わんわん物語
1955/6/16 公開
ディズニー
①原題Lady and the Trampを直訳すると「お嬢様と風来坊」という意味で、当初は「貴婦人と浮浪者」という邦題で公開予定だった。
②そのため、当時の日本の映画雑誌にはこの題で記載されているものもある。
③わんわん物語の原案は1937年、ウォルト・ディズニー・プロダクションのスタッフであったジョー・グラントによって作成された。
④グラントがウォルトを自宅に招いた際に、飼っていたアメリカン・コッカー・スパニエルのスケッチを見せたら、ウォルトはこれを気に入り、この犬を主人公にしたストーリーボードを作成してみてはどうかと提案された。
⑤それ以来、1940年代初め頃までグランドとスッタフたちはこの犬を主人公にした物語を作っていた。
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⑥グラントたちが作成したストーリーボードをウォルトが見たのは1943年である。
⑦しかしそのストーリーボードはウォルトを満足させるものではなく、プロジェクトは棚上げされた。
⑧数年後、ウォルトはCosmopolitan誌に掲載されていたウォード・グリーンの短編小説"Happy Dan, The Whistling Dog"を読み、「この小説に書かれているような気ままに生きる犬をグラントのストーリーに登場させればおもしろくなるのではないか」と考えた。
⑨1949年にジョー・グラントはウォルトとの意見の相違からウォルト・ディズニー・プロダクションを退社してしまう。(1980年代に復帰する。)
⑩その後、ウォルトはウォード・グリーンに自分たちが進めているプロジェクトを説明し、レディとトランプを主人公とした小説の執筆を依頼。
⑪1953年に出版されたこの小説が原作となったため、原案を作成したのがグラントであるにもかかわらず、彼の名前はこの映画にクレジットされていない。
⑫それまでのディズニー映画は『白雪姫』や『ピノキオ』といった童話が原作だったが、本作は完全オリジナルストーリーである。
⑬およそ20年の歳月と300人のアーティスト達の手によって完成。
⑭この頃、ウォルトはディズニーランド設計及びテレビ番組・『ディズニーランド』出演の為、あまり本作に集中出来ず脚本家のアードマン・ペナーと総監督のケン・ピーターソンが共同で支えていた。
⑮『シンデレラ』から続いたウィルフレッド、ハミルトン、クライドの3人共同監督の最終作となった。
⑯トランプとレディがスパゲッティを食べている最中に偶然キスをするシーンは有名であり、イギリスのTotal Film誌が選出した「映画史に残る最高のキスシーン50」では第8位に選ばれた。
⑰当初ウォルトは犬がスパゲッティを食べるというこのシーンに対して否定的だったが、フランク・トーマス(元ウォルト・ディズニー・プロダクションのアニメーター)が作成したアニメーションを見て考えを変えた。
⑱映像には様々な工夫が凝らせていて、基本的に犬の視点からのアングルで描かれている為、人間の登場人物はその顔や表情が映されることが少なく、多くが腰から下の映像である。
⑲特にジムとダーリングは主人公の飼い主であるにもかかわらずはっきりと顔が映る場面はほとんど無いに等しい。
⑦しかしそのストーリーボードはウォルトを満足させるものではなく、プロジェクトは棚上げされた。
⑧数年後、ウォルトはCosmopolitan誌に掲載されていたウォード・グリーンの短編小説"Happy Dan, The Whistling Dog"を読み、「この小説に書かれているような気ままに生きる犬をグラントのストーリーに登場させればおもしろくなるのではないか」と考えた。
⑨1949年にジョー・グラントはウォルトとの意見の相違からウォルト・ディズニー・プロダクションを退社してしまう。(1980年代に復帰する。)
⑩その後、ウォルトはウォード・グリーンに自分たちが進めているプロジェクトを説明し、レディとトランプを主人公とした小説の執筆を依頼。
⑪1953年に出版されたこの小説が原作となったため、原案を作成したのがグラントであるにもかかわらず、彼の名前はこの映画にクレジットされていない。
⑫それまでのディズニー映画は『白雪姫』や『ピノキオ』といった童話が原作だったが、本作は完全オリジナルストーリーである。
⑬およそ20年の歳月と300人のアーティスト達の手によって完成。
⑭この頃、ウォルトはディズニーランド設計及びテレビ番組・『ディズニーランド』出演の為、あまり本作に集中出来ず脚本家のアードマン・ペナーと総監督のケン・ピーターソンが共同で支えていた。
⑮『シンデレラ』から続いたウィルフレッド、ハミルトン、クライドの3人共同監督の最終作となった。
⑯トランプとレディがスパゲッティを食べている最中に偶然キスをするシーンは有名であり、イギリスのTotal Film誌が選出した「映画史に残る最高のキスシーン50」では第8位に選ばれた。
⑰当初ウォルトは犬がスパゲッティを食べるというこのシーンに対して否定的だったが、フランク・トーマス(元ウォルト・ディズニー・プロダクションのアニメーター)が作成したアニメーションを見て考えを変えた。
⑱映像には様々な工夫が凝らせていて、基本的に犬の視点からのアングルで描かれている為、人間の登場人物はその顔や表情が映されることが少なく、多くが腰から下の映像である。
⑲特にジムとダーリングは主人公の飼い主であるにもかかわらずはっきりと顔が映る場面はほとんど無いに等しい。