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「ズートピア」を含む ディズニーアニメ映画 一覧

ミラベルと魔法だらけの家

ミラベルと魔法だらけの家

2021/11/24 公開

ディズニー

①ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとしては60作目となる長編映画。

②監督のバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュは、『ズートピア』が公開された後、次のプロジェクトはミュージカルにしたいと思っていた。

③大家族という共通点を持つ2人は、十数人の主人公で大家族を描いたミュージカル映画を作ることにした。

④メイキング・ドキュメント『Imagining Zootopia』を一緒に作ったホアン・レンドンとナタリー・オスマと「ラテンアメリカ文化」についてじっくりと語り合い、偶然にも2人はコロンビア出身で、コロンビア文化に関する個人的な経験を何度も引き合いに出し議論し、ハワード、ブッシュはコロンビアに焦点を当てた研究をすることになった。

レンドンとオスマは、ディズニー・アニメーションがこの映画のコンサルタントとして雇った文化専門家の最初の2人となり、「コロンビア文化トラスト」と呼ぶ集団を形成した。

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⑥コロンビアへ滞在中、建築家、シェフ、職人たちと会い、その国の文化に浸り、ボゴタやカルタヘナといった大都市も訪れたが、サレントやバリチャラといった小さな町にもインスピレーションを得た。

⑦ミラベルのスカートのデザインは、ヴェレスで織られている伝統的なスカートから着想を得ている。

⑧本作は、20世紀初頭のコロンビアからインスピレーションを得て、時代設定を意図的に曖昧にしている。

⑨ハワードとブッシュは、映画が着実に複雑化していくにつれ、2人目の脚本家が必要であることに気づき、「現実世界の家族の力学」を扱った経験があるシャリーズ・カストロ・スミスを選んだ。

⑩スカートには、家族への愛情を表すために、アルマはろうそく、アントニオは動物、イサベラは花、ペパは太陽、カミーロはカメレオンといった、それぞれの家族を象徴するシンボルがデザインされた。

⑪アソシエイトプロダクションデザイナーのロレー・ボヴェによると、ミラベルのスカートは「15歳の少女のスクラップブック」に似ているという。

⑫ミラベルのシャツには、マドリガル一族にちなんだ蝶の模様が描かれており、蝶のデザインはカシータの随所に見られ、キャンドルにも蝶が描かれており、これは、映画全体のテーマである「大きな変身」に沿ったものである。

⑬映画のアニメーション部門責任者であるレナート・ドス・アンジョスは、イサベラは「常に舞台の上にいる」ことを』意識し、彼女が主役じゃなくても、どの角度から見ても優雅に見えるようにと常に考えていたと述べている。

⑭コロンビアのメデジンの花祭りは、イサベラの衣装と空間インスピレーションの源となった。

⑮ハワード監督によると、イサベラは愉快で、魅力的で、理想的なマドリガル家の一員でありながら、ミラベルにとっては家族内における大敵でなければならないため、声をあてるのが難しい役だという。

⑯イサベラが「本当のわたし」を歌った後、ドレスが変化するが、デザインは何種類か検討されており、最終的には曲中に出てくる花々を大胆に描いたものになった。

⑰イサベラはアルマによく似ており、顔もほぼ同じであり、この身体的類似性がアルマのトラウマを誘発し、イサベラに完璧であるようプレッシャーをかけたのではないかと推測されている。

⑱ブルールの名前の候補にアーロ、アンドレ、アンコ、マルコ、エモなどいくつか候補があったが、ソングライターのリン=マニュエル・ミランダが劇中歌「秘密のブルーノ(英語版)」で「ブルーノ、ノー、ノー」というキャッチーなセリフの音はまりを良くするためにブルーノを選んだという。

⑲カシータは、コロンビアの伝統的な家屋だけでなく、『ビートルジュース』(ホラー映画)など、家が生き生きと動く映画からもインスピレーションを受けている。

⑳制作チームは調査の結果、音楽、ダンス、リズムがコロンビアの日常生活の中心的要素であることを知り、その結果、ディズニー・アニメーション作品としては初めて、振付師が最初から最後まで携わった。

㉑ダンサーチームと一緒に各シーンの振り付け参考映像を用意し、アニメーターにシーンをフィードバックしながらアニメーションを制作していった。

㉒ルイーサはレゲトン、ミラベルはカリ・サルサと、キャラクターごとに異なるダンススタイルを確立している。

㉓イサベラが育てる草花の選定とアニメーション制作については、コロンビアの植物学者フェリペ・サパタに相談した。

㉔ディズニー・アニメーションは、映画の開発から制作への移行に備え、2020年3月15日から多くのアニメーターをコロンビアへ派遣する予定だったが、新型コロナウイスル感染症の世界的流行で中止せざるを得なくなった。

㉕スタジオのアニメーターはコロンビア文化トラストとテレワークをしなければならなくなった。

㉖2021年11月19日に発売されたサウンドトラックは、全米Billboard 200で1位を獲得し、ディズニーのサウンドトラックとしては『アナと雪の女王2』以来の首位となった。

㉗「秘密のブルーノ」は、様々な記録を塗り替え、ディズニーで最も成功した曲のひとつになった。

㉘ディズニーにとってサウンドトラックは21世紀初、「秘密のブルーノ」は史上初のナンバーワンソングとなった。

㉙オープニング曲「ふしぎなマドリガル家」は、『美女と野獣』のオープニング曲「朝の風景」をイメージしている。

㉚米国では新型コロナウイスル感染症の世界的流行に対応し、2021年11月24日にRealIDとドルビーシネマで30日間の独占劇場公開を経て、2021年12月24日にDisney+で公開された。

・本作はディズニー初のキャスト全員がラテンアメリカ人による長編映画である。

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①劇中歌「All Of You」(奇跡はここに)には、『アナと雪の女王』の楽曲「レット・イット・ゴー」の」イントロのメロディと「Let it go」という歌詞が引用されており、エンドクレジットにも記載されている。

モアナと伝説の海

モアナと伝説の海

2016/11/23 公開

ディズニー

①キャッチコピー『海に選ばれた16才の少女――彼女の名は、モアナ。』

②ロン・クレメンツとジョン・マスカーはテリー・プラチェットの小説『ディスクワールド』シリーズの第4作『死神の館』の翻案に取り組み始めたが、権利関係に問題が生じ計画の進行は停止することになった。問題を回避するため、3つの新しい案を売り込み、2011年から独自の構想による映画の制作が開始され、2012年ロン・クレメンツとジョン・マスカーはフィジー、サモア、タヒチへの取材旅行に赴き、南太平洋の人々と会いその文化を学ぶ。

③二人にとってコンピュータアニメーションを主軸とした初めての映画。

④コンピュータアニメーションを使用する理由の一つとして、海洋を含む環境の表現に従来の2D映画の技法を用いるよりもより有効であった。

⑤南太平洋の人種の彫りの深い顔を表現するにあたっても、有用であった。

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⑥半神マウイの入墨は、セルアニメの手法で表現されている。

⑦ヨーロッパのいくつかの国では「モアナ」は既に商標として使用されており、スペインではバイアナに変更。

⑧さらにイタリアではオセアニアに変更され、モアナの代わりに主役の名はヴァイアナとなった。

⑨モアナが住む島の布に描かれた絵の中に、本作で監督を務めたロン・クレメンツとジョン・マスカーが登場。

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①『アナと雪の女王』でエルサの魔法で作られた真っ白で巨大な氷の怪物マシュマロウが、トゲトゲの見た目で布に描かれた絵の中に登場。

②ベビー・モアナがテ・フィティの心を見つけるシーンで、海の泡がミッキーマウスの形をしている。

③モアナが航海に出るために荷物をまとめるシーンで、人参と2本の木の枝が登場するが、これは『アナと雪の女王』に登場する雪だるまのオラフ。

④マウイが「俺のおかげさ」を歌うシーンで、『リトル・マーメイド』に登場する魚のフランダーが登場する。

⑤モアナが旅の途中で出会うココナッツの海賊カカモラと戦うシーンで、冷酷なカカモラたちに紛れ、一人だけ優しい顔をしているベイマックスがいる。

⑥タマトアが住む魔物の国・ラロタイでモアナに襲いかかる紫のお面をかぶった魔物は、『ズートピア』に登場するナマケモノのフラッシュ。

⑦タマトアの背中に、『アラジン』の魔法のランプが乗っている。

⑧タマトアのシーンでマウイが一瞬だけ変身するトナカイは、『アナと雪の女王』に登場するスヴェンである。

ズートピア

ズートピア

2016/3/4 公開

ディズニー

①キャッチコピー『そこは、動物たちの≪楽園≫…のはずだった。』

②構想は監督のバイロン・ハワードが『ロビン・フッド』のような、擬人化され、服を着た動物が活躍する作品を作りたいと考えたことに始まった。

③当時並行して製作が進んでいた『シュガー・ラッシュ』や『ベイマックス』のような新しい世界観のものに対し、『ピノキオ』などのような"クラシカルな"ディズニー映画を現代の観客向けに作ることを監督は考えていた。

④登場する動物は哺乳類に限られているが、これは制作チームが各分野の動物学者から情報を収集する中で決められた。

⑤アニメーターらによる動物の調査はサンディエゴ動物園サファリパークやウォルト・ディズニー・ワールドの「ディズニー・アニマル・キングダム」で行われ、さらにはケニアへも赴いた。

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⑥調査期間は合計8ヶ月におよび、様々な動物の歩き方から毛の色までも研究。

⑦映画に登場する動物たちは80万通りもの動きを見せる。

⑧登場人物の毛並みをよりリアルに見せるため、取材はロサンゼルス自然史博物館でも行われ、アニメーターらは様々な光の当たり方を確認しながらマイクロスコープを用いて間近で毛並みを確認した。

⑨各キャラクターには膨大な本数の毛が用いられ、ジュディとニックにはおよそ250万本前後に及ぶ。

⑩他のキャラクターではキリンが900万本、アレチネズミは48万本で、その他の小さな齧歯類でも40万本が使われた。

⑪助監督のジャレド・ブッシュは後に、「毛との戦いだった」と語っている。

⑫当初はニックを中心にズートピアの街を描くストーリーであったが、公開予定までおよそ1年半を切った2014年11月、ジュディとニックの立ち位置を逆転させた。

⑬ジュディを主役に置くという発想について、制作陣は「観客はズートピアという都市をジュディの視点、即ち『都会への憧れ』という目で見られる作品になった」と評した。

⑭サハラ・スクエアは、砂漠の動物たちが暮らすエリアで、地域の中心部はモンテカルロとドバイを元にデザインされている。

⑮ツンドラ・タウンは、寒冷地域の動物たちが暮らすエリアで、ロシア建築を模したタマネギ状のドームを持つ建物や、ホッキョクグマの住処である氷の洞窟をモデルにした氷雪マンションなで、雪と氷で構築されている。

⑯レインフォレスト地区は、熱帯雨林をモデルとしたエリア。

⑰リトル・ローデンシアは齧歯類など小動物が暮らす地域で、街並みはブルックリンを参考にして考案。

⑱サバンナ・セントラルはズートピアの中心都市エリアで、様々な種類の動物が暮らすサバンナがモデルとなっている。

⑲映画監督のバイロン・ハワードとジャリッド・ブッシュが廊下を荷物を持って歩くキャラクターとして登場。

⑳ビルの上の看板には、「preyda 」=「prada」、「just zoo it.」=NIKEの広告「just do it.」、「lululemmings」=「lululemon」といったファッションブランドが並ぶ。

㉑ネズミのマフィアのミスタービッグは、大人気マフィア映画のゴッドファーザーを真似たパロディになっている。

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①ズートピアの警察署に勤めるベンジャミン・クロウハウザーのほっぺに隠れミッキー。

②ズートピアの街並みに映画『ベイマックス』の主人公ヒロのおばさんのキャスが経営する喫茶店が登場。

③ズートピアで詐欺師のウィーゼルトンが売っていた海賊版DVDの一部に『ベイマックス』『塔の上のラプンツェル』『シュガー・ラッシュ』『アナと雪の女王』などがある。

④ゾウさん親子の子供二人が『アナと雪の女王』のアナとエルサの格好をしている。

⑤ベビーカーの中にミッキーのぬいぐるみがいる。

⑥警察署長のボゴが『アナと雪の女王』の主題歌「let it go」を口にする。

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