ソウルフル・ワールド
2020/12/25 公開
ピクサー
①キャッチコピーは『もしも「どんな自分になるか」を決める場所があったとしたら・・・?』『ソウルの世界へ、ようこそ!そこは「どんな自分になるのか」を決める場所・・・の、はずだった—』
②ピクサーの長編映画としては23作目。
③本作は、第73回カンヌ国際映画祭の公式セレクションとして他55作品と共に公式選出されたため、予告編の冒頭ではカンヌ国際映画祭のロゴが表示されている。
④「ピクサーの幸運のお守り」と称され、長編作品全てに出演していたジョン・ラッツェンバーガーは本作で初めて声の出演をしていない。
⑤「(ラッツェンバーガーをアニメーション化して)背景キャラクターとしてセリフなしで登場させた」と共同作家のケンプ・パワーズが明かしている。
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⑦日本においても当初の公開日は2020年夏と発表されていたが、アメリカ合衆国の公開延期にともない、日本での公開も同年12月11日に後ろ倒しとなった。
⑧2020年10月8日、ウォルト・ディズニー・カンパニーはアメリカ合衆国での劇場公開を断念し、同年12月25日に同社傘下のDisney+での公開に切り替えると発表。
⑨本作と同様の理由でDisney+での配信に切り替えた実写リメイク作品『ムーラン』は、Disney+の月額利用料金とは別にプレミアアクセス追加料金を支払った上で作品を視聴する形態であったが、本作品については追加料金を支払わずに視聴できる形態となる。
⑩監督ピート・ドクターによると、特定の楽器を担当するアニメーターは、その楽器を演奏した経験があったり、その楽器の良さを知っていたりすることが多い。
⑪ジョーの家族が経営する仕立て屋は、カリフォルニア州バークレーに実在する「Advanced European Tailoring」という店をベースにしており、ピクサーのアニメーターたちは、何時間もかけてこの店に通い、店の外観から従業員の動きまで、メモやイラストで表現した。
⑫共同作家のケンプ・パワーズによると、作中の最後のセリフは「わからないけど、一瞬一瞬を楽しむよ。」となる予定だったが、アニメーターが「人生は辛い瞬間で溢れており、その中を生き抜いていかなければならない」ということを指摘したため、「わかないけど、一瞬一瞬を生きるよ。」に変更された。
⑬科学実験の際に、後ろの黒板に書かれている化学式はチョコレートの化学式。
⑭ムーンウィンドがゾーンの世界で乗船している船のイカリはCNDのピースマークであり、ニューヨークにいるムーンウィンド本人もピースマークのピンを上着に付けている。
⑮ジョーがマンホールに落ちるシーンで道に止まっているバンの車体には「Retlaw Enterprises(レトロウ・エンタープライズ)」と書かれており、これは、ウォルト・ディズニーが作ったミニチュア蒸気機関車の会社。
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①ジョーと22番が訪れた何でもある世界にピザプラネットトラックが隠されている。
②何でもある世界に道路標識として「A113」が登場している。
③壁の落書きとして「A113」が描かれているシーンもある。
④夢中になれるものを探しに行った世界にピクサーランプが登場する。
⑤ゾーンの世界でムーンウィンドによって情熱を取り戻した証券会社で働いていた男性の机の上に、ピクサー作品の隠しキャラとしてお馴染みの「中華料理のお持ち帰り用箱」が置かれている。
⑥ジョーと22番がニューヨークに戻った後、入れ替わっている体を元に戻すためにムーンスターに助けを求めた後のシーンで、ジョーがゴミ箱に突っ込んで転んでしまった際に、ジョーが手を突っ込んでしまったのが、「中華料理のお持ち帰り用箱」である。
⑦ジョーとミスターミトンズが乗ろうとしている電車は、『モンスターズ・インク』に出てくる、人間の靴下がモンスターの世界に入り込んでしまったことを示すコードの「2319番」であり、ピーター・ドクターの監督作である。
⑧次回作「ルカ」に登場する「Portorosso」という地名が、旅行代理店の窓にポスターとして貼られている。
⑨『カーズ』でマックイーンとハドソンがレース勝負をしたダートコースにそびえる変わった形の岩か、何でもある世界にもある。
⑩何でもある世界に写るジャンボジェットは、『カーズ2』で登場するジャンボジェット機のエバレット。
⑪『カーズ2』で写るビックベンとエッフェル塔が、何でもある世界にも写る。
⑫『ウォーリー』のアクシオムが何でもある世界に写る。
⑬何でもある世界で空に浮かんでいるのは、『カールじいさんの空飛ぶ家』のチャールズ・マンツの飛行船「スピリッツ・オブ・アドベンチャー」号。
⑭夢中になれるものを探すことができる世界で、3つの的に向けて弓を放とうとしているシーンは、『メリダと恐ろしの森』でメリダが花婿を決める儀式のシーンにあった、メリダが3つの的の真ん中めがけて弓を射るシーンのパロディ。
⑮『インサイド・ヘッド』でライリーの記憶の中で、記憶から消えつつあるということで解体作業がなされたシンデレラ城が何でもある世界に写る。
⑯『インサイド・ヘッド』のライリーの成長に合わせて、「記憶のゴミ捨て場」に捨てるために使われたブルドーザーが、何でもある世界に写る。
⑰『インサイド・ヘッド』でライリーの幼いころの記憶で両親と遊んだトランポリンが、何でもある世界に写る。
⑱『インサイド・ヘッド』のタイトルでも表示されたシーンで写る、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジが、何でもある世界に写る。
⑲ニューヨークに22番と戻ったジョーが地下鉄に乗って移動しているシーンで、地下鉄の車内にたくさんある広告の1つでIT企業の「Brang」は、『インサイド・ヘッド』のライリーの父親が就職した会社。
⑳何でもある世界の空に浮かぶクジラは、『ファインディング・ドリー』の海洋生物研究所の水族館エリアで、天井からつるされているクジラの展示物と同じ。
㉑夢中になれるものを探すことのできる世界で、ソウルが乗って遊んでいるオレンジ色のゴムボートは、『ファインディング・ドリー』で、ドリーが研究所の職員に捕まった際に、職員たちが乗っていたゴムボートと同じ。
㉒何でもある世界にあるメキシコ式ピラミッドは、『リメンバーミー』でミゲルが迷い込んだ死者の国の建物。
㉓ゾーンの世界で入れ墨師のスタジオの壁にかかっているのは『リメンバーミー』で登場する使者たちをイメージしたイラスト。
㉔『インクレディブル・ファミリー』の冒頭でアンダーマイナーによって破壊された街のモノレールが、何でもある世界でも走っている。
㉕22番についたメンターには有名な人物がたくさんおり、コペルニクス、モハメド・アリ、カール・ユング、マリー・アントワネット、ジャンヌ・ダルク、孔子、アルバート・アインシュタイン、アレサ・フランクリン(女性ソウル歌手)、ジャック・カービー(マーベルコミック作画家)、ジョー・ランフト(ピクサーやディズニーで活躍したアニメーション脚本家)など。