、スーパーバイジング・アニメーター、キャラクター・デザイナーを担当することになった。
⑬監督を辞退して製作総指揮に回ったのは、2008年に心臓発作に見舞われており体調が優れなかったからだと述べている。
⑭グレン・キーンは当初、塔の上のラプンツェルを2Dアニメーションで作成したいと考えていたが、スタジオ側は3DCGで作成することを要求した。
⑮作品の方針について討論した結果、3DCGアニメーションで作成することが決まったが、ディズニーの伝統的な2Dアニメーションの美的センスを3DCGで再現するというテーマが掲げられた。
⑯キーンは「3DCGによる手描き絵」「鉛筆で描いたような質感」を目指したと語っている。
⑰キーンは「我々が求めていたのは“写実的な髪の毛”ではなく“温かみのある髪の毛”であり、それを実現するための方法を開発した。私は温かく直感的な手描き絵の質感を3DCGで表現したかったのだ」と語っている。
⑱髪の毛の表現を満足なものにするのは困難であり、2010年1月の時点でも製作チームはこの問題について悩んでいたが、同年3月に彼らがDynamic Wiresと呼んでいる技術が完成し、この問題は解決された。
⑲前作の『プリンセスと魔法のキス』(2009年)は、高い評価を得たが、ディズニー社が予想していたよりも低い収益であり、原因は「プリンセス」を強調しすぎていたために男子層からあまり支持を得られなかったことにあると考えた。
⑳ディズニーは男女両方へ映画を売り出すために、男性キャラクターのフリン・ライダーを強調し、また、タイトルを『ラプンツェル』(Rapunzel)から『タングルド』(Tangled)に変更した。
㉑グレン・キーンによると、フリンのデザインを決めるために、多数のフリンのデザイン案を壁に貼って女性たちの意見を聴くという会議が行われたとのこと。
㉒キーンはフリンのデザインについて「筋肉質過ぎても美形過ぎてもいけない。温かみをたたえた目にしたかった」と語っている。
㉓ゴーテルの服のデザインは物語の時代設定よりさらに400年前の服を参考にしている。
㉔映画に登場する灯りだが、インドネシアなどでは実際に空に灯りを飛ばす風習があり、監督のバイロン・ハワードはその光景をインターネットで見て感動し、この灯りを映画の名シーンに採用したと語っている。
㉕今までのディズニーのアニメーション映画の中で最も多くの群集が登場し、村のシーンには3000人の群衆が描かれている。
㉖ラプンツェルの髪の毛のアニメーションの作成には、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのソフトウェアエンジニアであり、大学で髪の毛の研究をしていたケリー・ウォードが協力している。
㉗ウォードは髪の毛の動きや光の当て方に詳しく、ウォードが開発に協力したソフトウェアによって手描きのアニメーションとシミュレーションを調和させることができるようになった。
㉘秘密の谷はフランスのロカマ・ドゥール、王国はモン・サン・ミッシェルから影響を受けていた。
㉙制作初期の段階ではカメレオンのキャラクター”パスカル”の通常の色は紫と青だったが、後にアーティストたちがラプンツェルの髪や洋服にはグリーンのパスカルの方が映えると判断。
㉚監督の一人であるネイサン・グレノが酒場にいるキャラクターとしてカメオ出演し、左手のタトゥーはそのまま採用。
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①ラプンツェルとフリン・ライダーが迷い込んだ酒場の柱にピノキオが座っている。
②酒場の男たちの間に一人ぽつんといるイノシシはライオンキングのプンバァが基になっている。
③王国の祭が始まる前にラプンツェルとフリン・ライダーが本を読み漁っているシーンの窓際には「眠れる森の美女」の本が開いてある。
④ラプンツェルの育ての親マザー・ゴーテルは「白雪姫」の魔女がモチーフ。
⑤ラプンツェルの実の母の胸元のネックレスがミッキーの形。